座席指定制列車を終夜にも運転! 京王電鉄臨時列車・終夜運転(2018年12月~2019年1月)

京王電鉄は11月22日、プレスリリースにて12月22日~12月24日に臨時列車を運転すると公表した( 臨時座席指定列車「冬の高尾山ハイキング号」を運行します! )。また京王電鉄は11月29日、プレスリリースにて2018年12月31日~2019年1月1日にかけて終夜運転を行うと公表した( 終夜運転を京王線・井の頭線で実施します! )。さらに京王電鉄は12月14日、プレスリリースにて12月22日~12月24日に臨時列車を追加で運転すると公表した( 高尾山口発の座席指定列車「高尾山ハイキング号」を運行します! )。今回はこれらについて見ていく。

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実施鉄道会社(予定):JR東日本、京急電鉄、東急電鉄、小田急電鉄、京王電鉄、西武鉄道、東武鉄道、京成電鉄、相模鉄道、東京メトロ、東京都交通局、横浜市交通局、埼玉高速鉄道、横浜高速鉄道、つくばエクスプレス、伊豆箱根鉄道、ゆりかもめ、東京臨海高速鉄道、東京モノレール、多摩都市モノレール、埼玉新都市交通、横浜シーサイドライン、江ノ島電鉄、湘南モノレール、銚子電気鉄道、JR西日本、阪神電鉄、山陽電鉄、阪急電鉄、能勢電鉄、京阪電鉄、近畿日本鉄道、南海電鉄、泉北高速鉄道、神戸電鉄、水間鉄道、大阪モノレール、近江鉄道、大阪市交通局、北大阪急行電鉄、京都市交通局、名古屋市交通局、札幌市交通局、函館市交通局、富士急行、長野電鉄、上田電鉄、富山ライトレール、北陸鉄道、広島電鉄、一畑電車、高松琴平電気鉄道、JR九州、西日本鉄道、福岡市交通局、長崎電気軌道、熊本電気鉄道


1. 史上初!新宿発高尾山口行きの座席指定制列車運転

今回の2018年12月京王電鉄臨時列車運転では、12月の三連休に5000系(「京王ライナー」型車両)により「冬の高尾山ハイキング号」を運転した。

この列車は新宿を10時28分に出発し、高尾山口までノンストップで運転された。ただ新宿10時27分発準特急高尾山口行きの続行として運転されたため、高尾山口まで58分かかることとなった。

また「冬の高尾山ハイキング号」は、夕方以降に運転される「京王ライナー」と異なり、運賃と座席指定券では利用できず、院亜t-ネットで抽選申し込みを行った上で、当選した場合には京王高尾山温泉の入館券とオリジナルてぬぐいなどの記念品とのセット券(大人3,000円、こども2,000円)を購入しなければならなかった。

今回の「冬の高尾山ハイキング号」同様土休日の朝に運転された京急電鉄「ホリデー・ウィング」号の場合は、抽選はあったものの通年発売の企画きっぷを購入する必要があったが、今回の京王電鉄「冬の高尾山ハイキング号」は今回限定のセット券を購入しなければならず、また当日乗車もできない、完全ツアー制列車として設定された。

2. 急遽決定!高尾山口始発の座席指定制列車再び!

しかし新宿始発「冬の高尾山ハイキング号」運転1週間を前にして、逆方向となる高尾山口発新宿行き「冬の高尾山ハイキング号」も運転されると公表された。運転時刻は高尾山口17時53分発として設定され、ノンストップながらも所要時間は57分となっており、11月に運転された「Mt.TAKAO号」とは運転時刻が異なる。

なお、夕方の高尾山口始発「冬の高尾山ハイキング号」は11月に運転された「Mt.TAKAO号」同様、高尾山口駅で現金で購入することができた。なお、朝の新宿始発「冬の高尾山ハイキング号」に乗車すると、夕方の高尾山口始発「冬の高尾山ハイキング号」の購入整理券を追加料金なしでもらうことができ、一般客より30分早い時間から購入することができた。

この高尾山口始発「冬の高尾山ハイキング号」は、おそらく「Mt.TAKAO号」の盛況ぶりを受けて急遽運転が決まったものなのだろう。ともなると、今後も高尾山口始発の座席指定制列車は今後も土休日を中心に設定されていくのだろう。

3. 終夜運転でも「京王ライナー」運転へ!

また今回の2018年12月~2019年1月京王電鉄終夜列車運転では、史上初となる「京王ライナー」の終夜運転が実施される。

終夜運転における追加料金が必要な列車の運転は小田急電鉄の「ニューイヤーエクスプレス号」や近鉄特急は1時間に1本以上運転しているが、そのほかではJR東日本の「初日の出号」各種や京成電鉄「シティライナー」1往復などにとどまっており、あまり多くはない。

運転されるのは新宿0時50分発の高尾山口行きと新宿2時40分発高尾山口行きで、2018年2月22日ダイヤ改正より定期列車として運転されている「京王ライナー」同様府中から先は特急停車駅に停まり、新宿以外で乗車する場合には座席指定券は不要となる。またインターネットによる予約サービスが利用できる。

この終夜「京王ライナー」は新宿→高尾山口が45~47分とノンストップの臨時「Mt.TAKAO号」や臨時「冬の高尾山ハイキング号」より10分以上速く、新宿~北野で比べても定期「京王ライナー」と同等の所要時間となっている。

また迎光号の愛称を今シーズンより特急から「京王ライナー」に格上げさせることとなった。

なお、終夜運転では相模原線直通橋本行き「京王ライナー」は設定されないほか、前シーズンまで運転されていた終夜運転の特急は急行に格下げされることとなった。むしろ深大寺(つつじが丘が最寄駅)アクセスを考えると、特急の急行格下げは利便性向上になっているのではないだろうか。

ただ、「京王ライナー」設定により、各駅停車が30~40分間隔から40分間隔にやや広がることとなった。

4. 結び

今回の2018年12月京王電鉄臨時列車運転では、土休日の朝に「冬の高尾山ハイキング号」を運転して再びいかに乗客が利用するか動向を見極めたほか、前回11月の臨時列車運転で好評だった土休日夕方の座席指定制列車を復活するなど、通勤目的ではなく観光目的としての座席指定制列車の活用に活路を見出しているようにも見える。

またこれまで終夜運転の看板列車であった迎光号の愛称を「京王ライナー」に与えるなど、特急に代わる新たな看板列車としての地位を定着させているようだ。

これまで不定期急行以外で臨時列車とはほぼ無縁だった京王電鉄で今後どのような臨時列車が設定されるのか、また次のダイヤ改正で土休日朝の新宿発高尾山口行き「京王ライナー」や土休日夕方の高尾山口発新宿行き「京王ライナー」が定期化するのか、見守ってゆきたい。


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