史上初!首都通過の高速列車運転! 平昌冬季オリンピックに伴うKORAIL京江線臨時列車運転(2018年1月~3月五輪期間)

KORAILは韓国江原道で行われる平昌冬季オリンピックに合わせ、2018年1月26日から2018年3月22日までの期間にKTX京江線にて臨時列車を多数運転すると時刻表にて公表した。今回はこれについて見ていく。


1. KTX京江線、仁川国際空港乗り入れ実施へ

今回の2018年1月26日から3月22日までに実施されるKORAILKTX京江線の臨時ダイヤでは、期間中仁川空港発着の列車が設定される。2017年12月22日のKTX京江線開業以来主にソウル駅発着と朝夕の毎日運転の一部の列車と金土日運転の曜日運転臨時列車がソウル市東側のターミナル清涼里発着で運転されていたが、オリンピック期間に限りソウル駅よりさらに西の2018年1月13日に開業したばかりの仁川空港第二ターミナル駅まで62.6km運行区間を延ばすこととなった。
もちろん増発が行われるわけだが、KORAILとしても保有編成数の問題からできる限り本数は抑えたいところだ。特に2月中はオリンピック期間があることもあり、京江線以外のKTXの仁川空港乗り入れが中止されるほどだ。そこで5期間に分けることにより極力他線への影響を小さくしようとしている。
それでは次の節より期間別の臨時ダイヤについて見ていく。

1.1. 1月26日~1月31日は4往復の増発にとどまる

まずは1期目である1月26日~31日の期間。平昌冬季オリンピックは2月9日開幕であるから、仁川空港乗り入れ予行練習ダイヤともとれる。そのためKORAILでは時刻表を別に設けてはいるものの、実は通常ダイヤから仁川空港発着のKTX京江線4往復を臨時増発したに過ぎないものとなっている。
仁川空港発着のKTX京江線の停車駅は仁川空港第2ターミナル、仁川空港第1ターミナル、コマム、ソウル駅、珍富(オリンピック会場最寄駅)、江陵のみで、仁川空港~ソウル駅間はKTX京釜高速線と同一であるが、定期列車の全列車停車駅であるソウル市東側のターミナル清涼里は通過となる。所要時間は江陵行きが主に2時間48分、仁川空港行きが2時間50~52分で運転される。車両は通常時同様KTX_山川(12000番台ダリアン)10両編成(機関車2両+客車8両)での運転となり、増えるのは2運用のみとなりそうだ。そのため2月中のように他のKTXの時刻の変更は行われないこととなっている。ただ同じ料金でソウル駅~江陵間が通常列車より8~12分速いと考えればお得な列車になるのであろう。この増発により、毎日運転列車は期間中18往復から22往復に増加している。

1.2. 開幕直前ダイヤで上鳳発着設定へ

次が2月1日~2月9日までに実施される臨時ダイヤ。このダイヤの適用最終日である2月9日が平昌冬季オリンピック開会日でるが、競技日程の都合上カーリングとスキージャンプは2月8日より競技が実施される。そのため大会期間中ほどではないものの旅客が多く見込まれる時期となる。
2月中のダイヤは1月までや3月以降と異なり、定期列車の間合いに臨時列車を入れる形ではなく初電から終電まで完全な臨時ダイヤが組まれる。それに加え、オリンピック会場最寄り駅珍富では5分停車時間が設けられ、車両は通常ダイヤで運転されるKTX_山川(12000番台ダリアン)だけでは足りず、KTX-山川(11000番台)も一部で使用している。また、上下とも曜日運転列車は2月中設定されていない。
それでは2月1日~9日のKTX京江線の臨時ダイヤについて見ていく。まずは仁川空港基準でも見ていくと、第2ターミナル駅毎時00分発、第1ターミナル駅毎時11分発に統一されている。仁川空港発着のKTX京江線は2月1日~9日の臨時ダイヤ期間中毎日16往復設定され、そのうち半分の8往復がソウル駅に停車する。逆を言えば8往復はソウル市内無停車ということになり、史上初の首都を通過するKTXが運転されることとなる。それ以外の仁川空港発着のKTX京江線の停車駅は珍富(オリンピック会場最寄駅)、江陵のみで、1月中に設定された仁川空港発着の臨時列車で停車していたコマムは全通過となる。
次に、ソウル駅基準で見ていく。通常ダイヤでは毎時01分発に設定されていたが、2月1日~9日の臨時ダイヤ期間中は毎時55分発の発車となる。ただし同じ毎時55分発の中でもソウル駅始発列車と仁川空港始発列車とでは停車駅や所要時間が大きく異なる。仁川空港発着列車については先述した通りだが、ソウル駅発着のKTX京江線は10往復設定され、ソウル駅に停車するKTX京江線は先述の仁川空港発着便のうち半分のソウル駅停車便と合わせて18往復となる。また停車駅に関してもソウル駅東側のターミナル駅である清涼里と原州市中心地に京江線で最も近い万鐘に全停車している。
次はソウル市東側のターミナル駅である清涼里であるが、清涼里基準だとパターンダイヤは崩れてしまっている。そこで停車本数で見ていくと、先述したソウル駅発着の10往復のほか、清涼里発着のKTXも10往復運転されている。仁川空港発着の列車は主に韓国遠方や世界各地から航空機でやってきた観客の輸送手段であるが、清涼里停車便はソウル市内からオリンピック会場に向かう観客のための列車としており、棲み分けをしているのだろう。なお清涼里停車の列車は、通常ダイヤでは一部列車が停車する上鳳を2月中は全列車通過するが、万鐘、珍富(オリンピック会場最寄り駅)、江陵には全て停車する。
そして今回の臨時列車運転で設定される上鳳始発の列車だ。この期間中は15往復運転され、最小停車パターン列車は万鐘、珍富(オリンピック会場最寄り駅)、江陵となる。ソウル地下鉄7号線を用いて江南地域から向かうのにアクセスが良いのであろう。
その他、江陵や珍富(オリンピック会場最寄り駅)基準で上り列車(清涼里・ソウル・仁川空港方面)のダイヤを見ると、下り列車(珍富・江陵方面)と変わりパターンダイヤが組まれていない。朝夜を除きどの時間帯も毎時3本運転されるのだが、行き先がバラバラで停車パターンは先述の下り列車(珍富・江陵方面)の通りさらにバラバラとなっている。
これにより2月1日~9日の期間中KTX京江線は全列車が珍富(オリンピック会場最寄り駅)に停車し、51往復の運転となっており、通常ダイヤの月~木曜の18往復より183.3%増となった。

1.3. オリンピック期間中はさらに増発

次に2月10日~2月24日の臨時ダイヤについて見ていく。この期間は平昌冬季オリンピックの開会式の翌日から閉会式の前日までの期間で、様々な競技が行われている。
そこでオリンピック期間中の臨時ダイヤについて見ていく。仁川空港発着列車は一部がコマムに停車する。そして、ソウル駅には一部列車が停車するのは前の期間と同じだが、なんと清涼里に全列車が停車する。そして前の期間ではほぼノンストップだった仁川空港発着列車が原州市の中心地に近い万鐘に半分ほどが停車する。対してソウル発着列車は全列車が上鳳に停車する。珍富(オリンピック会場最寄り駅)、江陵に全列車停車というのは変わりないが、前の期間と異なり停車駅が増えているのは、いかに少ない編成数で定員いっぱいで運転させるかを考えて結果ではないだろうか。一見行先別に旅客が分かれにくいが、逆を言えばこぞってどの列車も席が埋まるということではないだろうか。
なお運転本数はオリンピック開幕直前と変わらない51往復で、各駅始発列車の本数も2月中は変わらないこととなった。
なお、平昌冬季オリンピック閉会日の2月25日~2月28日の臨時ダイヤは先述の2月1日~9日のダイヤと同じダイヤで運転され、また平昌冬季パラリンピック期間(3月9日~18日)を含む3月1日~22日は1月26日~31日と同じダイヤでの運転となる。

2. 結び

今回の2018年1月~3月のKTX京江線臨時列車運転では、韓国江原道で開催される平昌冬季オリンピック・パラリンピック開催に伴い、1月と3月は仁川空港発着列車の4往復増発のみに留まるものの、2月中は韓国国内中の列車の時刻を変更させるなど大掛かりな臨時ダイヤとなっている。オリンピック閉会後、今後どのように沿線が発展するか楽しみにしたい。
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