3線新規開業で利便性向上へ! 武漢地下鉄ダイヤ改正(2017年12月26日/2018年1月12日) 武汉地铁调图

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武漢地下鉄は2017年12月26日、プレスリリースにて12月26日にダイヤ改正を行ったと公表した( 武汉轨道交通8号线、阳逻线、1号线径河延伸线开通试运营 )今回はこれについて見ていく。

1. 路線延伸と2路線同時開業へ

今回の2017年12月26日武漢地下鉄ダイヤ改正では、2路線の新規開業と1路線の延伸が同時に行われる。

まずは、地下鉄1号線の延伸から。これまで地下鉄1号線は漢口北駅〜東呉大道間の全長33.818kmの路線であったが、今回の路線延伸で東呉大道〜径河間の3駅間4.118kmが延伸し、全長37.936km、32駅の路線へと延伸した。最高速度は80km/hとなっており、4両編成B型車(京急・阪急と同じ車両サイズ)での運転となっている。これにより漢口北駅~径河間の全線所要時間は75分となり、平日朝夕ラッシュ時は40運用での運転となり、3分42秒間隔が維持されることとなった。

次に、新規開業した地下鉄8号線。地下鉄8号線は金潭路~梨園間の全長16.204km、12駅の路線で、6両編成A型車(JR北海道・近鉄・南海と同じ車両サイズ)が用いられ、最高速度80km/hで運転される。途中駅では地下鉄2号線や地下鉄3号線、地下鉄1号線、地下鉄4号線に乗りけることができる。全線所要時間は29分となっている。

運転間隔は平日朝夕ラッシュ時は15運用で、4分30秒間隔で運転される。

初電は、平日は金潭路発梨園行きが金潭路6時00分発、梨園発金潭路行きが梨園6時00分発となっている。一方土休日は金潭路発梨園行きが金潭路6時30分発、梨園発金潭路行きが梨園6時30分発となっている。終電は平日・土休日とも共通しており、金潭路発梨園行きが金潭路22時30分発、梨園発金潭路行きが梨園22時30分発となっている。

最後に、新規開業した陽邏線。武漢地下鉄初の郊外路線で、後湖大道~金台間の34.575km、16駅を結ぶ路線で、4両編成A型車(JR北海道・近鉄・南海と同じ車両サイズ)が用いられ、最高速度100km/hで運転される。後湖大道では地下鉄3号線に乗り換えられるほか、新栄長距離バスセンターでは改札外乗り換えで地下鉄1号線新栄駅に連絡することができる。

運転間隔は平日朝夕ラッシュ時は15運用で、6分42秒間隔で運転される。

初電は、平日は後湖大道発金台行きは後湖大道6時00分発、金台発後湖大道行きは金台6時00分発となっている。一方土休日は後湖大道発金台行きは後湖大道6時30分発、金台発後湖大道行きは金台6時30分発となっている。終電は平日・土休日とも共通しており、後湖大道発金台行きは後湖大道21時30分発、金台発後湖大道行きは金台20時30分発となっている。

2. ラッシュ時のゆとりダイヤ実施へ

また2018年1月12日武漢地下鉄ダイヤ改正では、地下鉄1号線と地下鉄3号線で平日朝夕ラッシュ時の運用本数が増加した。

地下鉄1号線では先述の2017年12月26日ダイヤ改正にて路線延伸したため平日朝夕ラッシュ時に40運用に増加したが、折返しする際にゆとりを設けるため1運用増加し41運用とした。なお運転間隔は3分42秒間隔のまま変わりない。

また地下鉄3号線では平日朝夕ラッシュ時の運用本数が24運用から25運用に増加した。ただ運転間隔は4分42秒間隔のまま変わりない。

そのほか、2017年12月26日に開業した地下鉄8号線で初終電の時刻修正が行われた。


3. 結び

今回の2017年12月26日武漢地下鉄ダイヤ改正では、地下鉄1号線の延伸と地下鉄8号線・陽邏線の新規開業が実施され、武漢地下鉄の市内交通が一挙に拡充された。今後も武漢地下鉄では中国の他都市同様路線延伸が見込まれており、より一層の都市内交通拡充が見込まれる。

今後2004年開業で中国の地下鉄としては古参の部類に入る地下鉄1号線の4両から6両への増強はあるのか、今後の路線網拡充でどのようなダイヤ改正を実施するのか、見守ってゆきたい。

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