2018年08月17日

見直しは小規模も初終電の大幅変更へ JR九州熊本支社ダイヤ改正(2018年3月17日)

JR九州熊本支社は12月15日、プレスリリースにて2018年3月17日にダイヤ改正を行うと公表した( 平成30年3月17日にダイヤを見直します )。またJR九州は2月16日、2018年3月17日ダイヤ改正の削減本数について公表した( 平成30年3月17日からの新しいダイヤについて )。今回はこれについて見ていく。

2018年3月17日全国一斉ダイヤ改正まとめについてはこちら!

1. 見直しは小規模に

今回の2018年3月17日JR九州熊本支社ダイヤ改正では、JR九州の他地域同様見直しが実施される。ただ、熊本支社管内は減便本数が少なく、在来線はほとんどが初電の繰り下げまたは終電の繰り下げに伴う減便にとどまっている。

まずは鹿児島本線。昼間の銀水発着の普通列車が鳥栖発着の区間快速に延長・格上げされ、鳥栖~大牟田間で通過運転を行うようになったほか鳥栖・久留米で博多方面快速列車に接続するようになった。ただし区間快速は銀水を通過するため、銀水駅の乗車チャンスが減ることとなった。一方で田原坂通過の普通列車が設定されていたが、今回のダイヤ改正で区間快速含め全列車が停車することとなり、利用チャンスが増加することとなった。減便されたのは熊本15時51分発普通八代行き、熊本21時13分発普通八代行きとなっている。

なお、初電は八代5時10分発普通熊本行きが八代5時08分発に2分繰り上がった。終電は大牟田発普通八代行き最終列車が大牟田23時08分発から23時22分発へ14分繰り下がることとなった。これは博多方面から接続する門司港20時21分発快速大牟田行きが区間快速(鳥栖まで快速)に格下げされることにより、所要時間がかかるようになったためであると思われる。なお、熊本駅での停車時間が15分から1分に大幅短縮され、熊本発時刻が24時13分から24時12分に1分繰り上がることとなった。また熊本から大牟田への最終列車は23時39分発から23時34分発へ5分繰り上がることとなった。

次に豊肥本線。熊本発肥後大津行き初電が熊本5時05分発から5時23分発に18分繰り下がった。一方熊本から肥後大津への終電は熊本24時07分発から24時13分発に6分繰り下がった。JR九州鹿児島支社管内ダイヤ改正では九州新幹線「みずほ611号」の到着に合わせ終列車を全方面で2分繰り上げたが、熊本連絡の豊肥本線では九州新幹線「つばめ351号」の熊本到着から連絡時間が長引くこととなった。また今回のダイヤ改正と同時に熊本駅を通るすべての線路が高架化された影響もあるのか、豊肥本線と鹿児島本線を直通する列車が削減され、鹿児島本線大牟田方面と八代方面を直通する列車が増えた。

一方三角線では、終電の繰り上げが実施される。熊本発三角行き最終は熊本23時15分発から22時34分発に41分繰り上がり、三角発熊本行きは三角22時09分発から三角21時32分発へ37分繰り上がることとなった。

2. 肥薩線で大幅減便へ

また今回の2018年3月17日JR九州熊本支社ダイヤ改正では、肥薩線で大幅な減便が実施された。八代~人吉間では八代8時10分発普通人吉行き、八代11時06分発普通人吉行き、人吉22時07分発快速八代行きの下り列車3本が廃止され、上り列車も、人吉13時54分発普通八代行き、人吉17時42分発普通八代行きがの2本廃止された。これらの列車廃止により八代から人吉に向かう普通列車が八代6時57分発の次が12時49分発となり5時間52分空くことになった。

また初電も変更される。人吉5時24分発普通八代行きは人吉5時31分発に7分繰り下がったほか、人吉5時41分発普通人吉行きが八代5時18分発に33分繰り上がることとなった。終電も変更され八代から人吉への最終列車は八代22時07分発の快速人吉行きから八代21時11分発普通人吉行きに56分繰り上がった。また人吉から八代への最終列車は人吉20時48分発から人吉21時28分発へ40分繰り下がることとなった。この運用繰りの変化により、少なくとも1両が削減されたほか、人吉での夜間滞泊車両が2本から1本に減った。

また人吉7時10分発快速熊本行きが八代始発に短縮され、肥薩線内で廃止された。なお鹿児島本線内のみの運転となっても気動車による運転となっている。これにより八代~人吉間では料金不要列車が11往復から8往復に3往復が減便され、肥薩線内快速列車が廃止となった。

また人吉~吉松間では5往復から3往復に減便される。減便されるのは全て初列車と終列車で、下りは人吉7時18分発吉松行き、人吉19時47分発普通吉松行きの2本が減便され、上りは吉松6時10分発人吉行きと吉松18時22分発人吉行きの2本が減便された。

3. 結び

今回の2018年3月17日JR九州熊本支社ダイヤ改正では、多くの路線で見直しは小幅になったものの、肥薩線では大幅な減便が実施された。今後どのようなダイヤ改正が行われるのか、見守ってゆきたい。

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2018年08月15日

新線開業と最高速度引き上げでスピードアップへ! 中国鉄路ダイヤ改正(2018年7月1日) 中国铁路调图

中国鉄路総公司は6月30日、プレスリリースにて7月1日に全国規模でダイヤ改正を行うと公表した( 7月1日起全国铁路调图提速扩能 )。また中国鉄路総公司は6月28日、プレスリリースにて7月1日に昆楚大線を開業すると公表した( 昆楚大铁路7月1日开通运营 )。今回はこれらについて見ていく。

中国鉄路ダイヤ改正のうち広州集団鉄路公司管内についてはこちら!

1. 最高速度引き上げへ

今回の2018年7月1日中国鉄路ダイヤ改正では、2線区で最高速度の引き上げが実施される。

南寧~柳州間を結ぶ柳南客運専用線では最高速度が200km/hから250km/hへ引き上げられる。これにより、南寧~柳州間では高速列車CRHで最速1時間16分から59分に短縮されることとなった。ただこの59分運転を行うのは南京南発南寧東行きG1503列車と南寧東発南京南行きG1504列車の1往復のみで、その他の高速列車(主にD列車)は最速1時間04分で結ぶことで概ね12分短縮されることとなった。一方高速列車CRHは南寧→柳州は47本→42本に5本減便、柳州→南寧は47本→44本に3本減便されることとなった。なお、南寧~柳州間での快速や特快、直達特快の運転は継続される。そのほか、成都10時10分発広州行きK828快速列車が深圳東行きに延長し、広州16時45分発成都行きK827快速列車も広州始発から深圳東始発へ延長されることとなった。

また南京~合肥~武漢間を結ぶ寧蓉客運専用線でも最高速度が200km/hから250km/hへ引き上げられる。南京~合肥~武漢間では高速列車CRHで最速3時間01分から2時間30分へ、南京南~合肥南間では58分から52分に短縮されることとなった。また南京~合肥~武漢間の高速列車CRHは49往復から52往復に増発されることとなった。

今回最高速度が引き上げられた寧蓉客運専用線のうち六安~武漢間では在来線快速列車の運転が既にないが、その他の南京~合肥~六安間の快速運転区間では今回のダイヤ改正に合わせ快速列車の減便が実施された。

南京~合肥間では快速列車が6往復運転されていたが、今回のダイヤ改正で1往復にまで大幅削減されることとなった。廃止対象となったのは、上海11時48分発信陽行きK464快速列車、平頂山17時50分発上海行きK462快速列車、上海13時32分発重慶北行きK1152快速列車、重慶北10時07分発上海行きK1154快速列車、上海15時06分発南陽行きK1106快速列車、南陽21時30分発上海行きK1108快速列車、上海南23時20分発阜陽行きK8362快速列車、阜陽17時28分発上海南行きK8364快速列車の合計4往復8本となった。

そのほか、経由変更で合肥に向かわなくなった列車もある。上海11時41分発石家荘北行きK1012快速列車、石家荘北15時30分発上海行きK1014快速列車は合肥経由から蚌埠経由に変更されることとなり、所要時間が延び経路も遠回りになったことから運賃が値上げされることとなった。

なお、南京~合肥間で唯一生き残った快速列車1往復である上海11時16分発成都行きK1156快速列車は、馬鞍山、蕪湖、南充に追加停車することとなり、成都着時刻が15時30分から18時48分へ3時間18分繰り下がることとなった。また成都発上海機行きK1158快速列車も同様に南充、蕪湖、馬鞍山に追加停車することとなり、成都発時刻が11時07分発から8時30分発へ2時間37分繰り上がったほか、上海着時刻も16時24分着から14時40分着へ1時間44分繰り上がることとなった。代替として南通発重慶北行きT237特快列車が蘇州始発に変更し、重慶北発南通行きT235特快列車が蘇州行きに変更され、ともに南京を経由することとなった。

また南通16時58分発西安行きK62快速列車及び西安14時16分発南通行きK60快速列車は合肥経由から蚌埠経由に変更されることとなり、合肥と南通を結ぶ快速列車は全滅し、高速列車CRHによる動車列車3往復のみとなった。なおこのK60快速列車とK62快速列車は所要時間は伸びるようになったものの、運転経路が短縮されたため運賃値下げが実施されることとなる。

2. 新線開業で高速化へ

また今回の2018年7月1日中国鉄路ダイヤ改正では、雲南省内の昆明~広通~楚雄~大理間で新しい高規格新線として昆楚大線が開業した。この昆楚大線は全長291kmで、既存の在来線広麗線358kmと比べ67km距離を短縮した。高速列車CRHも乗り入れ可能で、最高速度200km/hとなっている。

このうち昆明~広通間は既に成昆線改良線として2013年12月27日に開業しており、広昆線列車も含め改良線に転線していた。この昆楚大線を開業させるために広通~大理間の広麗線を2018年2月1日から運休にして接続工事を行っていたが、5か月ぶりに鉄道が再開することとなった。ただ、大理より先の麗江には高速列車CRHが乗り入れられないことから、昆明及び大理からノンストップの快速列車が設定されることとなった。

今回開業した昆楚大線を走行する高速列車は全て動車列車(D列車)での運転で大理発着で運転され、昆明→大理へは1日36本、大理→昆明へは1日37本が運転され、最速1時間52分で運転される。このうち10往復は昆明より東へ直通しており、南寧駅を全て経由し桂林北発着が3往復、広東南発着が2往復、北海発着が2往復、衝陽東発着が1往復、南寧駅経由南寧東発着が2往復となっている。これまで在来線快速列車で最速7時間10分であったが、最速1時間52分に大幅に短縮され、日帰り移動が可能になった。

また麗江発着の快速列車も見直されている。これまでは麗江発着の快速列車の多くは大理経由で運転されてきたが、大理に停車させてしまうと昆明~大理間の乗客が快速列車に流れてしまうため、高速列車CRH誘導で麗江発着の快速列車は大理までのシャトル列車と昆明までのノンストップ列車に分けられることとなった。昆明ノンストップ列車は1日6往復で運転され、全て1泊2日の夜行列車で設定された。原則昆明発着であるが、河口北始発1本と宜威発着1往復が他線に直通する。この快速列車の設定で、これまで昆明~麗江間で最速9時間10分だったところが、麗江→昆明間は最速8時間05分、昆明→麗江間は最速8時間52分で結ばれることとなった。どうやら快速列車も今回開業した昆楚大線経由に変更されたらしい。

また大理~麗江間ではシャトル式快速列車が設定され、1日8往復、最速1時間41分で結ばれることとなった。昼行で麗江から昆明へ移動するには、大理で高速列車CRHに乗り継ぐ必要が出た。ただ、こちらも麗江~昆明間の移動も日帰りででいるようになり、速達性は向上した。

そのほか、今回のダイヤ改正ではウルムチ鉄道管理局内では北疆線でウルムチ~伊寧間の快速列車を週5便増発した。また河北省では唐山~曹妃甸間で唐曹線(91.5km)が開業した。そのほか運用変更も実施され、北京と上海を結ぶ京沪高速線で350km/h対応の復興号の16両貫通編成が3往復に投入されるようになったほか、京津城際線の復興号率が8割を超えるようになった。

3. 結び

今回の2018年7月1日中国鉄路ダイヤ改正では、最高速度の引き上げが2路線で行われたほか、新線開業により雲南省内で所要時間が大幅に短縮された。また350km/h対応の復興号16両貫通編成が登場し、既存路線でもさらに高速化を図っている。今後中国鉄路でどのようなダイヤ改正が実施されるのか、350km/h対応路線が増えるのか、見守ってゆきたい。

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2018年08月13日

終点乗り入れ大幅拡大と終電繰り下げへ! 小田急江ノ島線ダイヤ改正(2018年3月17日)

小田急電鉄は2017年11月1日、プレスリリースにて2018年3月に代々木上原~登戸間の複々線化工事事業が完了することを受け、大幅なダイヤ改正を行うと公表した( 2018年3月、新ダイヤでの運行開始 )。今回は第12弾として、小田急江ノ島線の昼と夕方を中心に見ていく。

2018年3月17日全国一斉ダイヤ改正まとめについてはこちら!

小田急江ノ島線ダイヤ改正のうち朝についてはこちら!

1. 土休日昼間は快速急行が片瀬江ノ島乗り入れ

また今回の2018年3月17日小田急電鉄ダイヤ改正では、土休日に限り快速急行が藤沢発着から片瀬江ノ島発着に延長される。10両での運転となるため本鵠沼や鵠沼海岸は通過になるが、特に海水浴シーズンに賑う片瀬江ノ島需要を毎時3本の快速急行で拾うのにはもってこいだ。

下り(片瀬江ノ島方面)については、これまでは快速急行藤沢行きが終点藤沢で各駅停車片瀬江ノ島行きに接続していたが、今回のダイヤ改正で快速急行片瀬江ノ島行きに延長されたことにより、藤沢で各駅停車を抜かす形に変えられた。また、上り(相模大野・町田方面)もこれまで片瀬江ノ島始発の各駅停車のうち半数が藤沢で藤沢始発の快速急行に連絡していたが、今回のダイヤ改正で快速急行が片瀬江ノ島始発になったことで。藤沢で各駅停車を抜かす形となった。これにより藤沢で快速急行に抜かされる各駅停車の所要時間が2分ほど伸びることとなった。なお、土休日の各駅停車は毎時6本運転され、うち毎時3本程度が町田発着で運転されていたが、今回のダイヤ改正で町田発着の各駅停車が縮小し相模大野発着の各駅停車が増えることとなった。

しかしこの快速急行の土休日昼間に限り片瀬江ノ島発着に延長することになったのだろうか。江ノ島線には特急ロマンスカーも運転されており、片瀬江ノ島発着は毎時1本程度の特急「えのしま」で需要をカバーし、特急料金を取ろうとしていた。新宿から片瀬江ノ島までの直通列車が少ないのはそれに加え、JR東日本の湘南新宿ラインとの競合も関係ないためである。しかし特急ロマンスカー「えのしま」も需要に伸び悩み、今回の2018年3月ダイヤ改正で2時間に1本程度に減便されることとなった。今回の快速急行の土休日昼間の片瀬江ノ島延長は、特急「えのしま」削減による代替措置も兼ねているのではないだろうか。

ちなみにこれまで江ノ島線は定期列車の東京メトロ千代田線直通列車はなかったが、これまで臨時で運転されてきた「メトロ湘南マリン号」が定期化される形で「メトロえのしま」が1往復運転されることとなった。小田急電鉄としても、特急利用可能エリアを千代田線にまで拡大して料金を取りたいようだ。

2. 平日夕ラッシュ時も増強

また今回の2018年3月17日小田急電鉄ダイヤ改正では、平日夕ラッシュ時にも増発が行われる。これまで新宿からの直通列車は多くても特急ロマンスカー「ホームウェイ」毎時1本、快速急行毎時1本、急行毎時2本であったが、ここに快速急行毎時1本が加わることになった。一方、各駅停車を見ていくと18時以降発では減便は見られず、相模大野18時台・19時台発は各駅停車だけで毎時7本設定されている。そのため快速急行通過駅での利用チャンスを減らすわけではないことから、平日朝ラッシュ時と異なり快速急行のまま増発させることにしたのであろう。これにより昼夕輸送力比は100%から86.8%にまで下がり、まだまだ平日夕ラッシュ時が混雑するとはいえ多少緩和されることは間違いなさそうだ。

3. 終電繰り下げで利便性向上へ

また今回の2018年3月17日小田急電鉄ダイヤ改正では、江ノ島線への終電の繰り下げも実施される。

これまで平日・土休日とも、新宿から江ノ島線への終電は新宿23時35分発急行小田原行きから相模大野で各駅停車片瀬江ノ島行きに連絡であったが、今回のダイヤ改正で新宿23時35分発の急行が藤沢行きに変更となり江ノ島線に直通化し、平日で41分、土休日で1時間14分新宿からの江ノ島線直通列車の最終が繰り下がった。これにより江ノ島線内での急行運転時間帯もその分繰り下がっている。

その後続に新宿23時42分発快速急行小田原行きが設定され、この快速急行から相模大野で各駅停車片瀬江ノ島行きに連絡されることとなった。これにより新宿から藤沢・片瀬江ノ島への最終列車は7分繰り下がり新宿23時42分発となった。これにより江ノ島線でも接続列車の時刻が繰り下がり、片瀬江ノ島行き最終列車は相模大野24時13分発から24時18分発へ5分繰り下がることとなった。

JR線での新宿から藤沢への最終列車は新宿23時41分発の山手線に乗車後、品川で東海道線最終普通小田原行きに接続するのが最終であるが、新宿発車時刻はほぼ互角となり、藤沢着時刻もJRが24時46分に対し小田急が24時48分となっていることから、時間的にはほぼ互角と思える。小田急側は平日の場合さらに直前に藤沢行き直通急行を設定しており、藤沢に24時37分に到着できること、湘南新宿ラインの最終は新宿22時58分発快速国府津行きであり非常に早いことから、運賃面も合わせて小田急が優位となりそうだ。

また大和への終電も変更されている。これまで平日は新宿23時55分発急行本厚木行き(相模大野から各駅停車)から相模大野で各駅停車大和行きに連絡する形であったが、今回のダイヤ改正で新宿23時57分発快速急行本厚木行きから相模大野で各駅停車大和行きに連絡する形に変更され、新宿から中央林間・大和への最終列車が2分繰り下がることとなった。またこの江ノ島線の最終各駅停車大和行きは新宿23時57分発快速急行本厚木行きの後続に運転される地下鉄千代田線からの小田急線直通最終列車である急行相模大野行きからも終点相模大野で接続できる。そのため、下北沢からの大和までの接続最終列車は24時04分発から24時07分発に3分繰り下がることとなった。

一方で土休日は、新宿23時55分発急行本厚木行き(相模大野から各駅停車)から相模大野で各駅停車大和行きに接続する形であったが、今回のダイヤ改正で新宿23時54分発急行本厚木行き(新百合ヶ丘から各駅停車)から相模大野で各駅停車大和行きに接続する形に変更となり、新宿からの最終接続が1分繰り上がることとなった。これにより平日・土休日ともに江ノ島線でも接続列車の時刻が繰り下がり、大和行き最終列車は相模大野24時35分発から町田24時31分発へ変更となり、相模大野基準で4分繰り下がることとなった。

5. 結び

今回の2018年3月17日小田急電鉄ダイヤ改正では、江ノ島線から新宿への直通列車が増加することで、利便性が向上し、終電も繰り下げられることで利便性が向上した。2002年のJR東日本による湘南新宿ライン開業で後手に回り劣勢となったことから2020年の相鉄JR直通線の開業に対して先手を打つ形となったが、相鉄JR直通線の開業により今後どのようなダイヤ改正が実施されるのか、見守ってゆきたいと思う。

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2018年08月12日

3路線新規開業とリニア地下鉄延伸で大幅増強! 広州地下鉄ダイヤ改正(2017年12月28日) 广州地铁调图

広州地下鉄は2017年12月27日、プレスリリースにて12月28日に4路線を開業させたと公表した( 12月28日,广州地铁四条新线同步开通! )。今回はこれについて見ていく。

1. 4路線同時開業

今回の2017年12月28日広州地下鉄ダイヤ改正では、一挙に延伸と市に開業が計4路線で行われることとなった。中国の地下鉄では12月、特に12月25日以降に駆け込むかのように毎年のように新線開業・路線延伸ラッシュが行われているが、2017年12月の同時開業数としては、12月26日の3路線同時開業の武漢地下鉄を押さえ、広州地下鉄の4路線がトップとなった。

今回のダイヤ改正で開業したのは地下鉄4号線の延伸と地下鉄9号線、地下鉄13号線、地下鉄14号線知識城支線の新規開業となっている。それでは今回の2017年12月28日ダイヤ改正にて新たに開業した4路線について見ていく。

1.1. リニア地下鉄4号線延伸

まず今回の2017年12月28日広州地下鉄ダイヤ改正で延伸したのは地下鉄4号線。黄村~金洲間を結ぶ全長46.39km、16駅の路線であったが、今回金洲から南に延伸し、南沙区内の金洲~南沙客運港間の9.86km、6駅間が開業し、全長56.25km、23駅の路線に拡大した。なお、路線延伸と同時に1駅増えているのは、東涌~黄閣バスターミナル間に高速列車CRHのみが停まる中国鉄路広深港高速線に乗り換えられる慶盛駅を開業したためである。全線所要時間は南行き(南沙客運港方面)が1時間08分、北行き(黄村方面)が1時間09分となっている。

広州地下鉄4号線は地下鉄5号線や地下鉄6号線と共に日本のリニア地下鉄技術を採用した路線で、車両も16m級4両編成と日本のOsaka Metro長堀鶴見緑地線や福岡市営地下鉄七隈線同様となっている。今回の延伸で新型車両L5形を27編成導入したことで、既存のL1形30編成から57編成に増備することとなった。

運転間隔は金洲発着列車をそのまま南沙客運港発着に延ばした形となっている。平日朝ラッシュ時は黄村~新造間で3分30秒間隔、新造~金洲~南沙客運港間で7分間隔で運転され、2本に1本が新造で折り返す。平日夕ラッシュ時は黄村~新造間で4分30秒間隔、新造~金洲~南沙客運港間で4分30秒間隔と9分間隔が交互に運転される平均6分45秒間隔で運転され、3本に1本が新造で折り返す。平日昼間は黄村~新造間で5分間隔、新造~金洲~南沙客運港間で5分間隔と10分間隔が交互に運転される平均7分30秒間隔で運転され、3本に1本が新造で折り返す。土休日昼間は黄村~新造間で4分間隔、新造~金洲~南沙客運港間で4分間隔と8分間隔が交互に運転される平均6分間隔で運転され、3本に1本が新造で折り返す。昼夕輸送力比(日本の基準で適正値60〜78%/推奨値66%~75%)を計算すると全線で90.0%となっており、昼間が空いているか平日夕ラッシュ時が混んでいるかのどちらかになる。少なくとも今合の新線開業区間を含む新造~金洲~南沙客運港間では、1時間当たりの運転本数が平日昼間<平日朝ラッシュ時<平日夕ラッシュ時<土休日昼間となっていることから、平日夕ラッシュ時や土休日昼間は地域輸送性を考慮した運転間隔になっており、空席が多いものと思われる。

1.2. 中国鉄路とニアミス?地下鉄9号線開業

また今回の2017年12月28日広州地下鉄ダイヤ改正では、地下鉄9号線が新たに開業した。地下鉄9号線は高増~広州北駅~飛鵝嶺間を結ぶ20.1km、10駅(開業当時)に及ぶ路線であり、高増を除き全駅が花都区に所在する。花都区はこれまで地下鉄3号線の空港北駅及び空港南駅しかなかったので、花都区中心部を走る初の地下鉄ということになる。最高速度は120km/hと郊外路線並みで、全線運転時間は25分となっている。車両は地下鉄3号線と共通運用の6両編成B型車(京急・阪急と同じ車両サイズ)の車両を用いる。今回の開業に合わせ、B5形を11編成導入した。

東の終点となる高増は今回の地下鉄9号線開業に合わせ地下鉄3号線との交点に作られた新駅で、日本でいう東京メトロ(当時の営団地下鉄)銀座線上に、地下鉄南北線が延伸開業したために溜池山王を設置したようなものである。そして広州北駅で高速列車CRHを含む中国鉄路各線と乗り換えられると思いきや、広州北駅では清遠西まで結ぶ広清城際線を建設中であり、地下鉄広州北駅と中国鉄路広州北駅を結ぶ道路がないのだ。そのため、現時点では中国鉄路広州北駅に接続するためには1つ西寄りの地下鉄9号線花城路を利用し徒歩連絡する必要がある。

運転間隔は終日6分48秒間隔となっており、昼夕輸送力比(日本の基準で適正値60〜78%/推奨値66%~75%)は100.0%となっている。高増で接続する地下鉄3号線が昼間でも5分間隔運転なので、そこまで運転間隔はあっていないが輸送量としてはラッシュ時は適切だと思われるし、昼間も地域輸送性御考えているのであろう。

初電は高増発飛鵝嶺行きが高増6時06分発、飛鵝嶺発高増行きが飛鵝嶺6時00分発となっている。終電は高増発飛鵝嶺行きが高増23時15分発、飛鵝嶺発高増行きが飛鵝嶺22時30分発となっている。

1.3. 東西の新しい幹線、地下鉄13号線開業

また今回の2017年12月28日広州地下鉄ダイヤ改正では、地下鉄13号線が新たに開業した。地下鉄13号線は将来的に広州市内を東西に延びる路線として開業する予定で、計画当初はリニア地下鉄4両編成が採用される計画であった。しかし既に開業しているリニア地下鉄6両編成の地下鉄5号線が混雑が激しいことから、バイパス路線として建設されることとなり、車両サイズはA型車(JR北海道・近鉄・南海と同じ車両サイズ)となるほか、今回の地下鉄13号線部分開業より8両編成のA7形で運転されている。中国の地下鉄は車両サイズこそA型車またはB型車と大きく2種類があるが、原則6両編成で運転されており、8両編成での運転は上海地下鉄2号線や上海地下鉄1号線など相当需要の多い路線でしか実施されておらず、首都北京ですら実施されていない。しかも上海地下鉄で8両編成で運転されている両線は19m級のB型車であり、一回り小さい。しかし今回開業した広州地下鉄13号線は21m級のA型車であり、香港を除く中国の地下鉄史上1編成当たりの輸送力最大を誇る

地下鉄13号線は東西を結ぶ路線として建設中であるが、広州市街地で工事が難航し、全線開業は2023年を見込んでいる。その中でも今回の2017年12月28日ダイヤ改正で部分開業したのは、魚珠~新沙間の28.1km、11駅に及ぶ路線で、西の終点魚珠ではリニア地下鉄5号線と乗り換えることができる。最高速度は100km/hで、全線所要時間は30分となっている。今回の開業で増城区に初めて地下鉄が開業することとなった。

運転間隔は終日6~7分間隔となっており、昼夕輸送力比(日本の基準で適正値60〜78%/推奨値66%~75%)は100.0%となっている。魚珠で接続するリニア地下鉄5号線が平日昼間で4分間隔、土休日昼間で3分間隔であることから、運転頻度としては適切なものと思われる。こちらも昼間空席が目立っているものと思われるが、地域輸送性を考慮したのだろう。

初電は魚珠発新沙行きが魚珠6時15分発、新沙発魚珠行きが新沙6時00分発となっている。終電は魚珠発新沙行きが魚珠22時50分発、新沙発魚珠行きが新沙22時30分発となっている。

1.4. 飛び地路線、地下鉄14号線知識城支線開業

また今回の2017年12月28日広州地下鉄ダイヤ改正では、地下鉄14号線知識城支線が新たに開業した。地下鉄14号線はY字に延びる路線として建設されているが、そのうち支線となる知識城支線が今回のダイヤ改正で先行開業することとなった。地下鉄14号線は広州国鉄駅から北東方向に延びる計画であるが、今回開業した知識城支線は新和から南東方向へ分岐し、鎮龍に至る路線となっている。しかしこの間には接続する鉄道路線が一切存在せず、2017年12月30日に開業した北京地下鉄S1号線同様孤立路線となっている。この孤立状態は2018年12月の地下鉄14号線本線の嘉禾望崗~新和~東風間開業により解消される見通しだ。

今回開業した地下鉄14号線知識城支線は新和~鎮龍間の22.0km、10駅に及ぶ路線で、新和(白雲区)を除き全駅が黄埔区に所在する。最高速度120km/hで全線所要時間は24分となっている。車両は6両編成B型車(京急・阪急と同じ車両サイズ)のB8形を用い、今回の地下鉄14号線知識城支線開業に合わせ30編成が導入されたが、この6両編成B型車は2018年12月開業の鎮龍で接続する地下鉄21号線用に使用される車両で、開業前に先行利用している形となる。そのため2018年12月の地下鉄21号線開業及び地下鉄14号線本線開業以降は地下鉄14号線用8両編成B型車が使用される予定となっている。

運転間隔は終日10分間隔で運転され、昼夕輸送力比(日本の基準で適正値60〜78%/推奨値66%~75%)は100.0%となっている。こちらも地域輸送性を考慮し昼間でも10分間隔をキープしているのであろう。

初電は新和発鎮龍行きが新和6時10分発、鎮龍発新和行きが鎮龍6時00分発となっている。終電は新和発鎮龍行きが新和22時10分発、鎮龍発新和行きが鎮龍22時00分発となっている。

2. 結び

今回の2017年12月28日広州地下鉄ダイヤ改正では、リニア地下鉄4号線の延伸と地下鉄9号線、地下鉄13号線、地下鉄14号線知識城支線の3線新規開業が同時に行われた。今後広州地下鉄では他の中国の地下鉄同様さらなる路線開業が予定されており、それに伴い増発も実施される見込みだ。またリニア地下鉄4号線で今回開業した慶盛駅で連絡する広深港高速線は2018年9月23日に香港・西九龍駅まで全線開業する予定で、深圳のみならず香港方面への利用がはかどることから需要増加が見込まれる。今後、中国国内で上海、北京に次ぐ2,000万人の都市圏規模を頬る広州都市圏の近距離輸送を一手に担う広州地下鉄が、どのようなダイヤを組んでいくのか、見守ってゆきたい。

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2018年08月11日

路線延伸で利便性向上へ! LYNXブルーライン延伸に伴うダイヤ改正(2018年3月16日)

Charlotte Area Transit Systemは3月14日、プレスリリースにて3月16日にLYNXブルーラインを延伸すると公表した( LYNX Blue Line Extension Opening )。今回はこれについて見ていく。

1. 延伸へ

今回の2018年3月16日Charlotte Area Transit Systemダイヤ改正では、アメリカ合衆国ノースカロライナ州シャーロット市で運転される路面電車のLYNXブルーラインが延伸した。延伸したのは7th Street~UNC Charlotte Main間の14.9km、10駅間で、今回の開業でLYNXブルーラインは全長31.1km、26駅からなる路線に延長された。全線が専用軌道でライトレール方式となっている。使用車両は3両編成低床連接車と路面電車並みであるが、平均駅間距離1.2kmと長いため、最高速度89km/hで運転される。全線所要時間は北行きで57分、南行きで59分となっている。

運転ダイヤは既存ダイヤを延長する形で設定され、平日朝夕ラッシュ時は7分30秒間隔、昼間は平日・土休日ともに15分間隔での運行となっており、昼夕輸送力比(日本の基準で適正値60〜78%/推奨値66%~75%)は50.0%となっている。平日朝夕の運転本数が同じであることを考えると、平日夕ラッシュ時が空いているのであろう。運転時間帯は4時台後半から1時台までと非常に広い。初電や時間帯による運用数の増減によりLYNX Scaleybark始発や36th St始発などの途中駅入出庫列車はあるものの、終電は全線通しでの運転となっている。

2. 結び

今回の2018年3月16日Charlotte Area Transit Systemダイヤ改正では、LYNXブルーラインの延伸によりダイヤ改正が実施された。今後利用者増加によりどのようなダイヤ改正が実施されるのか、見守ってゆきたい。

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