2018年05月27日

快速列車増発と空港経由化で利便性向上へ! 中国鉄路ウルムチ鉄道局ダイヤ改正(2018年5月30日) 中国铁路乌鲁木齐铁路局调图

中国鉄路は5月3日、プレスリリースにて5月30日に新疆ウイグル自治区でダイヤ改正を行うと公表した( 5月30日新疆铁路年内第二次调图 )。今回はこれについて見ていく。

1. 北西部で快速列車の増発へ

今回の2018年5月30日中国鉄路ウルムチ鉄道局ダイヤ改正では、新疆ウイグル自治区内でダイヤ改正が実施される。

まずは新疆ウイグル自治区の中心都市ウルムチから北西へ伸び、カザフスタン国境の阿拉山口へと向かう北疆線。増発されるのはウルムチ~奎屯(クイトゥン)間で、下りではウルムチ11時41分発奎屯行きK9751快速列車(5月31日より)とウルムチ15時13分発奎屯行きK9753快速列車、上りでは奎屯10時00分発ウルムチ行きK9754快速列車(5月31日より)と奎屯15時25分発ウルムチ行きK9752快速列車が増発された。増発列車の停車駅はいずれも石河于と沙湾県のみとなっている。

この影響で下りではウルムチ発奎屯経由奎北線直通カラマイ行きT9585特快列車はウルムチ12時42分発カラマイ16時12分着からウルムチ13時53分発カラマイ17時23分着へ1時間11分繰り下がることとなったほか、ウルムチ発奎屯経由精伊霍線直通コルガス行きK9789快速列車がウルムチ20時08分発から20時11分発に3分繰り下げられ、次の石河于から先は運転時刻が変わらないことから、3分短縮された。

また上りではアルタイ19時30分発奎屯経由ウルムチ行きK9750快速列車は、アルタイ19時30分発から19時28分発に2分繰り上がることとなった。また、カラマイ発奎屯経由ウルムチ行きT9584特快列車はカラマイ8時10分発ウルムチ11時52分着からカラマイ9時30分発ウルムチ13時13分発へ1時間20分繰り下がることとなった。また伊寧発奎屯経由ウルムチ行きZ5620直達特快列車は伊寧9時53分発ウルムチ14時53分着から伊寧9時49分発ウルムチ14時49分着へ4分繰り上がることとなった。また伊寧発奎屯・ウルムチ経由南疆線直通喀什行きT9516直達特快列車は、伊寧発時刻を10時40分発から10時09分発に31分繰り上げた。またコルガス発奎屯経由ウルムチ行きT9586特快列車は、コルガス17時03分発ウルムチ20時46分着からコルガス18時03分発ウルムチ21時46分着へ1時間繰り下げられることとなった。

これらの増発により、北疆線ウルムチ~奎屯間の列車は19往復から21往復へ増発されることとなった。

また北疆線精河駅から分岐しカザフスタン国境のコルガスへ南西に進む精伊霍線でも増発が実施される。増発されるのは伊寧18時18分発コルガス行きK9761快速列車とコルガス8時42分発伊寧行きK9762快速列車の1往復で、1駅間を50分かけて結ぶこととなった。この増発で伊寧~コルガス間は3往復から4往復に増発され、コルガスでトルキスタン・シベリア鉄道に接続できることから、中国からカザフスタンへの移動利便性が向上することとなった。

2. 経由変更で空港アクセス強化へ

また今回の2018年5月30日中国鉄路ウルムチ鉄道局ダイヤ改正では、南疆線の一部列車が蘭新客運専用線が開業した。これにより在来の蘭新線から南疆線へ乗り入れる際にトルファン駅でのスイッチバックが必要なくなり、特快列車2往復が連絡線経由で乗り入れることとなり、直達特快列車3往復と特快列車2往復の合計5往復で所要時間短縮が図られた。

しかし今回のダイヤ改正で、このうち特快列車2往復でトルファン北駅に経由しスイッチバックすることとなり、所要時間が延長することとなった。ウルムチ発和田行きT9526特快列車はトルファン北に経由し停車し、ウルムチ11時22分発から10時41分発に41分発車時刻が繰り上がることとなり、和田着も11時00分着から10時57分着に3分繰り上がることとなり、38分所要時間が延びることとなった。代替として馬蘭を通過することとなった。また先述した伊寧発ウルムチ経由喀什行きT9516特快列車はウルムチ発時刻を16時42分発から16時19分に23分繰り上がることとなり、その23分はそのままトルファン北駅でのスイッチバック時間に充てられている。喀什発ウルムチ経由伊寧行きT9518特快列車は喀什発時刻を17時27分発から16時32分発に55分繰り上げられ、トルファン北駅を経由し停車することとなった。また和田17時22分発ウルムチ行きT9528特快列車はトルファン北駅を経由することになりウルムチ着時刻が16時17分から17時17分へ1時間繰り下がることとなった。この南疆線特快列車2往復のトルファン北駅乗り入れでスイッチバックが必要となるが、各列車は機関車けん引の客車であることから機回しが必要となり、4本とも停車時間が23分設けられている。

このトルファン北駅はトルファン駅の南東に位置しているのであるが、トルファン北駅に新規に停車することにより、隣接するトルファン交河空港アクセスの利便性が向上することとなった。これまでこれによりウルムチ~トルファン北間では特快列車の停車はあったものの、蘭新客運専用線の夜行列車の停車のみで、昼間に停車する列車は全て中国高速鉄道CRHのみで、特快列車と比べ高い料金を設定していたが、今回の南疆線特快列車乗り入れ化でウルムチ~トルファン北間で利用できる昼間の特快列車が設定され、1日当たり18往復から20往復へ増発されることとなったほか、トルファン北駅から南疆線への直通列車が設定され、利便性が向上することとなった。ただ南疆線の特快列車2往復が今回トルファン北駅を経由することとなったことで、遠回りとなることから概ね6元(約100日本円)値上げされることとなった。

そのほか、南疆線ではウルムチ発アクス行きK9776快速列車がウルムチ18時36分発アクス翌日7時42分着の1泊列車であったが、今回のダイヤ改正でウルムチ9時30分発アクス22時24分着の日内列車に変更され、所要時間も13時間6分から12時54分に12分短縮された。またアクス発ウルムチ行きK9778快速列車も、アクス18時14分発ウルムチ翌日7時08分着の1泊列車からアクス9時45分発ウルムチ22時12分着の日内列車に変更され、所要時間も12時間54分から12時間27分に27分短縮された。

そのほか、南疆線でも一部列車で1~3分程度の時刻変更が行われた他、ウイグル鉄道局管内で停車駅の調整や一部の高速列車CRHの重連化(8両編成→8両+8両の16両編成)が実施された。

3. 結び

今回の2018年5月30日中国鉄路ウルムチ鉄道局ダイヤ改正では、北疆線で増発が実施され、南疆線ではトルファン北駅に乗り入れることにより空港アクセスできるようになり、利便性が向上した。今後新疆ウイグル自治区の中心都市であるウルムチでは2019年12月に地下鉄が開業予定であり、今後もさらなる交通網の拡大が見込まれる。今後新疆ウイグル自治区内で中国鉄路がどのようなダイヤ改正が実施されるのか、見守ってゆきたい。

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2018年05月25日

全駅6両対応化へあと間近! 東京メトロ丸ノ内線ダイヤ改正(2018年5月26日)

東京メトロは4月27日、プレスリリースにて5月26日に丸ノ内線でダイヤ改正を行うと公表した( 2018年5月26日(土)丸ノ内線でダイヤ改正を実施します )。今回はこれについて見ていく。

2018年3月17日全国一斉ダイヤ改正まとめについてはこちら!

1. 方南町駅改良工事に伴い分岐線で減便

今回の2018年5月26日東京メトロ丸ノ内線ダイヤ改正は、2017年10月13日ダイヤ改正以来約7か月ぶりに実施される。今回のダイヤ改正では方南町駅6両編成対応化工事に伴い暫定的に1面2線の方南町駅を1面1線とすることから、最小4分間隔運転ができなくなるため時刻変更が行われるほかラッシュ時を中心に減便を実施することとなった。

ダイヤ改正内容は、方南町支線で平日は朝ラッシュ時に3往復、夕ラッシュ時に4往復が減便し、土休日は朝に1往復減便される。6両編成の中野富士見町発着の運転本数の変化はない。方南町乗り入れ可能な3両編成の最小運転間隔は4分間隔から5分30秒間隔となり、昼間も中野坂上での本線との接続列車の関係から5分間隔運転を実施しているところもあったが時刻変更が合わせて実施されている。

減便されるのは平日下り(中野坂上発方南町行き)は朝7時台に1本、8時台に3本(中野坂上8時13分発方南町行き、中野坂上8時44分発方南町行き、中野坂上8時59分発方南町行きの3本)、9時台に1本(中野坂上9時22分発方南町行き)の合計5本が減便される。代替としてオフピークの6時台(中野坂上6時41分発方南町行き)と10時台(中野坂上10時01分発方南町行き)が増発される。また夜は17時台に1本、18時台に2本、19時台に1本される。

また平日上り(方南町発中野坂上行き)では7時台に1本(方南町7時59分発中野坂上行き)、8時台に2本(方南町8時29分発中野坂上行き、方南町8時54分発中野坂上行きの2本)が減便される。また夜は17時台に2本、18時台に2本減便されることとなる。

これにより昼間は平均7分30秒間隔(毎時8本)で変わりないものの、平日夕ラッシュ時は平均5分間隔から5分30秒間隔に延びることから昼夕輸送力比を計算すると、66.7%から73.3%へと上昇することとなるが、適正範囲内に収まっている。多少ラッシュ時の混雑は増すと思われるが、最小限に抑えられるようだ。

また土休日は上り(方南町発中野坂上行き)が7時台に1本、下り(中野坂上発方南町行き)が8時台に1本減便されることとなった。

なお、6両編成の中野富士見町発着列車も3両編成列車の減便に伴い運転間隔を極力均等化するため時刻調整が行われるほか、本線中野坂上~荻窪間でも中野坂上での分岐線との接続待ちのため時刻調整が行われるが、いずれも運転本数の増減はない。

2. 今後の工事スケジュールはどうなる

今回の2018年5月26日東京メトロ丸ノ内線ダイヤ改正は方南町駅6両対応化工事に伴って実施されるものであるが、今後いつごろまでに6両対応化が成されるのか。プレスリリースによれば2018年5月~9月には方南町駅2番線を使用停止して6両編成対応化工事を行い、2018年9月~2019年1月には方南町駅1番線を使用停止して6両編成対応化工事を行うとしている。つまり方南町駅の6両編成対応化工事の完成は2019年1月の予定であるが、6両編成の乗り入れは2018年9月の方南町駅2番線6両対応化工事完了時にできるようになるはずだ。ともなると、方南町駅の6両編成乗り入れは最短で2018年9月下旬に実施されるのではないだろうか。

3. 結び

今回の2018年5月26日東京メトロ丸ノ内線ダイヤ改正では、方南町駅6両編成化対応工事の進捗に応じ1面1線しか利用できなくなることから、分岐線で減便が実施されることとなった。方南町駅に6両編成が入線するのはあとは時間の問題で、遅くとも2019年内には乗り入れできるようになりそうだ。東京メトロでは2019年2月より新型車両2000系を導入予定であるが、導入は6両編成53本のみで3両編成の投入を行わない見通しだ。今後工事の進捗と新型車両導入によりどのようなダイヤ改正が実施されるのか、見守ってゆきたい。

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2018年05月23日

史上初!大宮始発の北海道新幹線運転! 北海道新幹線臨時列車運転(2018年6月~7月)

JR東日本とJR北海道は4月6日、プレスリリースにて6月に大宮発新函館北斗行き「はやぶさ」を運転すると公表した( 東北・北海道新幹線「はやぶさ」及び北海道内臨時列車の運転について )。またJR北海道は5月18日、プレスリリースにて7月~9月に運転する臨時列車について公表した( 夏の臨時列車について )。今回はこのうち、北海道新幹線について見ていく。

2018年3月17日全国一斉ダイヤ改正まとめについてはこちら!

2018年3月~6月北海道新幹線臨時列車運転についてはこちら!

2018年6月運転大宮6時発臨時「はやぶさ101号」のうち東北新幹線内についてはこちら!

1. 史上初!大宮6時発の北海道新幹線登場!

今回の2018年6月~7月北海道新幹線臨時列車運転では、史上初となる大宮始発の北海道新幹線が設定される。東北新幹線では2017年7月より大宮始発の臨時「はやぶさ」を設定してきたが、今回の北海道新幹線臨時列車運転で北海道新幹線でも設定されることとなった。今回設定される臨時「はやぶさ101号」は大宮6時ちょうど発、新函館北斗9時41分着で設定され、途中停車駅も「はやぶさ」全停車駅の仙台、盛岡、新青森のみに絞ったことから東京6時32分発発東北新幹線初列車となる定期「はやぶさ1号」新函館北斗行きと比べて新函館北斗に1時間16分、仙台6時40分発定期「はやぶさ95号」新函館北斗行きと比べ24分早く到着することができる。

臨時「はやぶさ101号」新函館北斗行きの運転日は6月23日、6月30日、7月28日の3日のみであり、大宮6時発と極めて早朝に出発する列車であるため東京駅から利用の場合5時01分発の京浜東北線各駅停車大宮行きを利用することとなるほか、首都圏でも利用できる駅が絞られるなどデメリットもある。また周辺列車の時刻を変更することで東北方面への到達時刻も概ね1時間程度繰り上がること、北上で仙台6時40分発定期「はやぶさ95号」を抜かすため仙台→盛岡・新青森・新函館北斗へは従来の初電よりも発時刻が遅いにもかかわらず先着列車となることから、そのためJR東日本とJR北海道では本来の首都圏→北海道への朝いちばんニーズのために使用してもらうべく、お先にトクだ値(割引率25%)よりお得なお先にトクだ値スペシャル(割引率50%)を大宮発新函館北斗着でのみ設定することとなった。

臨時「はやぶさ101号」の使用車両は東北新幹線E5系10両編成による運転で、北海道に早く到着するために設定した列車にもかかわらず北海道新幹線H5系での運転ではない。またグランクラスの営業はすでに運転されている大宮発着臨時「はやぶさ」同様シートのみの営業となる。

2. 臨時快速はこだてライナーも運転

また今回の2018年6月〜7月臨時列車運転では、大宮6時発北海道新幹線「はやぶさ101号」新函館北斗行きの運転日に合わせ、新函館北斗から函館市街地を結ぶ快速はこだてライナーも増発される。

この快速はこだてライナー新函館北斗9時54分発函館行きを利用すると函館に10時09分に到着することができ、定期列車である東京6時32分発「はやぶさ1号」利用の函館11時25分着と比べ1時間16分、仙台6時40分発「はやぶさ95号」新函館北斗行き利用の函館10時46分着と比べ37分早く到着することができる。ただ航空機との競合を見ると、初便は羽田空港7時15分発AIRDO57便函館空港行きであり、函館空港に8時35分に到着できる。函館市街地まで函館バスによるバス連絡であるが、9時25分までに函館駅前に到着できることを考えるとまだまだ飛行機の方が優勢そうだ。

なお、その他の新函館北斗発着の普通列車の増発はなく、七飯・大中山・桔梗へは仙台6時40分発「はやぶさ95号」新函館北斗行きから接続する普通はこだてライナー(新函館北斗10時27分発)が利用できるため首都圏からの到達時刻が43分~50分程度早くなる。一方仁山・大沼方面へは新函館北斗11時24分発普通森行きの利用となり、東京6時32分発定期「はやぶさ1号」からも利用できるため、あえて今回運転される臨時「はやぶさ101号」を狙う必要はないようだ。

3. 仙台圏でどのエリアから利用可能なのか

今回設定される大宮6時発臨時「はやぶさ101号」は、先述したように仙台→盛岡で東北新幹線初電となる仙台6時40分発定期「はやぶさ95号」を時刻変更し、北上で抜かす。そのため仙台→盛岡・新青森・新函館北斗へは仙台6時40分発定期「はやぶさ95号」利用より、仙台7時07分発臨時「はやぶさ101号」の方が仙台を27分遅く出発するにも関わらず、目的地へ早く到着できる。そのため今回設定される臨時「はやぶさ101号」は仙台から北東北・北海道への利用に重宝するのだ。前回は首都圏から利用できるエリアについて触れたが、今回は仙台圏でどのエリアから臨時「はやぶさ101号」が利用できるか見ていく。

まず、仙台圏での初電についてだが、各方面とも仙台6時06分発東北新幹線定期「やまびこ202号」東京行きに合わせて設定されている。そのため仙台6時40分発東北新幹線定期「はやぶさ95号」新函館北斗行きに連絡する列車は2本目や3本目の列車であることも珍しくない。そのため東北本線白石~小牛田、常磐線山下~逢隈、仙台空港線仙台空港~杜せきのした、仙山線愛子~東照宮、仙石線東塩釜~榴ケ岡、仙台市地下鉄南北線・東西線全線から利用できる。ただ今回の臨時「はやぶさ101号」は仙台7時07分発と仙台6時40分発定期「はやぶさ95号」と比べ仙台発時刻が27分も遅いため、さらに利用可能エリアが広がり、以下の範囲で利用可能となる。

東北本線白石~小牛田
常磐線原ノ町~山下~逢隈
仙台空港線仙台空港~杜せきのした
仙山線山形~羽前千歳、山寺、作並、愛子~東照宮
仙石線石巻~東塩釜~榴ケ岡
仙台市地下鉄南北線・東西線全線

ここで特筆すべきは、山形からも東北新幹線臨時「はやぶさ101号」を利用できるという点だ。仙山線の山形からの初電は快速のため通過駅からの利用はできないが、山形駅からすればかえってその分遅く出発できると考えた方がよさそうだ。これにより、山形から盛岡・秋田・新青森への到達時刻も31分~47分繰り上がることとなった。

5. 結び

今回の2018年6月〜7月北海道新幹線臨時列車運転では、大宮6時発「はやぶさ101号」の設定により首都圏から函館市内への到達時間が大幅に繰り上がる。しかし、途中経由地となる東北各都市からの北海道利用や仙台・山形から北東北利用で重宝されるダイヤとなっており、本来の目的である首都圏からの北海道への朝一番にできる限り早く到達できる列車としての意味合いが薄まってしまっている。また首都圏での利用範囲が限られ、早朝では首都圏でも接続があまりうまくいかずかなり早朝利用となることからも、JR東日本とJR北海道ではお得なお先にトクだ値スペシャル(割引率50%)を発売するなど利用客を増やそうと躍起だ。今後大宮6時発の「はやぶさ」がどのように設定されていくのか、見守ってゆきたい。

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2018年05月21日

中央本線塩尻跨ぎの列車拡大へ! JR東日本・JR東海夏の臨時列車運転(2018年7月~9月)

JR東日本長野支社は5月18日、プレスリリースにて2018年7月~9月に信州アフターデスティネーションキャンペーン展開に伴い臨時列車を運転すると公表した( 夏の臨時列車のお知らせ )。今回はこれについて見ていく。

2018年3月17日全国一斉ダイヤ改正まとめについてはこちら!

1. 中央本線塩尻跨ぎの特急再び

今回の2018年7月~9月JR東日本及びJR東海臨時列車運転では、信州アフターデスティネーションキャンペーン展開に伴い臨時列車が運転される。昨年2社では信州デスティネーションキャンペーンを実施し2017年7月~9月には多数の臨時列車を運転したが、今年の夏も同様の臨時列車運転が実施される。

まずは前年2017年は新宿~辰野~塩尻~南木曽間で運転された特急「木曽あずさ」。今年2018年の運転区間は前年と変わりないが、運転日が上り下りとも3日から2日に削減され、前年は7月~9月にそれぞれ1日ずつ運転されていたが今年は下り(新宿発南木曽行き)は7月28日と8月25日、上り(南木曽発新宿行き)が7月29日と8月26日の運転となっている。車両は前年はJR東日本豊田車両センター所属の189系グレードアップあずさ色6両編成での運転となったが、今年4月に廃車されたため、今年の運転は現存する唯一の189系である長野車両センターの深緑色のあさま色6両編成のN102編成が用いられる。

また臨時特急「木曽あずさ」運転時刻も変化があり、下り(新宿発南木曽行き)は新宿9時24分発のままかわりないが、南木曽13時48分着から13時50分着に2分延びることとなった。なお、上り(南木曽発新宿行き)は南木曽16時02分発、新宿20時42分着のまま変化しないこととなった。

次に塩尻を跨ぐわけではないが臨時特急「木曽あずさ」と辰野で連絡する快速飯田線リレー号。こちらも連絡を取る関係で前年同様臨時特急「木曽あずさ」の運転日のみ運転となり、313系3両編成全車指定席のまま変更はなく、前年同様とすればおそらく旧セントラルライナー編成での運転となるのであろう。。なお、こちらも運転時刻に変更があり、辰野発駒ケ根行きは辰野12時30分発駒ケ根13時21分着から、辰野発時刻は変えず駒ケ根13時24分着に3分繰り下がることとなった。また駒ケ根発辰野行きも駒ケ根16時35分発辰野17時34分着から辰野着時刻は変わらず駒ケ根16時33分発に2分繰り上がることとなった。

そして前年にも運転された塩尻跨ぎの臨時特急「諏訪しなの」。前年2017年は名古屋~塩尻~茅野間で運転されていたが、今年2018年はさらに足を延ばし、名古屋~塩尻~小淵沢間で運転されることとなり、山梨県内にも乗り入れることとなった。編成に関しては383系(「しなの」型車両)が引き続き用いられるが、6両から4両に減車されることとなった。また運転日は前年2017年は7月と9月に2日ずつ1往復が運転されていたが、今年2018年は名古屋発小淵沢行きが9月8日のみ、小淵沢発名古屋行きが9月9日のみの運転となり、運転日が上り下りそれぞれ4日から1日に大幅に削減された。

また運転時刻について見ていくと、名古屋発時刻が8時28分から7時02分に1時間26分繰り上がり、名古屋着時刻は18時48分から17時14分に1時間34分繰り上がることとなった。この運転時刻を見ていくと、名古屋発小淵沢行き臨時特急「諏訪しなの」は名古屋から塩尻まで定期特急「ワイドビューしなの1号」の2分続行で運転され、小淵沢発名古屋行き臨時特急「諏訪しなの」は塩尻から名古屋まで臨時特急「ワイドビューしなの82号」と同じスジで運転される。JR東海管内では既存の列車枠を活かした運転となっているようだ。

なお、前年2017年の記事で紹介した長野~塩尻~中津川間運転の快速いろどり木曽路号は、使用車両であった485系いろどり編成が2017年9月に廃車となったため、189系あさま色の6両編成による快速木曽路満喫号に変更され、全車グリーン車から全車普通車に変更され料金が引き下げられることとなった。

2. 新しい中央本線塩尻跨ぎの列車設定へ

また今回の2018年7月~9月JR東日本及びJR東海臨時列車運転では、中央本線塩尻跨ぎの列車が新たに新設される。本年2018年に実施されるのは信州アフターデスティネーションキャンペーンであり、本番は前年の2017年であったわけだが、本番の前年より中央本線塩尻跨ぎの列車が拡大することとなった。

本年新たに設定されるのは快速伊那ツインアルプス号で、名古屋~塩尻~辰野~伊那市間で運転される。使用車両は313系3両編成で全車指定席となり、おそらく旧セントラルライナー編成での運転となるのであろう。運転日は9月2日の1往復のみで、名古屋発伊那市行きは名古屋を6時17分に出発、伊那市に9時54分に到着し、伊那市発名古屋行きは伊那市を13時50分に出発し名古屋に18時00分に到着する。途中停車駅は金山、千種、大曾根、高蔵寺、多治見、中津川、木曽福島、塩尻、辰野、伊那市で、名古屋市内は名古屋市営地下鉄と乗り換えられる全駅に停車しこまめに拾う一方で、多治見~塩尻間では特急「ワイドビューしなの」が全列車停車する駅しか停車しない速達性を見せている。特急「ワイドビューしなの」に使用される383系のように振り子式車体傾斜装置は装備されていないので所要時間は劣るが、快速列車ということもありかなり手軽な料金で利用できる。唯一の欠点は、名古屋発の朝が早いので名古屋周辺からしか利用できないことだろう。

3. 結び

今回の2018年7月~9月JR東日本及びJR東海臨時列車運転では、信州アフターデスティネーションキャンペーンの展開により前年2017年に引き続き中央本線塩尻跨ぎの列車が多数設定されたほか、特急「諏訪しなの」は運転区間を拡大し、新たに快速伊那ツインアルプス号が設定されることとなった。JR東日本長野支社では前回の2018年3月17日ダイヤ改正で特急用E351系(「スーパーあずさ」型車両)が新型車両E353系に置き換えられ、7月1日よりE257系運転の定期特急「あずさ」のうち9両編成で運転される3往復を新型車両E353系9両編成に置き換えた。今後も中央本線特急にE353系が導入され将来的に特急「あずさ」は新型車両E353系に統一される見込みであるが、余剰となったE257系が東海道線への転出のみならず代走経験のある189系快速おはようライナーを置き換える可能性もある。もし189系を置き換えてしまうとJR東海側の乗務員習熟訓練の関係もあり今回のような「木曽あずさ」の運転を継続することは当分の間困難となりそうだ。次回10年以上先、再び信州デスティネーションキャンペーンを展開する際にどのような列車が長野県内を走行しているのか、また前年から本年にまたがる「木曽あずさ」や「諏訪しなの」のような臨時列車が再び運転されるのか、見守ってゆきたい。

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2018年05月20日

初終電の改善実施も急行運転拡大は延伸への布石か! 桃園捷運ダイヤ改正(2018年3月1日)

桃園捷運は2月27日、プレスリリースにて3月1日にダイヤ改正を行うと公表した( 機捷加開班次擴大營運時間 機場站首班車提早15分鐘 )。また桃園捷運は2月28日、プレスリリースにて3月1日より直達列車の運転区間を全線に拡大すると公表した( 機捷一歲成就美好 直達車增停A18.A21 延伸機場聯外運輸範圍 )。今回はこれらについて見ていく。

1. 急行運転区間が全線に拡大

今回の2018年3月1日桃園捷運ダイヤ改正では、2016年3月2日の空港線開業以来初の大規模なダイヤ改正が実施され、桃園捷運ではアプリ更新になぞらえてver.2.0になったとしている。

今回のダイヤ改正の目玉は2つ。1つ目は、急行(直達)の運転区間拡大。以前は台北駅~空港第二ターミナル駅間のみの運転であったが、今回のダイヤ改正で台北駅~空港第二ターミナル駅~環北間に延長された。延長区間の途中停車駅は台湾高速鉄道と乗り換えられる高鉄桃園駅のみで、それ以外の駅は通過となる。全線所要時間は下り(環北方面)は1時間04分、上り(台北駅方面)は1時間05分での運転となっており、普通車が上下とも全線1時間22分での運転となっていることから、下りは18分、上りは17分の所要時間短縮となった。

環北発着に延長されるのは1日6往復で平日下りのみ5本の運転となる。運転されるのは平日は上り(台北駅方面)は環北7時29分発、8時14分発、9時14分発、17時14分発、18時14分発、19時14分発で、下り(環北方面)は台北駅7時00分発、8時00分発、16時00分発、17時00分発、18時00分発となる。平日は上りと下りで運転本数が異なっているが、送り込みのために長康医院6時06分発直達環北行きが設定されている。また土休日は上り(台北駅方面)は環北14時14分発か発から19時14分発まで1時間間隔の運転となり、下り(環北方面)は台北駅13時00分発から18時00分発までの1時間間隔で運転される。これを見るとWikipedia掲載のように昼間に毎時1本運転されているとは言い難く、土休日も午前中の環北発着がないことからデマ情報と言わざるを得ない。事実確認をせず誤った情報を書くと個人サイトより広範囲に拡散することを認識できないWikipedia編集者の質とモラルの低さがよくわかる。なお、これに伴う減便は実施されていない。

2. 初終電も改善し利便性向上へ

また今回の018年3月1日桃園捷運ダイヤ改正では、空港線の運転時間拡大も実施される。空港駅基準でみていくと、空港第二ターミナル駅から台北駅方面への直達列車は6時12分発から5時57分発へ15分繰り上がる。一方、既存の空港第二ターミナル駅6時12分発直達台北駅行きは6時10分発に2分繰り上げられることとなった。また直達列車の最終は空港第二ターミナル駅22時42分発直達台北駅行きであったが、今回のダイヤ改正で空港第二ターミナル駅22時55分発に15分繰り下がることとなり、直達列車の運転時間が大幅に拡大された。

また、空港第一ターミナル駅から環北への普通列車の初電も繰り上げられ、空港第一ターミナル駅6時11分発から5時57分発へ14分繰り上げられた。なお、これまでの初電であった空港第一ターミナル駅6時11分発環北行きは6時12分発に繰り下げられることとなった。

3. 結び

今回の2018年3月1日桃園捷運ダイヤ改正では、唯一の運営路線となる空港線で、料金不要の速達列車である直達の運転区間や運転時間帯が拡大し、利便性が大幅に向上した。また各駅に停車する普通列車も一部区間で初電を延長するなど、利便性向上に努めている。今後空港線は途中駅がまだまだ開業するほか、2022年4月には環北~老街渓間、2026年には老街渓~中壢間が開業予定で、今後も需要増加が見込まれる。今後桃園捷運がどのようなダイヤ改正を行うのか、見守ってゆきたい。

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posted by 快速++ at 12:29| Comment(0) | ダイヤ改正情報 | 更新情報をチェックする

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