近鉄奈良線にトイレ付き新型車両8A系投入で昼間の急行に着席保証座席導入か! 近畿日本鉄道ダイヤ変更予測(2027年以降予定)

 1183回閲覧

近鉄奈良線にトイレ付き新型車両8A系投入で昼間の急行に着席保証座席導入か! 近畿日本鉄道ダイヤ変更予測(2027年以降予定)

近畿日本鉄道は2025年6月12日、プレスリリースにて2025年度以降に急行用新型車両を各線に投入するとしている。今回はこれから2027年以降の近畿日本鉄道奈良線ダイヤ変更について予測していく。

2026年3月実施予定の近鉄名古屋線ダイヤ変更予測はこちら!

ダイヤ改正予測2026一覧はこちら!

1. 奈良線向けにトイレ付き車両投入へ!

近畿日本鉄道では2024年より一般型車両の新車を続々投入している。

近畿日本鉄道はシリーズ21の投入以降約20年間にわたり通勤型車両の新車投入を行ってこず車両の老朽化が目立ち減便や減車による運用削減でしのいでいたが、2024年10月に運転開始した8A系を皮切りに新型車両の大量投入を行うこととなり2025年度~2027年度に121両もの新車を投入、車齢50年以上の既存車両を置き換えるとしている。

近畿日本鉄道の一般型車両の2025年度~2027年度の投入計画は以下の通り。

近畿日本鉄道では奈良線向けに新型車両8A系4両固定編成を投入し2024年10月より運転開始しているが、2026年度より投入する8A系には車内トイレを設置する。

近鉄の一般車両の車内トイレは大阪線や名古屋線には一部の車両に設置しているが、奈良線でのトイレ付き急行型車両の設定は初となる。

というのも大阪難波~近鉄奈良間は快速急行や急行で35分~38分程度しかかからないため、車内トイレを設置するほどの所要時間ではないのだ。また近鉄奈良線は近鉄の隣駅間で一番利用者が多い路線であり、最長10両運転を未だに行っている路線である。そんな混雑路線近鉄奈良線にトイレを設置して客室を狭くするなどおよそ考えられない。

そう考えると2026年度以降に8A系のトイレ設置は急行より上位の利用を想定したものではないだろうか。




2. 昼間の奈良線急行に指定席設置か!

ではなぜ近畿日本鉄道は2026年度以降に奈良線向け新型車両8A系を車内トイレ付きで4両編成9本投入するとしている。こんなに短距離なのになぜ車内トイレ付きにするのだろうか。

それは、おそらく昼間の急行に指定席を設置するためではないだろうか。

奈良線には朝夕に特急を運転し全車指定席であることから他社でいうライナー的な着席保障列車として運転している。1970年代には昼間も運転していたのだが、特急誘導のために快速急行や急行を拡充しなかった結果裁判まで起こされ近鉄が敗訴、なんと昼間の特急を消滅したに至る。

が、大阪と奈良という観光地であるがゆえ旅行客の流動も多い。昼間の奈良線特急列車は裁判の結果により走らせられないにしても、着席保障ニーズはあるはずだ。

そう考えると、京阪特急プレミアムカーやJR西日本うれシーとのように昼間の8両奈良線急行のうち1両を着席保障車両として特急料金同様着席保証料金を徴収するのではないだろうか。

実際近畿日本鉄道では2025年1月17日付で「すわれ〜る」「ざせキープ!」などを商標登録している。着席保証座席を彷彿させる言葉であることから、特急以外の列車に着席保証座席を設定する際の名称になってもおかしくはない。




また着席保証サービスを奈良線で実施するなら基本的に快速急行ではなく急行になるだろう。というのも快速急行にすると原則阪神電車神戸三宮まで乗り入れるために阪神電車側にも着席保障車両の整備が必要となり手間がかかる。このため近鉄奈良線着席保証サービスを実施するなら急行になるのではないか。

もっとも奈良線の特急は2025年2月21日まで最長10両で走っていたほど大盛況なほか、名阪特急や名伊特急の間合い運用で車両が使えるので奈良線の特急が廃止になることはないだろう。このたえ着席保証座席は朝夕は特急、昼間は急行で済み分けるのではないだろうか。




3. 京都線は特急維持か!

また奈良線と京都線は車両を共通運用していることから、新型車両の8A系のトイレ付き編成が京都線を走ることも考えられる。

そもそも京都~近鉄奈良・橿原神宮前間を結ぶ京都線特急は、東海道新幹線をグリーン車で移動する人たちが奈良で観光するために設定している列車たちである。ゆえに利用者が底堅くこの特急列車を易々と廃止するとは思えない。

そうなると奈良線の着席保証車両は朝夕は引き続き特急、昼間は急行が担うことで着席保証車両を利用できる時間帯が拡大し利便性が上がると見ていいだろう。


4. 結び

今回の2027年3月近畿日本鉄道ダイヤ変更では、近鉄奈良線でトイレ付き新型車両8A系を投入することで昼間の急行に着席保証車両を設定する可能性がある。

今後近畿日本鉄道でどのようなダイヤ改正を実施するのか、見守ってゆきたい。

2026年3月実施予定の近鉄名古屋線ダイヤ変更予測はこちら!

ダイヤ改正予測2026一覧はこちら!

関連情報:2026年に大阪線・名古屋線・南大阪線などで新型一般車両がデビュー! – 近畿日本鉄道

コメント

コメントを投稿される方はこちらの注意事項をお読みください。コメント投稿時点でこの注意事項に同意したものとみなします。

トップページに戻る

タイトルとURLをコピーしました