ひたち・ときわの東京・品川乗り入れ増強へ JR東日本水戸支社ダイヤ改正(2017年10月14日)

JR東日本は7月7日、プレスリリースにて2017年10月14日にダイヤ改正を行うと公表した( 2017年10月ダイヤ改正について )。今回はこのうち常磐線特急「ひたち」「ときわ」および茨城県内のJR線を中心に見ていく。
同日実施予定の常磐線中距離電車・上野東京ラインのダイヤ改正についてはこちら!


1. 「ひたち」「ときわ」の品川乗り入れ大幅増加

本年3月4日のダイヤ改正では上野東京ライン内での1分の短縮に留まった常磐線特急「ひたち」「ときわ」であったが、JR東日本水戸支社のプレスリリースによれば、今回の2017年10月14日ダイヤ改正により常磐線特急「ひたち」「ときわ」の品川乗り入れが大幅に増加し、上下合わせて36%増の60本となる。これにより品川発着の常磐線特急「ひたち」「ときわ」が59%から85%に飛躍的に向上することとなり、17時台以降も昼間と同様30分間隔で東京・品川発着の常磐線特急が確保されることとなった。
また朝についても品川行きが設定され、特に平日朝ラッシュ時はダイヤ改正後最大毎時20本の列車が上野東京ラインを南に進むことになるが、その中で今回増発された常磐線5本のうち1本が特急に割り当てられることとなった。JR東日本水戸支社プレスリリースの時刻表によふと一番朝早い品川行き常磐線特急「ときわ58号」(高萩始発)で東京に8時04分、品川に8時13分に到着できるようになり、現状より1時間早く品川行き常磐線特急が設定されることとなった。この列車は平日であればまさに朝ラッシュ時の利用にもってこいで、これまでも上野行きとして運行していたが東京・品川まで延長したことにより一層茨城県内から早く移動でき、そして着席できる可能性の高い列車として重宝しそうだ。これらの常磐線特急の品川延長列車拡大により、東海道新幹線や京急線経由羽田空港へのアクセスも向上させた。
ただしいわき行き特急「ひたち」が終わる上野発21時以降では減便が行われる。これまでホームライナーから格上げされる形で運行されていた上野21時45分発と22時45分発の特急「ときわ」土浦行きは廃止となり、15分前に出発する特急「ときわ」勝田行きがひたち野うしくと荒川沖に停車することで補完する。また品川・上野駅を20時までに出る特急「ひたち」についても、30分後に発車する特急「ときわ」は品川始発となったことから、土浦を通過し昼間の特急「ひたち」と水戸まで停車駅を揃えることとなった。

2. E501系の運用拡大か

前回記事にて2017年10月14日の上野東京ラインのダイヤ改正について触れたが、今回のダイヤ改正の直前に常磐線用E531系10両編成が3本、5両編成が2本導入された。このうち5両編成は朝夕ラッシュ時には東北本線黒磯〜新白河間用に使用されるから、常磐線用には10両編成3本しか残らないことになる。しかし朝夕ラッシュ時の品川乗り入れが増えたこと、品川乗り入れは15両固定であることから付属編成も必要なことを考えると、5両編成が足りないことになる。朝ラッシュ時については下り列車を調整することでなんとか工面しているようだが、夕ラッシュ時に関しては品川まで往復しなければならないため少なくとも1運用増となっている。それをこなすには、朝のみ東北本線で使用していたE531系1本を夕方のみ常磐線用に移すか、朝はフル運用のE501系5両編成の夕方の運用を現状の2運用から増やしてE531系の5両編成を捻出するかのいずれかであろう。前者であれば回送ロスが毎日発生するので、E501系をできるだけ今のうちに運用して台車を摩耗させることで早期に撤退させて、E531系に統一したいとすると後者の方が有力ではないかと思われる。
その他運用変更としては、水戸発大津港行き最終電車がE531系10両編成となり、水戸→高萩間でグリーン車営業をするようだ。

3. 水郡線の最終列車繰り下げ

今回の2017年10月14日ダイヤ改正では、水戸23時台発の常陸大宮行きを増発することにより水郡線の最終列車が繰り下がる。これまでは水戸22時30分発の常陸大子行きで、上菅谷で常陸太田行きに連絡していたが、今回はその後に水戸23時17分発常陸大宮行きを増発することにより、水戸での終電時刻が47分繰り下がるほか、品川始発の常磐線特急「ときわ」からも接続ができることから品川・東京・上野からの水郡線接続最終列車時刻が1時間繰り下がることとなった。
その反面、水郡線では運行本数と両数の見直しが行われる。常陸大宮~常陸大子間では1往復が削減されることとなり、水戸~郡山間通しの列車1本が分断されることとなった。また、水戸~常陸大宮間でも総じて1往復削減されることとなり、水戸発10時台~14時台は毎時1本(概ね毎時15分発)のみとなった。関東鉄道も同日に常総線下妻~下館間で1往復減便していることを考えると、茨城県内では千葉県に近い一部地域を除いて少子化や人口減少に伴い鉄道利用者が減ってきていると言えるのではないだろうか。

4. 結び

今回2017年10月14日のJR東日本水戸支社ダイヤ改正では、常磐線中距離電車だけではなく常磐線特急「ひたち」「ときわ」も品川乗り入れを拡大させた。その一方で水郡線は茨城県内で概ね1往復減となるなど、細かなところで減便を図っている。今後どのようになるのか注目したい。
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