一部で終電繰り上げ据え置きへ! JR東日本東京近郊各線ダイヤ改正(2021年3月予定)

一部で終電繰り上げ据え置きへ! JR東日本東京近郊各線ダイヤ改正(2021年3月予定)

JR東日本は2020年10月21日、プレスリリースにて2021年3月のダイヤ改正で終電繰り上げを行うと公表した( ダイヤ改正における終電時刻の繰り上げ等の概要について )。今回はこれから2021年3月実施予定のJR東日本ダイヤ改正について見ていく。

2021年3月ダイヤ改正予測一覧はこちら!

1. 東京都市圏で終電の繰り上げ実施へ

今回の2021年3月JR東日本ダイヤ改正では、東京近郊各線で終電繰り上げを行う。

ただ、2021年3月ダイヤ改正におけるJR西日本大阪近郊各線の終電繰り上げとの違いは、終電を繰り上げる範囲全てで終電の繰り上げを実施したわけではないということだ。

このことから東海道線の終電は東京23時54分発のまま変わらないし、高崎線の終電も上野23時46分発のまま変わりはない。ただ行き先が縮むだけである。これで利用の中距離区間では終電が繰り上がらなかったことにより神奈川県内や埼玉県内で終電繰り上げを免れたところがそこそこある

なおJR西日本の大阪都市圏での終電繰り上げでも快速列車以上は大阪や天王寺24時以降の(運転区間短縮は行っていないが)減便は行っていないわけで、そもそも東海道線や高崎線、宇都宮線などではそもそも24時台に東京や上野を出発する列車がなかったというのが大きい。

また繰り上げ幅に程度を付けているが、数字は1分刻みで書いている。もしおおよそで書くなら10分刻みないし5分刻みで書けばいいものを、わざわざ1分刻みで程度を付けている。これは、同じ終電でも区間により繰り上げ幅が変わるからではないか。

中央線快速の場合、大月への終電は2020年現在東京23時30分発中央特快大月行きとしており、2021年3月ダイヤ改正で16分程度繰り上げるとすると東京23時29分発となる。

これで東京23時45分発中央特快大月行きが高尾行きに短縮するだろうというのは分かるが、東京23時29分発の列車はなく、直後に東京23時30分発中央特快高尾行きを運転している。であれば、一番可能性は高いのは東京23時30分発中央特快高尾行きを大月行きに延長し東京・新宿発時点で15分繰り上げる方が得策なはずだ。

しかしそれでも16分程度繰り上げと書いたのは、高尾での停車時間を1分縮め高尾→大月間では16分の繰り上げを行うためではないだろうか。しかし東京→高尾間で大月行きの終電は15分しか繰り上がらないため最大繰り上げ幅である16分を用いて16分程度と書いたのだろう。

これらの内容を踏まえ、2021年3月JR東日本ダイヤ改正でどのように臨時列車を設定していくのか見ていく。




2. 山手線で終電20分程度繰り上げへ

まずは山手線。ほぼ全周的に20分程度終電を繰り上げるが、内回り品川→東京→上野→池袋間に限り終電繰り上げを行わない見込みだ。

なお各駅からの2020年現在での私鉄の終電にもこれまで通り乗り換えられる時刻設定となっている。

3. 東海道線・横須賀線では概ね据え置きへ

まずは東海道線。23時台の利用が61%減っているというのに、本数据え置きを目指している。しかもこれまでは東京発の最終が普通小田原行きだったため戸塚~小田原間の全ての最終列車が同じであったが、今回のダイヤ改正より東京23時54分発は最終平塚行き、1本前の東京24時47分発は最終国府津行き、さらに1本前の東京23時39分発は最終小田原行きとして終電を区間別にばらしただけである

まあそれでも終列車を変更しなかったのは、そもそも24時台の運転がなくそこそこ利用があることと、東北新幹線最終「やまびこ70号」からの唯一の東海道線の連絡列車だからなのだろう。

ちなみに土休日は東京23時47分発の列車の設定がないが、北陸新幹線からの最終接続を考慮して土休日も東京23時47分発最終国府津行きを設定しに来る可能性はある。

また横須賀線でも部分的に終電繰り上げを行うが、こちらも東京23時50分発の最終の繰り上げは行わず、逗子行きを大船行きに短縮するだけとなった。横須賀線の場合東海道線と違い横須賀線でしか行くことのできない西大井や新川崎、また利用の多い武蔵小杉などがあることから、東京発24時台にそもそも運転がなく比較的終電が早かった横須賀線でこれ以上終電を繰り上げることはできなかったのだろう。

このほか東京23時22分発久里浜行き最終は逗子行きないし大船行きに短縮し、久里浜への最終は東京23時04分発久里浜行きに18分繰り上がる見込みだ。なお鎌倉・逗子へは救済として東京23時35分発大船行きを逗子行きに延長することで、終電繰り上げを15分で留めることとしている。これにより東海道新幹線最終「のぞみ64号」から鎌倉・逗子へは連絡できるが、東逗子~久里浜の各駅へ横須賀線経由では行けなくなる。ただ土休日も含め京急の特急京急久里浜行きを利用できるので、田浦、横須賀、久里浜の3駅は京急を使えば東海道新幹線最終「のぞみ64号」からも到達できそうだ。

ただ利用が61%も減ってるんだったら、東京23時39分発普通小田原行きと東京23時47分発普通国府津行きを東京23時42分発普通小田原行きに統合して北陸新幹線最終「かがやき518号」東京行きから接続させつつ減便を図っても良かったのではないだろうか(なお戸塚で横須賀線最終逗子行きに連絡するが、戸塚で3分待ってもらい東海道線から連絡し続けられるようにすれば鎌倉・逗子への最終繰り下げも15分繰り上げから12分繰り上げに抑えることができただろうに)。

また北陸新幹線最終「かがやき518号」東京行きが東京21時32分に21番線到着、東海道線普通小田原行き最終が東京23時39分に隣のホーム10番線出発であることを考えると、道に迷いさえしなければ7分もあれば十分乗り換えられる。一応標準乗り換え時間の10分を切っていることから新幹線遅延時には東海道線は連絡待ちをせずに発車するということなのだろうが、事実上北陸新幹線最終「かがやき518号」から小田原や戸塚連絡横須賀線鎌倉・逗子への利用は十中八九できそうだ。

同様に、少なくとも平日は運転するはずであろう東京23時47分発最終国府津行きも9番線発車で、上越新幹線最終「Maxとき350号」東京行きの隣のホーム20番線に23時40分着から事実上乗り継げる。そう考えると上越新幹線の最終から平日は二宮・大磯・国府津には向かえそうだ。

4. 高崎線・宇都宮線線でも概ね据え置きへ

次に高崎線・宇都宮線。こちらも終電繰り上げというより運転区間の短縮となっている。

高崎線では上野23時46分発普通高崎行き最終が普通籠原行きに短縮することとなる。救済として上野23時23分発普通籠原行きを上野23時25分発普通高崎行きに延長することで終電繰り上げを21分で留める見込みだ。なおこれに合わせ国府津22時15分発湘南新宿ライン快速高崎行きも籠原行きに短縮する見込みだ。

このほか上野23時07分発普通新前橋行き最終が普通高崎行きに短縮し、高崎問屋町~新前橋への最終が上野22時30分発通勤快速前橋行き最終(土休日は上野22時23分発快速アーバン前橋行き最終)にまで37分~44分繰り上げるとしているが、そもそも高崎線の終点高崎までの終電は21分しか繰り上がらないわけで、この終電繰り上げは明らかに上越線の終電繰り上げである。

この上越線繰り上げをしたのは、前橋までは届かないことと最終前橋行きが東京23時00分発上越新幹線「Maxたにがわ477号」高崎行きから高崎で連絡できる列車のため、上越新幹線を使えば上野からの最終列車時刻はほぼ変わらない上野23時06分発で利用できることなどがあるのだろう。

なおこのほか上野23時07分発普通新前橋行き最終列車は東北新幹線最終「やまびこ70号」からの大宮での連絡列車となっている。ただ大宮で8分乗り換えで上越新幹線「Maxたにがわ477号」高崎行きに乗り換えることができるので、特急料金をさらに払えば東北新幹線最終「やまびこ70号」東京行きから高崎問屋町~新前橋の各駅に行くことは引き続きできる見込みだ。

また宇都宮線では上野23時38分発普通宇都宮行き最終を小金井行きに短縮する。なお直前の小金井行きの区間延長は行わないことから、2本前の東京23時08分発普通宇都宮行きが自治医大~宇都宮の各駅への最終列車となる。これにより上野から宇都宮への最終は24分繰り上がることとなった。




5. 京浜東北・根岸線で不均衡な終電繰り上げ実施へ

次に京浜東北・根岸線。今回のダイヤ改正では北行きと南行きで終電の繰り上げ方が大きく異なっている。

まずは南行き。川崎・横浜方面桜木町行きの終電が33分繰り下がることとなった。これにより川崎・横浜への終電は24時より前に出発することとなった。なお現在の桜木町行き終電が品川での停車時間が長いため、停車時間を1分縮めて東京23時56分発で設定する可能性が高そうだ。

おそらくこの終電設定は新幹線連絡を考慮したのだろう。京浜東北線南行きの場合東海道新幹線からの連絡は品川や新横浜で行えばいいので問題ないが、この時刻設定にしたのは東北新幹線最終「やまびこ70号」東京行きから連絡させるためだろう(余談だが上野でも連絡はできるので新幹線特急料金210円の強制徴収はない)。

おかげさまで川崎・横浜への最終列車が品川を24時09分に出てしまうのだ。なお京浜急行の最終は土休日は品川24時06分発普通京急川崎行きなので、比べたらそこまででもないのだが(というか、東急はもっと遅くまで列車を運転しているが、そこに合わせなくてよかったのかとは思う)。

なお蒲田への最終は16分繰り上がり、東京を24時33分ごろ出発とする見込みだ。

このほか根岸線桜木町→磯子間の最終は24分繰り上げるとしており、東京を23時53分に出る列車を最終連絡とするようだ。そう考えると川崎・横浜・桜木町までの最終と磯子への最終が3分程度しか変わらないことになる。いや、東京23時54分発東海道線最終平塚行きに乗れば横浜で根岸線磯子行きに連絡できるので、東京からの磯子行き最終連絡と桜木町行き最終の差はたった2分しかなくなる。

また根岸線磯子→大船間の終電は18分程度繰り上げるとしているが、東京山手線内から利用する場合横浜までは東京23時47分発普通国府津行きに乗れば横浜で連絡できるので、東京基準で11分、品川基準で13分の終電繰り上げで済んでいる。

次に新幹線からの最終接続について見ていく。2020年現在は東北新幹線最終「やまびこ70号」東京行きから下車した場合、東京を23時58分に出発する最終大船行きに乗れば京浜東北線南方面及び根岸線全駅まで行くことができる。しかし今回の2021年3月ダイヤ改正より東京を23時56分に出発する最終桜木町行きにしか連絡できなくなってしまう。鶴見や桜木町に行くには問題ないが、この列車に乗っても終点桜木町を除き根岸線各駅に行くことはできない。

ただすべての東京着の新幹線から連絡できる東京23時54分発東海道線普通平塚行き終電に乗ると、横浜で7分連絡で24時31分に出発する根岸線最終磯子行きに乗り換えることができる。つまり根岸線桜木町~磯子への東京からの終電は東海道線の最終列車に乗れば間に合うし、磯子までは最終の新幹線接続で利用できる。

なお根岸線大船行きの最終は横浜を24時21分に出発してしまうことから、東京23時54分発東海道線最終平塚行きから連絡できない。そうなると1本前の東京23時47分発最終国府津行きに乗らないと根岸線新杉田~本郷台の各駅へ到達することができなくなる。このことから根岸線新杉田~本郷台への各駅は東北新幹線最終「やまびこ70号」東京行きからは行けなくなるし、事実上乗り換えられそうではあるが遅延時の連絡待ちは行わないことから上越新幹線「Maxとき350号」東京行きからも連絡しないようになるはずだ。また東海道線大船経由で行こうとしても大船からの根岸線の終電はすでに終了している。

にもかかわらずプレスリリースに記載がないことを考えると、JR東日本は根岸線新杉田~本郷台の最終新幹線からの連絡解除に関して記載を忘れているのだろう

ちなみに北行きでは大宮への最終は東京24時23分発から東京24時00分発にまで繰り上がるが、南浦和への最終は東京24時23分発のまま変わらない。なお赤羽への最終列車は廃止となり、1本前の南浦和行き最終が上中里~赤羽間の最終を兼ねることとなる。

もし南浦和行き最終を赤羽行きに短縮して東十条入庫にするならまだわかるけど、都県をまたぐ東京から川崎・横浜への最終は東京23時56分発に大幅に繰り上がるのに、同じ路線系統で同じく都県を跨ぎ川崎・横浜よりも人口の少ない川口や蕨へ向かう南浦和行きの最終が日付を超えた東京24時23分発のまま変わらないっておかしいと思いませんか?南浦和までの最終を東京24時20分台まで設けるのなら、桜木町行きの最終も東京を24時に出ても行けるようにしてよ。

このほか京浜東北・根岸線では初電の繰り下げも行っている。先述したように赤羽行き最終が廃止となることから折返しで運転する赤羽4時30分発大船行き初電は東十条4時32分発大船行きに短縮し赤羽での初電は11分繰り下がるほか、東神奈川4時31分発大船行き初電も東神奈川4時34分発に3分程度繰り下がることとなる。




6. 中央線では中央特快減便か

今回の2021年3月JR東日本ダイヤ改正で一番終電繰り上げの影響が大きいのが中央線だ。

まずは中央線快速から。現在中央線快速の最終は東京24時35分発快速武蔵小金井行きとなっているが、少なくとも24時台の列車4本を廃止し東京24時05分発快速武蔵小金井行きを最終列車とする見込みだ。これにより武蔵小金井までの最終が30分繰り上がることとなる。

また豊田への最終も東京24時25分発快速豊田行きから東京23時56分発快速豊田行きに29分繰り上がる見込みだ。なお2020年現在東京23時54分発快速豊田行きは三鷹で東京24時00分発中央特快高尾行きに抜かれているが、今回のダイヤ改正で東京24時00分発中央特快高尾行きは全区間廃止となる見込みだ

またこの東京23時56分発快速豊田行きは東海道新幹線最終「のぞみ64号」及び上越新幹線最終「Maxとき350号」、東北新幹線最終「やまびこ70号」からの接続列車となっているが、八王子~高尾の各駅へ向かうには東海道新幹線からは新横浜連絡横浜線利用、東北上越新幹線からは大宮連絡埼京線利用の後、武蔵浦和で武蔵野線に乗り換え、西国分寺で中央線快速に乗り換えれば到達することができる。

このほか高尾への最終は東京24時15分発快速高尾行きから東京23時45分発中央特快高尾行きに30分繰り上がる見込みで、立川→高尾間では37分最終が繰り上がる見込みだ。八王子への最終は新宿24時00分発で設定したようだ。

また東京23時30分発中央特快大月行きは高尾行きに短縮し、救済として東京23時15分発中央特快高尾行きを大月行きに延長する見込みだ。

このほか青梅線は東京23時50分発快速青梅行き最終の運転を取りやめ、立川24時22分発青梅行きを最終とするようだ。これにより立川から青梅へは21分、西立川→青梅では22分終電が繰り上がる見込みだ。これにより東京・新宿から拝島・青梅への最終も20分繰り上がり、東京23時30分発中央特快高尾行きを利用しなくてはならなくなった。

ちなみに西武鉄道も同日のダイヤ改正で終電を繰り上げ、拝島への最終は平日は西武新宿23時43分発、土休日は西武新宿23時32分発とする見込みだ。他社競合を考えても終電時刻が明らかに劣ることはないようだ。

また立川23時36分発最終奥多摩行きを青梅行きに短縮する。救済として青梅23時12分発奥多摩行きを青梅23時29分発奥多摩行きに繰り下げて最終とするようだ。これにより立川22時59分発青梅行きに乗らなくてはならなくなり、立川からの最終が37分繰り上がることとなった。

このほか中央線各駅停車でも終電繰り上げを行い、三鷹への最終は新宿25時01分発から24時36分発に25分繰り上がるほか、中野への最終も新宿25時01分発から24時54分発に7分繰り上がる見込みだ。

7. 総武線では快速据え置きへ

次に総武線。三鷹23時51分発各駅停車千葉行き最終及び三鷹24時01分発各駅停車津田沼行き最終を少なくとも総武線内で廃止するほか、中野23時50分発各駅停車千葉行きを津田沼行きに短縮する。救済として三鷹23時28分発各駅停車津田沼行きを千葉行きとして延長し千葉までの終電とするようだ。これにより御茶ノ水・秋葉原→津田沼間で終電が16分、津田沼→千葉間で終電が23分繰り上がることとなった。

なお今回の2021年3月JR東日本ダイヤ改正では、総武線快速は終電繰り上げを行わない見込みだ。

東京24時01分発最終快速千葉行きは津田沼で各駅停車千葉行きに連絡できるので、快速は津田沼行きに短縮しても到達可能エリアが変わらないことから短くしても良かったとは思うが。

このほか京葉線でも終電繰り上げを行う。東京24時35分発各駅停車蘇我行き最終が廃止になるほか、東京24時22分発各駅停車蘇我行きが新習志野行きに短縮する。これにより新習志野までの終電は11分、海浜幕張~蘇我への終電は30分繰り上がることとなった。なおこの時刻設定はほぼ総武線各駅停車終電の御茶ノ水発時刻に合わせているようだ。なお武蔵野線直通の最終列車は東京23時33分発各駅停車東所沢行きのまま変わりはない。




8. 常磐線では茨城県内まで終電繰り上げへ

次に常磐線。茨城県内も含め終電の繰り上げを行う。

まず上野24時51分発快速松戸行き最終は廃止となり、1本前の上野24時34分発快速我孫子行き最終は松戸行きに短縮する見込みだ。これにより松戸までの終電は17~18分繰り上がる。

さらに上野24時23分発快速取手行き最終は快速松戸行きに短縮するほか、上野24時12分発快速取手行きは我孫子行きに短縮し終電となる。これにより我孫子への最終は22分程度、取手への終電は23分程度繰り上がり上野24時00分発の快速となる。

東海道新幹線最終「のぞみ64号」から接続できる常磐線は上野24時12分発の快速であったが、取手行きから我孫子行きに短縮したことにより天王台・取手へは連絡できなくなった。

このほか土浦への最終は上野23時42分発快速土浦行きのまま変わらないが、品川からの常磐線直通最終列車である品川22時55分発快速勝田行き最終が土浦行きに短縮し、救済として品川22時34分発快速土浦行きが勝田行きに延長することとなった。これにより上野から水戸・勝田への最終が快速電車では上野23時12分発から上野22時49分発に23分繰り上がることとなったが、おそらく品川22時45分発常磐線特急「ときわ91号」勝田行きは存続するので、特急を利用すれば10~12分の繰り上げで済むようだ。まあ勝田への最終は勝田着25時15分着であることを考えると、終電繰り上げは致し方ないのだろう。

このほか各駅停車でも終電繰り上げを行う。先述したように上野24時51分発快速松戸行き最終が廃止となることから、そこから連絡していた北千住25時04分発各駅停車松戸行き最終を16分繰り上げることとなった。これにより新しい快速の最終である上野24時34分発快速松戸行き最終から連絡するようになった。

また千代田線代々木上原24時00分発各駅停車我孫子行き最終を松戸行きに短縮することで、我孫子への最終が15~16分繰り上がることとなった。こちらも快速我孫子行き最終から松戸で連絡を受けていたが、快速我孫子行きの最終が繰り上がったことで各駅停車でも終電を繰り上げることとなったようだ。

また常磐線では初電の繰り下げも行う。

まずは快速。取手4時35分発快速上野行き初列車が取手4時44分発に9分繰り下がる見込みだ。ただ、我孫子4時30分発各駅停車代々木上原行きを運転していることから、少し乗車時間を繰り上げればこれまで通りの時刻で行くことはできる。

また上野4時30分発快速取手行き初電を上野4時33分頃発に3分程度繰り下げる見込みだ。

このほか松戸4時27分発各駅停車我孫子行きを廃止するようだ。

9. 埼京線はほぼ据え置きも都区内と川越線は終電繰り上げへ

次に埼京・川越線。新宿からの最終は2019年11月30日ダイヤ改正より新宿24時00分発各駅停車川越行きに繰り下げていたが、これを大宮行きに短縮することとなった。これにより川越線内では12~13分程度終電を繰り上げることとなったが、赤羽~大宮間では終電を繰り上げないこととなった。まあ埼京線赤羽~大宮間は都区内を含むにもかかわらず2020年現在で既に東海道新幹線最終「のぞみ64号」東京行きから連絡できないほど終電が早いのでこれ以上繰り上げられる必要がなかったのだろうが。

なお川越線川越への最終は引き続き上野23時46分発高崎線最終から連絡できるので、東京・上野からの利用はあまり変わらないようだ。

このほか赤羽線内では池袋24時41分発最終赤羽行きと赤羽25時02分発最終池袋行き最終を廃止し、終電を20分程度繰り上げる。

10. 武蔵野線で新幹線接続ギリギリの終電繰り上げへ

次に武蔵野線。東京22時37分発府中本町行き最終を東所沢行きに短縮し、東所沢→府中本町間で終電を12分繰り上げる。ただこの新しい終電、東北新幹線最終「やまびこ70号」からの連絡がギリギリで、大宮での連絡時間は標準10分のところ7分、南浦和での乗り換え時間は3分しかない。もっとも埼京線経由でも武蔵浦和での乗り換え時間は5分確保できるが大宮発時刻はほぼ変わらないためかなり連絡が厳しいようだ。まあ、自社線内なので意地でも接続はさせるだろうが、少しでも寄り道をしたら終電は行ってしまいそうだ。

このほか府中本町24時27分発最終東所沢行きを廃止するほか、府中本町24時05分発最終南越谷行きを府中本町24時01分発に4分繰り上げる(なお南浦和→南越谷間で終電繰り上げを行わないのは、南浦和で京浜東北線からの連絡待ちをするためのようだ)。これにより府中本町→東所沢間では終電が26分繰り上がる見込みで、中央線からの連絡も東京23時45分発の中央特快高尾行きからの連絡から東京23時15分発中央特快大月行きからの連絡(ともに国分寺で快速に乗り換え)に30分繰り上がりそうだ。




11. 南武線でも終電繰り上げへ

また今回の2021年3月JR東日本ダイヤ改正では、24時55分までに営業を終えている南武線でも終電繰り上げを行う。

まずは立川方面。川崎24時39分発最終武蔵中原行きが川崎24時25分発に14分程度繰り上がる。これは京浜東北線の終電繰り上げにより連絡を受ける列車が無くなるために繰り上がるのもので、この南武線武蔵中原行き最終は京浜東北線桜木町行き最終から連絡できる。これにより東北新幹線最終「やまびこ70号」から南武線矢向~武蔵中原の各駅へ引き続き到達することができる。

また登戸までの最終は川崎24時21分発から川崎24時06分発程度にまで15分程度繰り上がる見込みだ。これにより東海道線東京23時54分発普通平塚行き最終からは連絡できなくなる。なお東北・上越新幹線からの最終連絡は引き続き大宮連絡埼京線・武蔵野線経由で行けるので、到達できなくなることはない。

このほか稲城長沼への最終は川崎23時59分発から23時51分発に8分程度繰り上げるものの、立川への最終は変わらないこととなった。これにより中野島~稲城長沼への各駅は東海道新幹線最終「のぞみ64号」東京行きから東神奈川・川崎乗り換えのJR線のみの利用では到達できなくなるが、菊名と武蔵小杉で乗り換えて東急東横線経由で利用すれば引き続き到達することができる。2023年までに東急新横浜線が開業すれば武蔵小杉経由利用での運賃が下がるほか、さらに利便性が向上するだろう。

次に川崎方面。立川24時12分発最終武蔵中原行きは立川24時02分発に10分程度繰り上げる。これは府中本町で連絡していた武蔵野線最終府中本町行きが廃止となり終電が12分繰り上がったことにより、府中本町で連絡を受ける列車が無くなったためである。

また立川23時33分発最終川崎行きを立川23時25分発に8分繰り上げることとなった。

12. 横浜線でも終電繰り上げへ

また今回の2021年3月JR東日本ダイヤ改正では、新横浜で東海道新幹線と連絡している横浜線でも終電繰り上げを行う。

2020年現在横浜線の最終は東神奈川24時15分発最終橋本行きとなっているが、これを12分程度繰り上げ東神奈川24時03分発とする見込みだ。これは京浜東北線からの連絡を踏まえて横浜24時00分発を横浜線の最終と置いたのだろう。

なお桜木町24時20分発各駅停車八王子行き最終が繰り上がらないのは、東海道新幹線最終「のぞみ64号」東京行きからの連絡列車だからである。

このほか東神奈川・桜木町方面行きでも終電を繰り上げている。八王子24時14分発最終町田行きは八王子24時11分発最終橋本行きに3分繰り上がり短縮する。救済として八王子24時04分発橋本行きを八王子23時59分発最終町田行きに延長し橋本→町田間の終電繰り上げを15分に留める。

また八王子23時41分発最終東神奈川行きを八王子23時38分発に3分程度繰り上げる見込みだ。


13. 結び

今回の2021年3月JR東日本ダイヤ改正では、東京近郊各線で終電の繰り上げを行うこととなった。

ただ、東海道線や高崎線、宇都宮線などで終電繰り上げが限定的に抑えられたことから、一部のエリアでは終電の繰り上げが行われないこととなった。

今後JR東日本東京近郊各線でどのようなダイヤ改正を実施するのか、見守ってゆきたい。

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