新線開業とラッシュ時増発実施へ 南寧地下鉄ダイヤ改正(2017年12月4日/2017年12月28日) 南宁地铁调图

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南寧地下鉄は2017年12月2日、プレスリリースにて12月4日に地下鉄1号線でダイヤ改正を行ったと公表した( 南宁地铁1号线调整行车间隔 早晚高峰班次加密 )。また南寧地下鉄は2017年12月29日、プレスリリースにて12月28日に地下鉄2号線を開業したと公表した( 南宁地铁2号线通车 南宁迈入地铁换乘时代 )。今回はこれについて見ていく。

1. ラッシュ時に大幅増発

今回の2017年12月4日南寧地下鉄ダイヤ改正では、当時南寧地下鉄唯一の路線であった地下鉄1号線で2017年6月28日ダイヤ改正以来約5か月ぶりにダイヤ改正を実施する。

平日朝夕ラッシュ時は6分30秒間隔から6分間隔に短縮され、輸送力が8.3%増加した。一方で平日・土休日とも昼間は7分間隔に据え置かれ、昼夕輸送力比(日本の基準で適正値60〜78%/推奨値66%~75%)は92.8%から85.7%へ変化した。前回の2017年6月28日ダイヤ改正では昼間のみ増発されたため空席が目立つようになっていたが、需要が追い付き通勤時間帯の増発につながったようだ。

2. 新線開業で路線ネットワーク拡充へ

また2017年12月28日南寧地下鉄ダイヤ改正では、南寧地下鉄2番目の路線となる地下鉄2号線が開業した。

地下鉄2号線は西津~国鉄駅~王洞間を結ぶ21.2km、18駅にも及ぶ路線で、地下鉄1号線同様6両編成B型車(京急・阪急と同じ車両サイズ)で、最高速度80km/hで運転され、全線所要時間は37分となっている。すでに開業している地下鉄1号線とは国鉄駅と隣の朝陽広場の両駅で乗り換えることができる。

運転間隔は平日朝夕ラッシュ時は6分間隔、平日・土休日とも昼間は8分間隔での運転となっており、昼夕輸送力比(日本の基準で適正値60〜78%/推奨値66%~75%)は75.0%となっており、標準的な混雑度となっている。この運転間隔は平日朝夕ラッシュ時は地下鉄1号線の運転間隔と同一で、昼間の運転間隔は地下鉄1号線の開業時の運転間隔を踏襲している。どうやら地下鉄1号線の反省点を踏まえて考えられたようだ。

初電は西津発王洞行きが西津6時30分発、王洞発西津行きが王洞6時30分発となっている。終電は西津発王洞行きが西22時30分発、王洞発西津行きが王22時30分発となっている。


3. 結び

今回の2017年12月4日南寧地下鉄ダイヤ改正では、地下鉄1号線で平日朝夕ラッシュ時の増発を実施した。また2017年12月28日南寧地下鉄ダイヤ改正では、地下鉄2号線が開業し市内交通が拡充された。

南寧地下鉄で今後どのようなダイヤ改正が組まれるのか見守ってゆきたい。

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