福井鉄道は2025年6月27日、プレスリリースにて2025年7月12日にダイヤ改正を行うと公表した。今回はこれについて見ていく。
1. 急行2往復増発で昼間の急行復活へ!!
今回の2025年7月12日福井鉄道ダイヤ改正では、2024年10月1日福井鉄道ダイヤ改正以来約9か月ぶりにダイヤ改正を行う。
今回のダイヤ改正では昼間の急行を復活する。
福井鉄道では2023年10月14日ダイヤ改正で昼間に運転していた急行全毎時1本を廃止、臨時急行と名乗るほぼノンストップの臨時急行列車を2023年内昼間に2往復設定していたが廃止、それ以後は昼間は全駅停車の普通電車毎時2本のみとなっていた。
が、今回のダイヤ改正で昼間に急行を2.5往復増発、昼間の急行が復活することとなった。
今回設定するのは福井方面がたけふ新9時50分発急行福井駅行き、たけふ新13時00分発急行福井駅行き、たけふ新19時18分発急行田原町行きの3本となっている。またたけふ新方面は福井駅11時06分発急行たけふ新行き、福井駅14時06分発急行たけふ新行きとなっている。いずれも昼以降の1運用の増加で設定可能だ。
福井駅~たけふ新間は全駅に停車する普通列車なら約1時間10分かかるところ急行なら約1時間01分に9分短縮する。昼間に急行を設定することで列車本数が増えるほか利便性が向上、JR西日本北陸本線から移管したハピラインふくいとの競合も見据えているのだろう。
2. 早朝急行1本廃止で初電30分繰り下げへ!
また今回の2025年7月12日福井鉄道ダイヤ改正では、早朝に減便し初電を繰り下げる。
今回廃止となるのはたけふ新5時30分発急行福井行きで、北陸新幹線福井6時32分発「かがやき502号」東京行き一番列車に接続できる電車だった。が、そもそもこの早朝急行の設定経緯は北陸新幹線が金沢までしか開業していない状態で福井6時50分発特急「ダイナスター1号」金沢行きに接続するための電車であった。が福井駅に北陸新幹線が乗り入れるようになったことで所要時間が縮まり必要性が薄れたことから今回廃止するに至ったのだろう。
これにより初電が30分~40分繰り下がることとなり、保守間合い時間を拡大しすることとした。
結果今回のダイヤ改正で毎日2往復増発、平日は1日86本から90本に、土休日は1日83本から87本にぞれぞれ増発することとなった。
3. 結び
今回の2025年7月12日福井鉄道ダイヤ改正では、急行を2往復設定し昼間の急行運転を復活することとした。
一方で初電を30分~40分繰り下げて保守間合い時間を拡大し合理化を図っている。
今後福井鉄道でどのようなダイヤ改正を実施するのか、見守ってゆきたい。
2025年3月15日東海道山陽新幹線ダイヤ改正まとめはこちら!
関連情報:2025年7月12日(土)福鉄電車ダイヤ改定について – 福井鉄道
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