四国特急全車指定席化か! JR四国ダイヤ改正予測(2026年3月)

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四国特急全車指定席化か! JR四国ダイヤ改正予測(2026年3月)

JR四国は2025年9月4日、プレスリリースにて2025年内をもって岡山自由席トク割回数券を廃止すると公表した。今回はこれから2026年3月JR四国ダイヤ改正について見ていく。

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1. 自由席の割引商品廃止へ!

今回の2025年お得なきっぷ改定では、岡山自由席トク割回数券を年内を持って廃止する。

岡山自由席トク割回数券とは松山~伊予北条⇔岡山間、朝倉~高知~土佐山田⇔岡山間の特急列車自由席が利用できる4枚つづりの回数券である。

なぜ発売するかというと、往復以上をJR四国管内で買わせることによって片道ずつ買う際の岡山駅を管轄するJR西日本にはあるはずの手数料を儲かっていないJR四国に稼がせるための補助制度と言われている。また一説にはJR旅客会社間では在来線指定席特急券は他社線内も含めその特急車両を保有する会社に料金が行くが、在来線自由席特急券は列車が特定できないので線路を保有する会社に料金が行くシステムになっているもようだ。岡山発着の四国昼行特急はすべてJR四国による運転のため指定席だと岡山まで全区間の特急料金がJR四国に入るが、自由席だと岡山〜児島間のJR西日本区間が按分されJR四国の手取りが減ってしまう。ただし回数券として買わせた場合は例外的に発売会社に全額入るようだ。このためJR四国の取り分増加目的で発売していた。

ただJR四国ではこのお得なきっぷのみを2025年内で廃止することとした。このまま何もしなければJR四国の取り分がただ減るだけなのでなにかウラがないとおかしい。なぜだろうか。




2. まずは岡山発着特急「しおかぜ」「南風」全車指定席化か!

今回の2026年3月JR四国ダイヤ改正では、岡山を発着する予讃線特急「しおかぜ」と土讃線特急「南風」の自由席をすべて廃止して全便全車指定席とするのではないだろうか?

もし特急列車の自由席を廃止して全車指定席化するのであれば、その分JR四国は増収となるし自由席対象となるお得なきっぷを廃止したい。今回の岡山自由席トク割回数券を廃止してもおかしくない。

実際JR四国では2024年や2025年8月のお盆の多客期に岡山発着予讃線特急「しおかぜ」8両中5両を指定席とするところ6両に増やし自由席1両が指定席に置き換わっている。このため自由席を置き換えて指定席に置き換える機運はある。

また四国特急での岡山駅利用は県内利用者は使うことはなく山陽新幹線を使って本州に行くよそに行くための列車である。正直自由席より通常期で530円、最繁忙期で930円高い指定席でも乗ってくれるのだ。このため岡山発着特急列車である特急「しおかぜ」「南風」が全車指定席化してもおかしくはない。

そう考えると2026年3月ダイヤ改正でJR四国特急のうち岡山発着特急「しおかぜ」「南風」を全車指定席化するのではないだろうか?




3. 四国特急の全便全車指定席化がねらいか!

今回の2026年3月JR四国ダイヤ改正では、岡山発着のみならず四国特急の自由席をすべて廃止して全便全車指定席とする可能性もある。

岡山発着特急「しおかぜ」「南風」が全車指定席となるとして、予讃線特急「しおかぜ」はほとんどが四国内宇多津〜松山間で高松発着で自由席が残るであろう特急「いしづち」と連結するので多客期でなければ問題なさそうだ。

一方の土讃線特急「南風」は全車指定席としたとき、高松〜高知間の特急「しまんと」朝夜の計2往復しか自由席がないのは手間だし旅客からもわかりにくい。面倒なのである。

そこでいっそのこと四国特急すべてを全便全車指定席とするのではないだろうか?

そもそも特急列車は国鉄も私鉄も全車指定席が基本だったんだ、国鉄を継承したJR東日本やJR西日本が順次在来線特急を全車指定席としている中、JR四国が在来線特急を

もっとも2026年3月JR四国ダイヤ改正では特急「しおかぜ」「南風」のみ全車指定席化、その後数年後にすべての四国特急を全車指定席とする可能性はありそうだ。




4. 特急定期券快て~き縮小・廃止か!

今回の2026年3月JR四国ダイヤ改正による特急の全車指定席化が進めば、特急自由席を利用可能な定期券快て~きが縮小・廃止するだろう。

2023年以降在来線特急の全車指定席化が進んだJR西日本では特急自由席が利用可能な定期券パスカルを発売していたが、自由席廃止時に有効期間がのこたっ定期券に対して特例として指定席の空席を利用できる措置を取ったもののその後特急自由席運航のない区間の特急定期券の新規発売を停止している。

ただJR西日本特急定期券パスカルもJR四国特急定期券快て~きも1か月の特急料金部分は自由席往復特急料金の60倍となっており、まったくお得じゃない。いやむしろ30日乗らないといけないので損ともいえる。このため特急定期券が廃止となり特急指定席乗車蜷田っとしてもそこまで家計に負担がなかったりする。

このため四国特急の全便全車指定席化と特急定期券快て~き廃止はあり得るのではないだろうか。


5. 結び

今回の2026年3月JR四国ダイヤ改正では、岡山発着を含む四国特急を全車指定化する可能性がある。

今後JR四国でどのようなダイヤ改正を実施するのか、楽しみにしたい。

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関連情報:「岡山自由席トク割回数券」の発売終了について – JR四国

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