終電繰り上げと減便実施へ とさでん交通ダイヤ改正(2021年1月9日)

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終電繰り上げと減便実施へ とさでん交通ダイヤ改正(2021年1月9日)

とさでん交通は2020年12月10日、プレスリリースにてにて2021年1月9日にダイヤ改正を行うと公表した( 路面電車 ダイヤ改正のお知らせ )。今回はこれについて見ていく。

2021年3月ダイヤ改正まとめはこちら!

1. 終電繰り上げで曜日別終電へ

今回の2021年1月9日とさでん交通ダイヤ改正では、2019年11月22日とさでん交通ダイヤ改正以来約1年1か月半ぶりにダイヤ改正を実施した。

今回のダイヤ改正では終電を繰り上げることとなった。これまで2020年現在とさでん交通の終電は平日も土休日も概ね同じ時刻だったが、今回のダイヤ改正より平日と土休日で終電を分けることとなった。

今回のダイヤ改正で平日は終電繰り上げを行っていない区間もあるほか終電繰り上げを実施しても最大でも20分までに収まっているが、土休日の終電繰り上げは最大40分繰り上がっている。

この終電繰り上げにより平日は22時30分までに、土休日は22時15分までに電車の運行を終えることとなった。

2. 終日に渡り減便実施へ

今回の2021年1月9日とさでん交通ダイヤ改正では、終日に渡り減便を実施する。

文殊通~領石通間は昼間概ね10分30秒間隔であるが、昼間は領石通発着を文殊通発着に短縮することで後免発着のみの運転となり、概ね21分間隔に半減する。なお土休日昼間は既に領石通発着の電車の設定がないため減便はない。

また伊野~朝倉間は平日・土休日ともに昼間は21分間隔の運転があるが、今回のダイヤ改正より半減し42分間隔での運転となる。また平日・土休日ともに朝夕も約22分間隔から約45分間隔に半減する。もっともJR土讃線と比べれば遜色ない運転本数だし高知市中心部を通っていることを考えれば問題ないのかもしれないが、伊予鉄道松山市内線6系統(本町線)も終日40分間隔だが、路面電車としては運転本数最低レベルである。

また今回のダイヤ改正では平日朝の学級日運休便の多くを廃止する。もっとも休校日には運休していたのだが、そもそも列車設定を減らすことで運用本数を3運用浮かせているようだ。

これらの減便により朝は少なくとも4運用、昼間は2運用削減する見込みだ。


3. 結び

今回の2021年1月9日とさでん交通ダイヤ改正では、終電繰り上げのほか減便を行うこととなった。

今後とさでん交通でどのようなダイヤ改正を実施するのか、見守ってゆきたい。

コメント

  1. 大口に直通線を停めろ! より:

    なぜ伊野線の減便に踏み切ったかを考えていたが、やっとわかった。
    重大インシデントが朝倉と八代でそれぞれ1件ずつ発生し、その後八代信号場に駅員を配置した。しかし、コロナによる影響で配置することが難しくなった。やむを得なく八代信号場を休止し、朝倉と伊野間は1列車しか入線できなくしたことで、終日42〜45分毎となってしまったと言うのが私の推測である。
     せめて朝夕だけでも駅員を配置し21分毎を維持して欲しかったのだが、背に腹はかえられない。また、朝倉で起きた1回目のインシデントが団体客輸送が絡むことだったので、同区間における団体客の利用をお断りしているのでは?と思った

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