東海道新幹線ダイヤ改正予測(2016年3月12日予定)

JR東海では2016年3月12日にダイヤ改正を行う予定だと思われます(詳細につきましては2015年12月18日公表予定のJR東海プレスリリースをご覧ください)。その中でも東海道新幹線では毎年ダイヤ改正が行われており、2015年3月14日ダイヤ改正では最高時速285km化による所要時分の短縮が行われましたし、最近の報道では2019年度をもって東海道新幹線から700系を引退させたり、現在所有するN700系の第2次A化改造も報道も出ておりますから、2020年3月のダイヤ改正では全列車の時速285km運転が実現しそうです( http://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000028233.pdf )。
今回2016年実施予定のダイヤ改正では、全N700系の第1次A化改造が終了することから、N700系については全車両が東海道新幹線内でも時速285kmまで出せることになります。これによりデータイムにおいても一部の列車に所要時分の短縮が図られるものと思われます。今回は公式報道の1ヶ月前に予想してみたいと思います。


1. 2015年12月現在のデータイム運用状況(2015年3月14日ダイヤ改正)

東京毎時00分発/23分着 定期のぞみ(N700系限定運用)
東京毎時03分発/40分着 定期ひかり ※山陽直通(N:3 7:11)
東京毎時10分発/33分着 定期のぞみ(N700A系限定運用) ※山陽直通
東京毎時13分発/30分着 臨時のぞみ ※山陽直通(1:14)
東京毎時20分発/43分着 定期/臨時のぞみ(N:9 1:5)
東京毎時23分発/20分着 臨時のぞみ(1:14)
東京毎時26分発/17分着 定期こだま ※名古屋止(N:9 7:5)
東京毎時30分発/13分着 定期のぞみ(N700系限定運用) ※山陽直通
東京毎時33分発/10分着 定期ひかり(N700系限定運用)
東京毎時37分発 一部時間帯運行こだま(N700系限定運用) ※三島止
東京毎時40分発/03分着 定期/臨時のぞみ ※山陽直通(N:6 1:8)
東京毎時47分発/56分着 臨時のぞみ(1:13 7:1)
東京毎時50分発/53分着 定期のぞみ(N700系限定運用) ※山陽直通
東京毎時53分発/50分着 臨時のぞみ(N:4 1:10)
東京毎時56分発/47分着 定期こだま(N:3 7:11)
 N700系に限定運用されていないものについては東京発7時~20時台の運用状況を右記に示した数で表す。(N:N700系で運用される本数 1:特定の日のみN700系で運用される本数 7:運転日はすべて700系で運用される本数、記載のないものは0)
 上記のうち、N700系限定運用と記載されているものについては2016年3月以降はN700A(改造型含む)で運行されるはずだから、所要時分の短縮が見込めるものと思われる。但し700系との混用運用については700系の運行パターンになるものと思われる。
 2015年3月と比べると「ひかり」「こだま」の使用車種変更は一切なく、N700系増備分は今のところ臨時のぞみに充てられているようだ(東京毎時40分発「のぞみ」では、3月時点と比べて700系運用のない列車が増えている)。また定期のぞみはN700系運転だが、臨時延長すると700系になるのぞみも未だ健在のようである。

2. データイム総論

 以前2012年~2014年にかけて、東京毎時33分発/10分着定期「ひかり」は時間帯によってN700系としていたことから、該当時間帯だけ「のぞみ」毎時10本化することが出来たというメリットがあったが、今回パターンダイヤとして運行されている「のぞみ」のうち、時間帯によってN700系専用運転になっているものであってもこれ以上の増発は見込めないことから、東京発7時~20時台において全て同じ所要時分で運行するものと仮定して予想を行う。また、予測の際には下り列車で考え、「のぞみ」「ひかり」のみを用い、こだまはある程度時間調整が出来るものとして計算する(2014年3月15日ダイヤ改正では「のぞみ」10本化と引き換えに「こだま」所要時分10分延長も行われている)。今回はN700系全列車に定速運行装置が設置されることから、間隔が2分に詰められるという仮定での予測も同時に行う(名古屋736発「ひかり」は、名古屋735発の「のぞみ」の1分後発車で運行している)。その際には「定速運行装置が発揮された場合~」と記載する。

2.1 「のぞみ」

2.1.1 東京毎時00分発/23分着 定期のぞみ(N700系限定運用)
この列車に関しては前後に列車が詰まっているため所要時分の短縮は難しいものと思われる。定速運行装置が発揮された場合には1分程度の短縮が見込まれる。
2.1.2 東京毎時10分発/33分着 定期のぞみ(N700A系限定運用) ※山陽直通
この列車に関しては既にN700Aの限定運用となっているため、今回のダイヤ改正での所要時分短縮はないものと思われる。
2.1.3 東京毎時13分発/30分着 臨時のぞみ ※山陽直通(1:14)
この列車に関しては、JR西日本と直通しているため全列車N700系化が難しいものと思われる。そのため今回のダイヤ改正での所要時分短縮はないものと思われる。
2.1.4 東京毎時20分発/43分着 定期/臨時のぞみ(N:9 1:5)
この列車に関しては、特定の運転日にしかN700系を充てない列車でも700系を充てている日はほとんどないので、N700系への統一がなされる可能性がある。ただし浜松で前を走る「ひかり」を追い抜くので、時速285km運転は浜松以西に限られるのであろう。2016年3月に全車N700系に統一された場合、所要時分が2分(定速運行装置が発揮された場合には3分)程度所要時分短縮の可能性がある。今回のダイヤ改正で所要時分が短縮されるのではないかと思われる。
2.1.5 東京毎時23分発/20分着 臨時のぞみ(1:14)
この列車に関しては、全列車N700系化が難しいものと思われる。そのため今回のダイヤ改正での所要時分短縮はないものと思われる。
2.1.6 東京毎時30分発/13分着 定期のぞみ(N700系限定運用) ※山陽直通
この列車に関しては前後に列車が詰まっているため所要時分の短縮は難しいものと思われる。定速運行装置が発揮された場合には1分程度の短縮が見込まれる。
2.1.7 東京毎時40分発/03分着 定期/臨時のぞみ ※山陽直通(N:6 1:8)
この列車に関しては、JR西日本と直通しているため全列車N700系化が難しいものと思われる。そのため今回のダイヤ改正での所要時分短縮はないものと思われる。
2.1.8 東京毎時47分発/56分着 臨時のぞみ(1:13 7:1)
この列車に関しては、全列車N700系化が難しいものと思われる。そのため今回のダイヤ改正での所要時分短縮はないものと思われる。
2.1.9 東京毎時50分発/53分着 定期のぞみ(N700系限定運用) ※山陽直通
この列車に関しては前後に列車が詰まっているため所要時分の短縮は難しいものと思われる。定速運行装置が発揮された場合には1分程度の短縮が見込まれる。
2.1.10 東京毎時53分発/50分着 臨時のぞみ(N:4 1:10)
この列車に関しては、全列車N700系化が難しいものと思われる。そのため今回のダイヤ改正での所要時分短縮はないものと思われる。

2.2 「ひかり」

2.2.1 東京毎時03分発/40分着 定期ひかり ※山陽直通(N:3 7:11)
この列車に関しては、JR西日本と直通しているため全列車N700系化が難しいものと思われる。そのため今回のダイヤ改正での所要時分短縮はないものと思われる。
2.2.2 東京毎時33分発/10分着 定期ひかり(N700系限定運用)
この列車に関して、最高速度の引き上げと定速運行装置の搭載に伴い、東京~名古屋間で1~2分程度短縮できるものだと思われる。東京発着時刻を変えない場合には全線での所要時分短縮は定速運行装置が発揮された場合には1分にとどまるが、東京発時刻を2分繰り下げ、東京着時刻を2分繰り上げた場合全線での所要時分短縮は2分、定速運行装置が発揮された場合には3分になるものと思われる。

2.3 「こだま」

2.3.1 東京毎時26分発/17分着 定期こだま ※名古屋止(N:9 7:5)
この列車のN700系化も進んでいるが、今回もし全車なったとしても所要時分の短縮は難しく、おそらくこの「こだま」が全車N700系化されるのは編成数を考慮すると早くても2017年だと思われる。そのため、今回の時間短縮はないものと思われる。
2.3.2 東京毎時37分発 一部時間帯運行こだま(N700系限定運用) ※三島止
この列車はすでにN700系限定運用となっており、最高時速が向上してもほとんど短縮が見込めないことから、せいぜい1分程度だと思われる。
2.3.3 東京毎時56分発/47分着 定期こだま(N:3 7:11)
この列車に関しては、全列車N700系化が難しいものと思われる。そのため今回のダイヤ改正での所要時分短縮はないものと思われる。

3.早朝深夜時間帯

 早朝については2015年3月ダイヤ改正で「のぞみ」「ひかり」「こだま」ともに時間短縮が図られたため、これ以上の変更は考えにくいと思われる。
 深夜については東京2230発ひかり337号および東京2300発ひかり339号がともにN700系で運行されている。前者はN700系化されたときに1分短縮、後者はN700系化されたときに静岡停車を実現している。そして両者とも三島で前を走るN700系「こだま」を抜かしている。今回の最高速度引き上げによって時間短縮されるとすると、「こだま」の時間短縮がなされないとすると1分、「こだま」の時間短縮がされるとすると2分程度の「ひかり」の短縮が見込める。そうなると、名古屋域最終列車の繰り下げが実現されるかもしれない。

4.結び

 2016年3月ダイヤ改正で所要時分が短縮されるのはデータイムでは「東京毎時20分発/43分着 定期/臨時のぞみ」と「東京毎時33分発/10分着 定期ひかり」のみで、それ以外の列車は短縮されても1分程度と思われる。また、終列車の繰り下げを行う可能性がある。
 N700系が増えて第一次A化改造が終わったからと言って、今のダイヤで700系のぞみを2時間30分でデータイムに運転するのは困難でしょうから、今回は最大でこれくらいなのではないかと予想させていただきました。また最新情報が出ましたら更新していく予定です。
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