広島電鉄は2025年7月8日、プレスリリースにて2025年8月3日にダイヤ改正を行うと公表した。今回はこれについて見ていく。
1. 広島駅前大橋乗り入れで4分短縮!
今回の2025年8月3日広島電鉄ダイヤ改正では、2025年3月24日広島電鉄ダイヤ改正以来約4か月ぶりにダイヤ改正を行う。
今回のダイヤ改正では広島駅前大橋線開業に伴い山陽新幹線の通る広島駅~広島市中心部の八丁堀・紙屋町や広島港(宇品)への経路を短縮、所要時間を約4分短縮する。これにより広島駅~紙屋町東間を14分から10分に短縮する。
これにより5号線と1号線・2号線・6号線と5号線の乗り継ぎ停留場である的場町停留場が休止、乗継機能を稲荷町停留場に変更する。
これに伴い広電バスや広島バスから広島電鉄の市内電車への移行が進み、バス運転手不足で減便を余儀なくされている広島市中心部のバス削減につなげられるようだ。
2. 所要時間短縮で増発へ!
また今回の2025年8月3日広島電鉄ダイヤ改正では、広島駅前大橋開業に伴う所要時間短縮で運用数が減らした分、増発に充てる。
まずは平日朝。広島駅〜紙屋町〜広島港間の1号線で7時台に2往復4本増発する。
また平日夕方。17時台から18時台にかけ2号線宮島線で1往復増発する。
これにより輸送力を増強することとした。
なお土休日の増発はない。広島駅〜稲荷町間経路変更による所要時間短縮で運用数を削減し合理化するようだ。
3. 1号線快速便設定とラインカラー水色に変更へ!
また今回の2025年8月3日広島電鉄ダイヤ改正では、1号線に快速便を導入する。
広電バスや広島バスなどで運行するえきまちループ系統の維持に際しバス運転手を多く使ってしまっている。このバス運転手不足をバスから路面電車への代替で補うために1号線を増発し快速便を設けることとした。
今回1号線快速便として運転するのは先述した平日朝の1号線増発列車のうち広島駅発広島港行きの2本、広島駅7時32分発と7時51分発となっている。
停車停留場は広島駅を出ると稲荷町、八丁堀、紙屋町東、紙屋町東から広島港までの各停留場となっており、3停留場通過する。広島駅から紙屋町まで並走するバスに合わせるようだ。
これにより広島駅〜紙屋町東間を各駅停車の10分より1分短い9分で結ぶ。
4. 結び
今回の2025年8月3日広島電鉄ダイヤ改正では、広島駅前大橋ルート開業で所要時間を約4分短縮、山陽新幹線広島駅と広島市中心部の八丁堀・紙屋町への移動をバスから市内電車に移行させることで円滑にし利便性を大きく向上することとした。
また1号線は快速便設定で速達化を図る。
今後広島電鉄でどのようなダイヤ改正を実施するのか、見守ってゆきたい。
2025年3月15日東海道山陽新幹線ダイヤ改正まとめはこちら!
関連情報:2025年8月3日(日) 駅前大橋ルート開業に伴う広電電車ダイヤ改正および停留場の変更について – 広島電鉄
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