新型車両20系投入も平日昼間の急行廃止へ 京都市交通局烏丸線・東西線・京阪大津線ダイヤ改正(2022年12月17日)

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新型車両20系投入も昼間の急行廃止へ 京都市交通局・京阪大津線ダイヤ改正(2022年12月17日)

京都市交通局は2022年9月27日、プレスリリースにて12月17日にダイヤ改正を行うと公表した( 地下鉄における昼間時間帯のダイヤの見直し及び有人改札口のリモート化について )。また京阪電鉄は2022年9月27日、プレスリリースにて12月19日にダイヤ変更を行うと公表した( 2022年12月19日(月)に大津線においてダイヤを変更します )。今回はこれらについて見ていく。

1. 烏丸線で昼間に減便へ

今回の2022年12月17日京都市交通局ダイヤ改正では、2022年3月19日京都市交通局ダイヤ改正以来約9か月ぶりに地下鉄烏丸線・地下鉄東西線でダイヤ変更を行う。

まずは地下鉄烏丸線。前回のダイヤ改正で平日・土休日深夜に2往復4本を減便したが、2022年3月26日から新型車両20系の運転を開始して以来初のダイヤ改正となる今回は昼間に減便を図る。

今回のダイヤ改正では平日・土休日ともに11時台~15時台を約7分30秒間隔(毎時8本)から8~10分間隔(毎時7本)に減便する。これにより輸送力を12.5%削減する。

ただ、京都で連絡するJR京都線は15分サイクル、四条で連絡する阪急京都線は10分サイクルであることを考えると、昼間毎時7本というのは接続はよくはない。




また、平日夕方は5分間隔(毎時12本)のまま据え置くため昼夕輸送力比は66.6%から58.3%に低下する。また2020年からの乗客流動を考えれば平日朝夕は2019年以前より空いているはずなのだが、今回のダイヤ改正でも減便しないこととなった。

もっとも平日夕方は混みやすく5分間隔とすることで京都で連絡するJR京都線の15分サイクル、四条で連絡する阪急京都線の10分サイクルとも合わせやすくすることで混雑分散を図ることが目的なのだろうが。

また地下鉄烏丸線は、終日に渡り混雑しやすいことから土休日夕方は昼間より多い毎時9本で運転しており、今回のダイヤ改正以降も据え置く。土休日夕方に増発しているということは昼間も込みやすい傾向にあることを意味しているが、それでも昼間に地下鉄東西線と同じ本数を減便するとは、なんだか機械的でお役所的な感じがする。

また平日朝も2019年には混雑率121%だったものが2022年には91%まで減少していることからも、毎時15本から毎時14本程度に減便することもできたが、今回のダイヤ改正では引き続き4分間隔の毎時15本運転を維持することとなった。このため車両運用の削減はない。

これにより地下鉄烏丸線は平日は1日161往復に、土休日は1日135往復に減便することとなった。

なお地下鉄烏丸線は近鉄京都線と相互直通運転を行っているが、今回の2022年12月17日近畿日本鉄道ダイヤ変更より平日昼間の急行での直通を廃止し、平日昼間は普通の新田辺までの乗り入れとなる。なお急行は朝夕のみの設定とするようだ。




2. 東西線で平日終日に渡り減便へ

今回の2022年12月17日京都市交通局ダイヤ改正および京阪大津線ダイヤ変更では、2021年9月25日京阪大津線ダイヤ変更以来約1年2か月ぶりに京阪大津線でダイヤ変更を行う。

まずは六地蔵発着の6両編成。今回のダイヤ改正より昼間は約7分30秒間間隔(毎時8本)から約8~10分間隔(毎時7本)に減便する。ただ地下鉄東西線では京阪大津線が太秦天神川~御陵間で約20分間隔(毎時3本)で乗り入れているため、太秦天神川~御陵間では毎時11本から毎時10本に減便することとなる。まあ地下鉄東西線の6両編成は平日夕方も毎時8本の運転のため昼間は空いていたし、かつて10分間隔(毎時6本)で運転していたほどなので今回の減便を行っても十分座れるだろう。

これにより地下鉄東西線のうち6両編成の列車は平日は130往復に、土休日は120往復にそれぞれ減便することとなった。

ただ今回の京都市交通局東西線ダイヤ改正では直通運転を行う4両編成の京阪大津線からの列車減便に伴い平日朝夕に地下鉄東西線でも減便を図ることとなった。

まずは平日朝。京阪大津線のうち太秦天神川発着の1往復と京都市役所止めの1往復の合計2往復を廃止する。これにより4両編成が1運用浮く見込みだ。

次に平日夕方。全便が太秦天神川発着だが、今回のダイヤ改正で4往復8本を減便する。これにより平日夕方は約15分間隔から約18分間隔に減便する見込みだ。

2021年9月25日京阪電鉄ダイヤ変更にて京阪本線の平日夕方の運転サイクルが10分サイクルベースから12分サイクルベースに広げたことを考えると、三条京阪で連絡する京阪京津線は15分間隔より18分間隔の方が接続が取りやすい。もっとも運用数の都合で12分間隔(毎時5本)とすることはできなかっただろうが、できる範囲で利便性を向上させようとしているようだ。

なお今回の京阪大津線ダイヤ変更では、土休日の運転本数に変更はない。

これにより京阪京津線は平日に6往復減便し、平日の運転本数は58往復となる。この運転本数は土休日の運転本数と同一であり、夕方は時間帯によっては平日より土休日の方が運転本数が多くなる。

なお京阪電鉄では京阪線に対し2023年4月1日より鉄道駅バリアフリー料金制度に伴う10円の加算を行う予定であるが、石山坂本線と京津線は対象外となる。このため2023年以降も京阪大津線では運賃を据え置く見込みだ。


3. 結び

今回の2022年12月17日京都市交通局・京阪大津線ダイヤ変更では、地下鉄烏丸線で昼間に減便することとなったほか、地下鉄東西線でも終日に渡る減便を図ることとなった。

今後京都市交通局や京阪大津線でどのようなダイヤ改正・ダイヤ変更を行うのか、また京阪電鉄が大津線に対してどのような運営方針を見せるのか、見守ってゆきたい。

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