E2系引退と最高速度275km/hに引き上げで最大7分短縮へ! 上越新幹線・北陸新幹線ダイヤ改正(2023年3月18日)

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E2系引退と最高速度275km/hに引き上げで最大7分短縮へ! 上越新幹線・北陸新幹線ダイヤ改正(2023年3月18日)

JR東日本は2022年12月16日、プレスリリースにて2023年3月18日にダイヤ改正を行うと公表した( 2023年3月ダイヤ改正について )。今回はこのうち上越新幹線および北陸新幹線についてプレスリリースと旧版になったJTB時刻表2023年2月号に掲載の新時刻から見ていく。

2023年3月ダイヤ改正まとめはこちら!

1. E7系統一で最高速度引き上げへ!

今回の2023年3月18日上越新幹線・北陸新幹線ダイヤ改正では、大宮~高崎~新潟間の最高速度を240km/hから275km/hに引き上げる。

これは国際鉄道連盟における高速鉄道の基準、旅客列車のみを運転する場合は主たる区間を250km/h以上で走行することを上越新幹線が満たしていなかったため、最高速度を引き上げて高速鉄道として認知されるべく行ったものである。

これに合わせ上越新幹線では旧型の10両編成のE2系をすべて引退させ、12両編成のE7系に統一することとした。これにより北陸新幹線に続き上越新幹線も全列車すべての座席に電源コンセントを設置するようになるほか、全列車座席サービスのみのグランクラスを連結する。




今回のダイヤ改正では、最高速度引き上げに合わせ所要時間の短縮も図る。上越新幹線では全線所要時間を基本的に4分~7分(一部2分、3分あり)、北陸新幹線では1分~2分短縮する。これにより東京~新潟間は最速で1時間36分から1時間29分に(昼間の標準所要時間も2時間07分から2時間02分に)、東京~金沢間は「かがやき」で最速2時間27分から2時間25分に短縮し定期列車はすべて2時間30分以内での運転となる。

なお東京駅発着枠の関係で定期列車の東京駅発着時刻に変更はない。つまり新潟・金沢行きは大宮以北で発着時刻を数分繰り上げ、東京行きは大宮以北で発着時刻を数分繰り下げることになる。

これにより東京6時08分発「とき301号」新潟行きは新潟8時12分着から8時10分着に2分繰り上げるほか、新潟21時36分発「とき350号」東京行きは新潟21時40分発に4分繰り下げる。これにより東京から新潟への滞在時間が6分延びる。

また新潟発東京行き一番列車「とき300号」は東京8時12分着のまま新潟6時09分発から6時12分発に3分繰り下げるほか、東京21時40分発「とき351号」最終新潟行きは新潟23時55分着から23時52分着に3分繰り上げる。これにより各駅の営業時間を短縮し合理化を図る狙いのようだ。

なお今回のダイヤ改正で東北新幹線・北海道新幹線に変更はない。




2. 上越新幹線と北陸新幹線の高崎乗り継ぎ接続改善へ!

(2023.6.22 追記)また今回のダイヤ改正では高崎での上越新幹線と北陸新幹線の接続が改善している。

新潟方面上越新幹線から高崎乗継北陸新幹線長野・富山・金沢方面利用の場合、基本的に上越新幹線の高崎着時刻が2分繰り下がり、北陸新幹線は高崎発時刻が2分繰り上がるので乗り換え時間が4分短縮する。もっともこの乗り換え時間短縮は2021年3月13日の上野~大宮間最高速度引き上げ時に2分短縮しているから、合計で6分の乗り換え時間短縮となっている。

これは北陸新幹線長野・富山・金沢方面から高崎乗継上越新幹線新潟方面利用も同様で、基本的に北陸新幹線高崎着時刻が2分繰り下がり上越新幹線高崎発時刻が2分繰り上がっているのでこちらも乗り換え時間が4分短縮している。

しかも上越新幹線は高崎~新潟間でおおむね3分所要時間を短縮しているので今回のダイヤ改正で新潟・長岡~長野・富山・金沢への所要時間が7分も短縮していることになる。もはや信越本線特急「しらゆき」が北陸新幹線連絡特急として機能していない始末である。

ただ、初列車・終列車に関してはそうとは限らない。上越新幹線と北陸新幹線の高崎乗継時刻は5分確保しているが、新潟6時09分発上越新幹線「とき300号」東京行き初列車から高崎乗継北陸新幹線「はくたか551号」金沢行きへの乗り継ぎ、および金沢20時18分発北陸新幹線「はくたか578号」東京行きから高崎乗継上越新幹線「とき351号」新潟行き終列車への乗り継ぎは、高崎駅での乗り換え時間がそもそも5分しかなかった。もし双方の列車を全力で所要時間短縮したら乗り継ぎ時間が1分しかなくなりホームも違うので乗り換えられなくなってしまう。

そこで今回のダイヤ改正ではこの組み合わせに関し、北陸新幹線「はくたか」はほかの列車同様大宮~高崎間で2分短縮し高崎発着時刻を変更する一方で、上越新幹線「とき」1往復に関して大宮~高崎間で所要時間を2分長くして引き続き北陸新幹線「はくたか」との乗り継ぐ時間5分を確保することとしたのである。なおこの「とき」は高崎~新潟間で従来より5分短縮しているため結果的に東京~新潟間で3分短縮しているし、早朝深夜でも新潟・長岡~長野・富山・金沢への所要時間が7分短縮しているのである。

もっとも機械的に所要時間を短縮して接続を解消することもできたし、その方が新潟県内の上越新幹線各駅の営業時間を2分~4分短縮できたのだろうが、高崎乗継を維持することで相互乗継利用を残しつつ所要時間も総じて短縮している点ではかなり広い範囲の人々に配慮していると言っていいだろう。




3. 羽越本線特急「いなほ」時刻変更で東京~酒田間所要時間短縮へ!

また今回の2023年3月18日JR東日本新潟支社ダイヤ改正では、上越新幹線の新潟駅発着時刻変更に合わせ羽越本線特急「いなほ」でも時刻変更を行う。

これまで東京~酒田間は最速3時間53分だったが、上越新幹線の所要時間短縮と新潟駅での接続改善により最速3時間44分に短縮する。

なお羽越本線特急「いなほ」は1日7往復の運転がありそのすべてが上越新幹線と接続しているが、東京~酒田間は多くの列車で4時間30分程度かかっており4時間以内で到達するのは上越新幹線内で大宮~新潟間ノンストップ「とき」を利用する1往復だけである。

そもそも新潟~酒田間は特急「いなほ」で2時間10分程度かかるが、昼間の上越新幹線「とき」は東京~新潟間で2時間02分かかるため新潟での乗り継ぎ時間を考えると4時間20分かかってしまうのである。もっとも今回の上越新幹線新潟発着時刻変更に伴い羽越本線特急「いなほ」も多くで時刻変更を行い東京~酒田間を4時間30分程度から4時間20分程度に短縮はしたものの、再速達の1往復を除き4時間以内の運転となるのは上越新幹線「とき」の昼間の停車駅削減を行わない限り不可能そうだ。




4. 臨時「とき」全車指定化へ

今回の2023年3月18日上越新幹線ダイヤ改正では、臨時「とき」を全車指定席化する。

定期列車は全列車に自由席を連結するが、臨時列車は全車指定席となるため利用には自由席と比べ330円~930円高くなる。臨時「とき」の中には金土日の週3日以上運転する列車もあることから影響は広そうだ。

なお今回のダイヤ改正以降も上越新幹線「たにがわ」や北陸新幹線「あさま」の臨時列車は定期列車同様自由席を設置する。

山形新幹線「つばさ」でも2010年頃から臨時列車のみ全車指定席としていたところ、前回の2022年3月12日ダイヤ改正で定期列車も含め全社指定化した。そう考えると今回の上越新幹線臨時「とき」の全車指定化は近い将来上越新幹線のの定期列車も含めた全車指定席化が見込まれるのではないだろうか

そうなると一番考えられるのが2024年3月の北陸新幹線が延伸に伴うダイヤ改正と同時に上越新幹線・北陸新幹線を全車指定席化することである。

とはいえ各種テレビや新聞が取材した福井駅の列車案内で自由席が記載されていたではないかと言われると確かにそうなのだが、逆に1年以上先の制度変更が漏れた方が大問題でそりゃあ現状のものをベースに貼っておくのは自然なことである。

そうなると、少なくとも次回2024年3月ダイヤ改正で上越新幹線「とき」は定期列車も全車指定化、場合によっては上越・北陸のすべての新幹線が全車指定席となってもおかしくはないのではないだろうか。


5. 結び

今回の2023年3月18日上越新幹線・北陸新幹線ダイヤ改正では、大宮~高崎~新潟間の最高速度を240km/hから275km/hに引き上げたことにより所要時間を短縮したほか、上越新幹線からE2系を引退させてE7系に統一することとした。

今後敦賀延伸を見据えて大規模な時刻変更を行う可能性のある北陸新幹線・上越新幹線でどのようなダイヤ改正を行うのか、楽しみにしたい。

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