イスタンブール地下鉄は2018年9月27日、プレスリリースにて10月21日に地下鉄M5号線を延伸すると公表した( Metro Çekmeköy’de! )。今回はこれについて見ていく。
1. 路線延伸で利便性向上へ
今回の2018年10月21日イスタンブール地下鉄ダイヤ改正では、地下鉄M5号線が延伸した。
延伸したのは地下鉄M5号線の東の終点だったYamanevler – Çekmeköy-Sancaktepe間の9.5km、9駅間となっている。
この延伸により、地下鉄M5号線は全長20km、16駅に上る路線となり、約2倍に拡大した。
ダイヤについてみていくと、平日朝夕ラッシュ時は5分間隔、平日及び休日昼間は6分30秒間隔となっている。また土曜日は始発駅13時ごろまでは6分30秒間隔、それ以後は5分間隔での運転となっている。昼夕輸送力比(日本の基準で適正値60〜78%/推奨値66%~75%)を計算すると76.9%となり、まずまずの混雑であるものと思われる。
初終電についてみていくと、初電は東行き(Çekmeköy-Sancaktepe方面)はYamanevler6時00分発、西行き(Yamanevler方面)はÇekmeköy-Sancaktepe6時00分発となっている。
終電は曜日によって異なり、平日が両端の駅23時53分発、土曜日が両端の駅23時59分発、休日が両端の駅23時54分発となっている。おそらく、初電から運転間隔を時間帯ごとに切っていく上で、終電を合わせなかったために曜日ごとに終電がバラつくようになったのだろう。
2. 結び
今回の2018年10月21日イスタンブール地下鉄ダイヤ改正では、地下鉄M5号線が東に延伸したことにより、イスタンブールの中でもボスポラス海峡より東側で利便性が向上することとなった。
今後イスタンブール地下鉄では急速な路線延伸が計画されているが、今後どのようなダイヤ改正を実施するのか、見守ってゆきたい。
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