
東武鉄道では老朽化に伴い2024年より順次8000系2両編成を10000系列に置き換えている。今回はこれから2026年3月以降東武東上線ダイヤ改正について見ていく。
1. 東武東上線で昼間急行毎時6本・普通毎時6本のシンプルダイヤに変更か!
東武鉄道では2025年3月15日ダイヤ改正で東上線で昼間のパターンを変更した。
昼間の準急毎時4本中毎時2本を急行に格上げたことで昼間の池袋発着では普通電車では最大10分間隔があくようになっている。
いまとなっては東武東上線は東武伊勢崎線や西武新宿線のように急行毎時6本・普通毎時6本で運びきれてしまうのである。
またJR東日本や西武鉄道が2026年3月に向け運賃改定を申請していることを踏まえると、東武鉄道も運賃改定を申請する可能性が高い。運賃改定認可申請をするにあたり動力費を削減することが求められていることから、昼間に空席の余っている東武東上線で減便をする可能性が高い。
このため2026年3月以降東武東上線ダイヤ改正で昼間の減便を実施、急行毎時6本、準急毎時2本、普通毎時8本から急行毎時6本と普通毎時6本に減便する可能性が高そうだ。
2. 地下鉄直通車も普通限定乗り入れに回帰か!
またこれに合わせ2026年3月以降東武鉄道ダイヤ改正では地下鉄直通列車も種別変更する可能性がある。
そもそも東武東上線の地下鉄直通普通電車は各駅に停車する普通電車のみで、2008年6月14日の地下鉄副都心線開業後もそうだった。が、2013年3月16日の東急東横線渋谷駅地下化による直通化に際し東武東上線と地下鉄副都心線の直通電車を快速急行に変更している。
が、地下鉄直通より池袋発着の方が利用が多いので急行で直通してくれた方が沿線住民にはありがたいし、ダイヤ乱れ時に快速急行は運休しやすいのである。また2023年3月18日東急新横浜線開業に伴い東急車限定で相鉄とも直通運転を開始した東武鉄度であるが、相鉄直通電車は東上線内各駅に停車する普通電車として運転している。
それを踏まえると地下鉄副都心線の東武東上線直通電車による昼間の快速急行運転を取りやめ、普通のみとなるかもしれない。
6. 結び
今回の2026年3月以降東武鉄道ダイヤ改正予測では、8000系ワンマン列車の10000系への置き換えに伴い伊勢崎線や東上線で減車する可能性があるほか、伊勢崎線向けに10000系列3両編成を投入する可能性もある。
今後東武鉄道でどのようなダイヤ改正を行うのか、見守ってゆきたい。


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