着席保証の近鉄特急五位堂停車で快速急行大減便廃止も視野か! 近鉄大阪線ダイヤ変更予測(2026年3月予定)

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着席保証の近鉄特急五位堂停車で快速急行大減便廃止も視野か! 近鉄大阪線ダイヤ変更予測(2026年3月予定)

近畿日本鉄道は2025年11月20日、プレスリリースにて2026年春より近鉄特急の一部を五位堂に増停車すると公表した。今回はこれから2026年3月の近畿日本鉄道大阪線ダイヤ変更について予測していく。

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1. 朝夕に限り近鉄特急が五位堂に増停車へ!

今回の2026年3月近畿日本鉄道ダイヤ変更では、特急が大阪線五位堂駅に増停車するようになる。

今回のダイヤ変更では大阪線五位堂駅に平日朝7本と土休日朝8本の大阪上本町・大阪難波行きが、平日夜10本と土休日夜9本の名張・松阪行き特急がそれぞれ停車するようになる。いずれも通勤時間帯のみの停車で、昼間は引き続き特急通過となる。

近鉄では朝夕の通勤時間帯の特急は着席保障列車のライナーと同等と位置付けている。今回の近鉄特急五位堂停車化は阪伊乙特急の一部に限っているほか朝夕の通勤時間帯のみとなっているため着席保障列車が五位堂に停車するようになったのと同義と考えていいだろう。

また奈良県内は人口減少が著しく、県庁所在地の奈良市を通っていない近鉄大阪線沿線では1990年から人口減少が始まりほかの尾所赤都市圏の鉄道路線と比べても利用者が著しく減っている。このため朝夕の特急列車もどんどん空席が増えていき朝夕を中心に停車駅を増やす傾向にある。今回さらに朝夕の特急の空席が増えたことせ席を埋めて座席指定料金を徴収するべく五位堂に特急のうち朝夕の一部列車を停車させるに至ったのだろう。




2. 利用減少で快速急行の急行格下げと減車進み快速急行廃止も視野か!

また今回の2026年3月近鉄大阪線ダイヤ変更では、特急の五位堂増停車により料金不要列車の旅客が減ることから朝夕を中心に運転している快速急行の急行格下げと減車を図る可能性が高い。

近畿日本鉄道では2024年3月16日近鉄大阪線ダイヤ改正で大阪快速急行の10両運転を取りやめ8両に減車した。この減車救済を五位堂→大阪上本町間の6両急行2本で行ったことから平日朝ラッシュ時のど真ん中に最長6両でしか運転できない急行を増発したのである。このため将来的に快速急行を廃止し6両急行に減車格下げを行うのではないだろうか。

まずは平日朝。8両快速急行を6本運転しているが、これを6両急行8本に再編する可能性が高い。増発するのは五位堂→大阪上本町間の急行2本で、名張始発や榛原始発、大和朝倉始発の準急や区間準急を五位堂から急行に格上げする。これにより大和八木→大阪上本町間で先着列車の本数が増え急行通過駅からも利便性が向上するだろう。

つぎに平日夜。大阪上本町18時07分発~20時07分発の9本で快速急行を運転しているが、昼夕輸送力比を考えても平日夕方に必要な急行は毎時24両~27両のため、正直そのまま6両急行毎時4本にしても問題ないと言えば問題ない。そう考えると8両快速急行9本をそのまま6両急行9本に格下げし減車するだけで終わらせるのではないだろうか。

なお土休日朝夕の快速急行、朝の大阪上本町行き5本と夜の大阪上本町発の8本は8両から6両に減車し快速急行から急行に格下げするだけで減車救済は行わない可能性が高い。座りたければ五位堂停車の特急に乗れということなのだろう。




3. 準急も区間準急格下げと普通の高安折り返し増加で運用数削減へ!

また今回の2026年3月近鉄大阪線ダイヤ変更では、大阪線で快速急行を急行に格下げすることに伴い準急の区間準急格下げと普通の高安折り返しが拡大、運用数を削減する見込みだ。

近畿日本鉄道では普通列車用車両の老朽化が進んでおり車齢50年の車両が珍しくない。そこでさすがに20年ぶりの新型車両として2024年10月17日に新型車両8A系を奈良線や京都線で運転開始したが、必要な数をそろえられるだけの大量置換えには至っていない。

そので置き換えに必要な車両数を削減すべく近畿日本鉄道では過疎化が激しく利用者が減っている大阪線で2年~3年程度に1回運用数削減を実施、必要車両数を6両~18両程度ずつ削減している。前回の実施は2024年3月16日ダイヤ変更であるから今回の2026年3月ダイヤ変更でも行うだろう。

その運用数削減の主な手法が、快速急行の急行格下げに伴う準急の区間準急格下げと普通の高安~河内国分間での減便である。今回の快速急行大幅削減で急行が増停車する河内国分と布施から準急に乗る人が減るため準急から停車駅の多い区間準急に格下げ、区間準急は準急と比べ高安~河内国分間でも各駅に停車するためその重複する普通電車を削減することで運用を削減するのである。

これにより今回の2026年3月近鉄大阪線ダイヤ変更でも6両~12両の運用数削減を狙えそうだ。


4. 結び

今回の2026年3月近鉄大阪線ダイヤ変更では、近鉄特急が朝夕に限り大阪線五位堂駅に増停車することとなったほか、快速急行の急行格下げと減車や準急の区間準急格下げ、普通の高安~河内国分間の減便などで運用数を削減する見込みだ。

今後近畿日本鉄道でどのようなダイヤ改正を実施するのか、見守ってゆきたい。

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関連情報:近鉄大阪線五位堂駅の一部特急列車の停車駅への追加及びこれに関する近畿日本鉄道株式会社と香芝市との連携等について – 香芝市

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