1形式5列車愛称消滅へ 2023年3月ダイヤ改正で消える列車・消える車両まとめ

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1形式3列車愛称消滅へ 2023年3月ダイヤ改正で消える列車・消える車両まとめ

JR旅客各社及び私鉄各社は2022年12月16日にダイヤ改正プレスリリースの一斉公表を行った。「ダイヤ改正」はgoogle検索トレンド日本5位、Twitterトレンド日本10位となったが、今回はその中から消える列車・消える車両を中心に見ていく。

2023年3月ダイヤ改正まとめはこちら!

今回のダイヤ改正で消える車両

車両の引退についてダイヤ改正プレスリリースに明記している会社は少ないが、今回はプレスリリースから情報を拾い出し、消えるであろう列車・車両についてまとめる。

なおこの記事はあくまで廃形式になる車両を4か月かけてゆっくり追って行ってほしいと思いまとめたもので、運転最終日に密になって撮影するためのものではないことはご留意いただきたい。

上越新幹線からE2系引退へ

今回の2023年3月18日上越新幹線ダイヤ改正では、車両を新型車両のE7系に統一する。このため上越新幹線でのE2系運用が消滅する

これによりダイヤ改正以降のE2系が定期運用は東北新幹線東京~仙台間のみに限ることとなる。

なお上越新幹線では合わせて最高速度を240km/hから275km/hに引き上げ、東京~新潟間の所要時間を4分~7分程度短縮する。

JR北海道キハ183系消滅へ

今回の2023年3月18日JR北海道ダイヤ改正では、石北本線特急「オホーツク」「大雪」がキハ283系に置き換わることで、従来使用していたJR北海道キハ183系の定期運用が消滅することとなった。

なおこれに合わせ石北本線特急「オホーツク」「大雪」ではグリーン車の連結をとりやめ、全て普通車での運転となる。

富良野線からキハ150形・キハ54形消滅へ

今回の2023年3月18日JR北海道ダイヤ改正では、富良野線の全列車が新型気動車H100形での運転となる。

これにより富良野線で運転しているキハ150形やキハ54形が引退となる。

ただキハ150形はそもそも当初富良野線向けに投入した車両であり、まだ経年も浅い。このため今回余剰となるキハ150形やキハ54形でキハ40系列の置き換えを図るのだろう。

このほかJR北海道では2023年5月20日に室蘭本線に新型電車737系を投入し、キハ143形を全て引退させる見込みだ。




詳細記事:ドラマsilentロケ地電車減便と高崎線特急を651系から汎用特急E257系に置き換えへ! JR東日本高崎支社ダイヤ改正(2023年3月18日)

今回の2023年3月18日JR東日本高崎支社ダイヤ改正では、高崎線特急「草津」「あかぎ」「スワローあかぎ」の使用車両を651系からE257系に置き換える。

これにより651系の定期列車運用が消滅する。

なお合わせて特急「草津」は特急「草津・四万」に変更し、特急「スワローあかぎ」を特急「あかぎ」に統合する。そして高崎線特急は全車指定席での運転となり、自由席を廃止することとなった。

JR東海キハ85系、高山本線・東海道本線から撤退へ

今回の2023年3月18日JR東海ダイヤ改正では、高山本線特急「ひだ」を全て新型車両HC85系に置き換え、既存のキハ85系を全て置き換える。

HC85系は2022年7月1日にJR東海管内の名古屋~高山間で運転を開始し、12月1日にJR西日本管内の富山に乗り入れていた。今回の2023年3月18日ダイヤ改正で全ての特急「ひだ」をHC85系による運転とすることで、JR西日本管内大阪への乗り入れも開始することとなった。

これにより東海道本線・高山本線からキハ85系運用が消滅する。

なお当初の予定では2023年3月ダイヤ改正で紀勢本線特急「南紀」もHC85系に統一してキハ85系が全て運用から外す予定だったのだが、今回のダイヤ改正後も特急「南紀」は従来のキハ85系による運転を継続する。が、その特急「南紀」も2023年3月1日にHC85系を投入するとしていることから、2023年内にキハ85系運用が消滅しそうなのは間違いなさそうだ。




JR西日本207系・321系、おおさか東線と大和路線から撤退へ

詳細記事:大阪駅うめきたへおおさか東線乗り入れで和田岬線・加古川線・播但線を207系に置き換えか! JR西日本ダイヤ改正(2023年3月)

今回の2023年3月18日JR西日本ダイヤ改正では、おおさか東線直通快速を207系または321系の4ドアロングシート7両編成から3ドアクロスシートの8両編成(おそらく221系)に置き換わる。

これによりおおさか東線と大和路線は3ドア車に統一、4ドアの207系・321系が新大阪~久宝寺~奈良間に乗り入れることはなくなった。

なお近い将来、和田岬線や加古川線・播但線に207系を投入する説がある。もし今回のダイヤ改正以降各線に投入することになれば、各線の103系も引退秒読みだろう(特に和田岬線の103系に関しては2023年1月~2月にやたらイベントが多い)




新たに運転開始する車両

2022年3月12日ダイヤ改正に合わせ運転を開始する形式はないが、過去1年で投入開始した車両の勢力拡大を行う。

JR東海HC85系大阪進出へ!

先述したように、高山本線特急「ひだ」の全列車が今回のダイヤ改正より新型車両HC85系で置き換わることとなった。

なお今回の2022年3月12日ダイヤ改正より名古屋~中津川間は全列車8両編成の運転となる。これにより315系は増備し次第既存の列車をすぐに置き換えることができるようになる。救済として10両運用があった平日朝は8両減車に伴い3本増発ずることとしている。

相鉄新横浜線開業に向け相鉄21000系投入へ!

2023年3月18日に全通開業することに決まった東急新横浜線・相鉄新横浜線。これに向けて各社で8両編成や10両編成の新型車両を導入・増備している。東京都交通局では6500形の新造投入、東急電鉄では3020系の新造投入や5050系4000番台の増備、既存車両の3000系や5080系の6両から8両への増車、相模鉄道では20000系や21000系の新造投入を行ってきた。

このうち2022年より投入を開始したのが8両編成の相鉄210000系となっている。営業運転開始は開業に先駆けた2022年9月からだが、本格的に営業運転を開始するのは2023年3月18日相鉄新横浜線全通の際の東急新横浜線・東急目黒線・都営三田線・東京メトロ南北線・埼玉高速鉄道線との直通運転開始時だろう。

消滅する列車愛称

2022年3月12日ダイヤ改正で消滅が確実な列車愛称は以下の5種。

  • 草津
  • スワローあかぎ
  • アクティ
  • アテルイ
  • スノーラビット

今回廃止する5つの列車愛称はいずれも東日本エリアの列車となっている(高崎線特急草津、高崎線特急スワローあかぎ、東海道線快速アクティ、東北本線快速アテルイ、北越急行ほくほく線超快速スノーラビット)。

このほか列車愛称のない種別の廃止として、東武東上線の快速廃止、北越急行ほくほく線の快速廃止などがある。

また運転区間を縮小する列車として、山陽新幹線「ひかりレールスター」が博多→新大阪間の運転から定期列車は新下関→岡山間の運転に短縮する。これにより九州や近畿から「ひかりレールスター」の定期運転が消滅する。

新設する列車愛称

今回の2023年3月18日ダイヤ改正で新設する列車愛称はない。ただし相鉄いずみ野線では特急の運転を再開する。


結び

今回の2022年3月ダイヤ改正では、1形式の定期運用がなくなるほか、3列車の列車愛称がなくなることとなった。

ただこの変化は前回の2022年3月ダイヤ改正と比べると小さくなっている。

減便により車両更新の必要性が徐々に薄れている中、今後どのようにしていくのか見守ってゆきたい。

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