485系の定期運用廃止へ JR東日本新潟支社ダイヤ改正(2017年3月4日)

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JR東日本新潟支社では、12月16日、プレスリリースに2017年3月4日にダイヤ改正すると公表した( http://www.jrniigata.co.jp/Scripts/press/20161216daiyakaisei.pdf )。今回はこれについて見ていく。

2017年3月4日ダイヤ改正まとめはこちら!

1. 進むE129系化

今回2017年3月のダイヤ改正では、新潟地区のJR線でも車両の置き換えが進む。

これまで手動ドアの編成もあった115系3両をE129系2両に置き換え、省エネ化とワンマン化を進める。

これにより新潟地区のJR線では8割がE129系での運行となり、これまでは昼間は新潟〜新津・豊栄・内野の短距離運用が多かった新型車両のE129系であるが、今回は各線共に長距離運用にもつくようになるようで、昼間でもE129系6両を多く見られるようになるものと思われる。




2. 485系の定期運用終了へ

今回のダイヤ改正では、これまで国鉄時代から多くの特急電車に用いられてきた485系が定期運用から離脱する。

国鉄色については昨年2016年にさよなら運転をしており、唯一定期運用として残っていた新潟~糸魚川間の快速列車の廃止により消滅することとなった。この快速列車も485系快速「くびき野」の代替という認識が強く、交流区間も挟むこともあって新潟〜新井間の快速列車が115系3両に置き換えられた北陸新幹線開業時の2015年以降においても485系の運用が続いた、というか続けざるを得なかったというところがある。

新潟県内を特急ほどではないが速達で走る、島根県でいう山陰本線快速「アクアライナー」みたいな要素で運行している快速列車であるが、時間帯が新井発着の快速と被っていたこともあり糸魚川発着の快速は廃止されることとなった。

代替としてえちごトキめき鉄道日本海ひすいラインでは1往復を増発する他、土休日に限り直江津→長岡間でE129系2両による快速列車を運行する。日本海ひすいラインは新潟県の第三セクターの路線のため減便対策であるものと考えられるが、JR東日本内でも一部が維持されるということは、ある一定の効果があったということなのだろう。逆方向の糸魚川行きは、新潟17時58分発とラッシュに差し掛かる時間帯であるものの、平日運転として残らなかったということは、5分が発車の普通長岡行き7両編成で十分だったということなのだろう。

その他にも、上越新幹線が1本利用しやすい時間に移動する。また今回2017年のダイヤ改正で、平日運転の新潟→長岡間の多頻度「とき」の運行を取りやめる。


3. 結び

今回2017年3月4日JR東日本新潟支社ダイヤ改正では、新潟地区でも新型車両の導入に伴う短編成化、ワンマン化、快速列車の減便など他地区同様に縮小傾向となった。今後E129系を導入し終えた段階で、どのような運行形態となるのか着目したいと思う。

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