仙台行き最終削減へ 東北・上越・北陸新幹線臨時列車運転(2020年10月~11月秋期間)

仙台行き最終削減へ 東北・上越・北陸新幹線臨時列車運転(2020年10月~11月秋期間)

JR東日本は2020年9月18日、プレスリリースにて2020年10月~11月に運転する秋の臨時列車の運転概要を概ねで確定した( 指定席発売を見合わせた臨時列車の運転計画について )。今回は東北・上越・北陸の各新幹線の2020年秋の臨時列車運転について見ていく。

1. 東北新幹線は前年より削減へ

今回の2020年10月~11月秋の臨時列車運転では、東北新幹線で増発を実施する。

ただ前回の2020年夏の臨時列車運転ではこのご時世にもかかわらず前年より増発していたが、今回の2020年の秋の臨時列車では前年より運転本数を削減することとなったほか、発売を一時中止していた。結果秋の臨時列車として運転するはずだった列車のほとんどが運転することとなったが、夏から引き続き前年より減らしているのであれば安打分かるが、一転して大幅に減らすことほど滑稽なことはない。Suicaの発明以降知性の感じられないJR東日本だから致し方ないと言われればそれまでだが。

それでは各シーズン同様、東北新幹線についてエリア別に前年同時期と比べながら見ていく。

1.1. 北海道新幹線は臨時増発中止へ

JR北海道のプレスリリースによると、2020年10月~11月の秋の臨時列車期間中、当初は臨時「はやぶさ」を運転することを検討していたが、結果的に臨時列車の運転をすべて取りやめることとなった。

ただ緊急事態宣言の出ていた2020年4月~6月の北海道新幹線の輸送密度が512人/日・往復程度しかなかったことを考えると、今後当分の間1,000人/日・往復~1,500人/日・往復程度しか見込めず、平日は毎時1両、多客期でも毎時2両あれば運べてしまう。そんな中E5系やH5系の10両編成が2時間に1本もあれば多客期も含め十分運べる程度の利用者数しかいなくなってしまったのだ。

そう考えると、今回の2020年秋の臨時列車運転で運転本数が削減するのは致し方ないものと思われる。

1.2. 東京発仙台行き最終「やまびこ」削減へ

また今回の2020年10月~11月秋の臨時列車運転では、臨時列車の削減も行う。

JR東日本仙台支社のプレスリリースによると、今回の2020年秋の臨時列車運転では10月~11月の期間中「はやぶさ」は108本(前年比332本減、75.5%減)、秋田新幹線「こまち」で93本(45本減、32.6%増)、「はやて」は1本(前年比3本減、25.0%減)、「やまびこ」は97本(前年比57本減、37.0%減)、「つばさ」は170本(前年比36本減、17.4%減)の臨時列車を運転することとなり、「なすの」を除く東北新幹線臨時列車は期間中469本(前年比275本減、36.9%減)を運転する。このご時世になっても「はやて」を運転しようとする根性はすごいが、もうそろそろ秋の臨時列車くらい「はやて」を全て「はやぶさ」として運転しないのだろうか。

当初運転する予定でいたが運転を取りやめることとなった列車は毎週金曜運転の東京22時12分発「やまびこ249号」仙台行き最終列車のみとなっている。

この列車は「やまびこ」ではあるが大宮から仙台までノンストップで運転するため、東京と仙台を1時間40分で結んでいる。この毎週金曜運転の臨時「やまびこ」は2020年春の臨時列車運転では全臨時列車の運休に伴い運休していたが、7月~9月の夏の臨時列車運転では復活していた。しかし今回の2020年秋の臨時列車運転で大多数の臨時列車は計画時の通り運転することが決まったが、この仙台行き最終臨時「やまびこ」は運休が決まってしまったのである。これにより毎週金曜日の東京から仙台への最終列車が東京22時12分発から21時44分発に28分繰り上がった。

この仙台行き最終から連絡できるように仙台市営地下鉄では南北線と東西線の両方で毎週金曜日に臨時列車を運転しているほか、JR東日本も仙台を発着する各線でこの臨時「やまびこ」の到着に合わせ仙台発の最終列車を設定している。仙台市営以下鉄は金曜日運転の臨時列車を削減すればとりあえず済むが、JR東日本の場合は結果的にこの臨時「やまびこ」に合わせて設定した最終列車まで営業しなくてはならない。

そう考えると、今後この東京22時12分発臨時「やまびこ249号」仙台行きは設定することなくそのまま廃止となり、2021年3月ダイヤ改正では仙台からのJR東日本各線の最終列車も5分程度繰り上げるのではないだろうか

またこれまでJR東日本では東京~仙台間の利用では「はやぶさ」の利用を極力避けてほしいと考えておりお先にトクだ値の設定すらしてこなかったが、このご時世になってお先にトクだ値スペシャルで50%値引きまで行う始末である。もう投げ槍にも程がある。

臨時列車の運転本数は1998年の秋田新幹線併結「やまびこ」の速達化による東京~望岡間毎時2本化から2010年の東北新幹線新青森延伸までのほどの定期列車の本数がありすぎて多客期以外臨時列車が全然ない状態ほどではないが、それでも供給が余っているとは言わざるを得ないようだ。

3. 北陸新幹線でも前年より削減へ

JR西日本金沢支社のプレスリリースによると、北陸新幹線「かがやき」は前年の臨時列車枠10往復分から7往復分に削減する。

もっともこれは2019年10月の長野新幹線車両センター水没に伴いE7系8本及びW7系2本の合計10本が水没・廃車したことにより前年と同じ枠数で臨時列車を運転できなくなったからなのだが(なお2020年発の臨時列車運転では臨時「かがやき」枠は6往復分しかなく、それと比べれば1往復分増えている)、それにしても各臨時列車の運転日が少なくなっている。

また本来は臨時「かがやき」は8往復分枠を設定するはずだったのだが、週1回程度の運転の1往復は運転を取りやめることが決まった。もし今後も削減が続けば1運用の削減につながる。

現在JR東日本では2023年3月ダイヤ改正での上越新幹線最高速度引き上げ及び水没廃車分の代替新造を死ぬ物狂いで行っているが、もし北陸新幹線で運用削減につながれば水没廃車分の代替新造数を少なくすることができ、コスト削減ができる。そう考えると2020年冬の臨時列車以降も北陸新幹線の臨時増発は前年と比べて枠数を減らしに行くのではないだろうか。


4. 結び

今回の2020年10月~11月東北・上越・北陸新幹線秋の臨時列車運転では、北海道新幹線の臨時増発が一切取りやめとなったほか、毎週金曜日運転の仙台行き最終「やまびこ249号」の運休により最終列車が繰り上がることとなった。

今後東北・上越・北陸の各新幹線でどのような臨時列車を設定するのか、見守ってゆきたい。

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