ひのとり8両編成投入開始で増発へ! 近畿日本鉄道運用変更(2020年11月21日)及びダイヤ変更予測(2021年3月予定)

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ひのとり8両編成投入開始で増発へ! 近畿日本鉄道運用変更(2020年11月21日)及びダイヤ変更予測(2021年3月予定)

近畿日本鉄道は2020年10月13日、プレスリリースにて11月21日より運用変更を行うと公表した( 新型名阪特急「ひのとり」新たに8両2編成が登場します! )。今回はこれについて見ていく。

2021年3月ダイヤ改正予測一覧はこちら!

1. 新型車両投入でひのとり新設へ

今回の2020年11月21日近畿日本鉄道ダイヤ変更では、80000系ひのとりの増備に伴い運用を拡大する。

80000系ひのとりは2020年3月14日近畿日本鉄道ダイヤ変更より運転を開始したが、この度運用が再び拡大することとなった。

今回増備したのは8両編成2本で、これまで投入してきた6両編成より長い。これはそもそも置き換え対象のアーバンライナーに8両編成3本の導入があったため、それにならったものとされる。

これにより80000系ひのとりで運転する名阪特急は11往復から平日は14往復、土休日は15往復に増加することとなった。

この分停車駅の多い名阪特急もACEなど汎用特急車両からアーバンライナーに変更することとなった。アーバンライナーに変わっても特急料金は変わらないが、車両の当たり外れは少なくなるとは言え半数程度は古い車両に置き換わって設備が古くなるのはいかがなものかとは思う。

また大阪難波〜奈良間の特急も一部がひのとりに置き換わる。平日は2往復から4往復に増加することとなった。これによりまた10円割高な列車が増えることとなった。




2. 名阪特急は2車種に限定へ

今回の2021年3月実施予定の近畿日本鉄道ダイヤ変更までにさらに800000系ひのとりを投入する。

これによりすべての名阪特急を新型特急車両ひのとり及びアーバンライナーのみの運用とする見込みだ。

また名阪特急がひのとり及びアーバンライナーの2車種のみになることで車両性能の最低ラインが上がることから、停車駅の多い名阪特急も含めて最大で3分程度所要時間を短縮する可能性がある。

この他大阪難波23時00分発近鉄奈良行き特急2317列車もアーバンライナーからひのとりに置き換わる可能性が高そうだ。

3. 近鉄各線で終電繰り上げはあるのか

このほか今回の2021年3月近畿日本鉄道ダイヤ変更では、JR西日本の大阪近郊各線終電一斉繰り上げに合わせ近鉄でも終電を繰り上げる可能性はある。

ただ、奈良線や大阪線では東海道新幹線の最終列車からの接続はおおさか東線経由であれば終電の1本前で東花園及び高安まで行けることから、終電が繰り上がって新幹線接続ができなくなるのは今里及び布施のみとなる。

ただ奈良線と大阪線のどちらかだけ終電を繰り上げるとなると優劣がついてしまい近鉄の大阪市内発の終電を概ね揃えていたものが崩れてしまうし、両方とも終電を繰り上げようとすると現状奈良線及び大阪線の終電に接続する大阪環状線列車を大阪24時09分発普通天王寺行きのまま据え置いたことから、終電繰り上げは難しいのではないだろうか。

ただ京都線ではその限りではない。JR西日本では京都発の終電を東海道線を除き23時46分発に統一したが、近鉄では京都23時41分発急行大和西大寺行き最終列車の後京都23時57分発普通新田辺行き及び京都24時16分発普通新田辺行き終電を運転している。この普通列車2本に関しては時刻繰り上げや廃止が考えられるだろう。


3. 結び

今回の2020年11月21日近畿日本鉄道ダイヤ変更では、800000系ひのとりの増備に伴い運用変更を行った。

また2021年3月ダイヤ変更では名阪特急がひのとりまたはアーバンライナーの2車種のみに固定する。

今後近畿日本鉄道でどのようなダイヤ変更を行っていくのか、楽しみにしたい。

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