末広がりの8並び!中国ラオス直通国際旅客列車運転開始へ! 中国ラオス鉄道ダイヤ改正(2023年4月13日)

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末広がりの8並び!中国ラオス直通旅客列車運転開始へ! 中国ラオス鉄道ダイヤ改正(2023年4月13日)

中国ラオス鉄道は2023年4月10日、プレスリリース4月13日に昆明南~ヴィエンチャン間で国際旅客列車を運転開始する公表した( 中老铁路开行国际旅客列车 昆明至万象间当日通达 )。今回はこれについて見ていく。

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1. 中国ラオス直通旅客列車運転開始へ!

今回の2023年4月13日中国ラオス鉄道ダイヤ改正では、中国とラオスを結ぶ国際旅客列車の運転を開始する。

そもそも中国ラオス鉄道ラオス区間は2021年12月3日に開業し中国とラオスが線路で結ばれたが、このご時世で世界各国が鎖国状態となっていたため中国とラオスの間で直通運転を行うのは貨物列車に限られていた。が近頃の中国の制限緩和により国際列車の運行を順次再開、いままで国際旅客列車を運行してこなかった中国ラオス鉄道でも1年5か月遅れで国際旅客列車を運転することとなった。

今回運転する中国とラオスを結ぶ直通列車は昆明南8時08分発ヴィエンチャン行きD887列車とヴィエンチャン8時08分発昆明南行きD888列車の1往復で、昆明南〜ヴィエンチャン間を10時間30分で結ぶ。両列車とも始発駅8時08分発で、昆明南行きに至っては列車番号まで8並びとは、なんとも末広がりな縁起のいい数字を並べたものだ。

CR200J型電車での運転でD列車運賃となる。全区間運賃は二等座で542人民元(約10,000日本円)、一等座で864人民元(約17,000日本円)となっている。なお、商務座は連結しないようだ。

中国の磨憨とラオスのボーテンの両駅では、出入国審査を実施するためそれぞれで1時間30分の停車時間を設けている。国際列車ではよくあることだが、出入国審査のある国際列車は原則機関車けん引の客車列車で運転することが多いため、電車による車内出入国審査はかなり珍しくなりそうだ。

ちなみに国境をまたごうがD列車は距離比例の賃率制運賃のため、国境越え最短区間である磨憨〜ボーテン間は二等座でたったの9人民元、日本円にして180円程度しかかからない。




2. ラオス国内定期列車増発へ!

今回の2023年4月13日中国ラオス鉄道ダイヤ改正では、ラオス国内列車を増発する。

定期列車はこれまで電車2往復と客車快速列車1往復の合計3往復で、臨時列車として電車2往復を設定していた。

が、今回のダイヤ改正で電車1往復をラオス国内折り返しから中国直通電車に延長したした影響で運転間隔がばらつくことから臨時列車2往復を定期列車に昇格することとなった。

これにより中国ラオス鉄道ラオス国内区間は国際列車を含めて電車4往復と客車列車1往復に増発することとなった。


3. 結び

今回の2023年4月13日中国ラオス鉄道ダイヤ改正では、中国とラオスを結ぶ国際旅客列車の営業を買いすすることとなった。

今後タイ国鉄東北本線の運転区間延伸により旅客列車としても連絡するようになる中国ラオス鉄道でどのようなダイヤ改正を実施するのか、楽しみにしたい。

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