車両転属で増発へ! Osaka Metro 中央線・長堀鶴見緑地線ダイヤ改正(2019年3月16日)

Osaka Metroは2019年2月21日、プレスリリースにて地下鉄中央線と地下鉄長堀鶴見緑地線で3月16日にダイヤ改正を行うと公表した( 2019年3月16日(土曜日)初発からOsaka Metro長堀鶴見緑地線・中央線のダイヤ改正を行います~長堀鶴見緑地線の輸送力増強・中央線の終発延長~ )。今回はこれについて見ていく。

2019年3月16日全国一斉ダイヤ改正まとめについてはこちら!


1. 朝ラッシュ時に増発へ

今回の2019年3月16日Osaka Metro 長堀鶴見緑地線ダイヤ改正では、平日朝ラッシュ時の増発が実施される。

これは地下鉄今里筋線で2013年3月23日ダイヤ改正で減便したことにより運用が余り、共通規格で同じ4両の地下鉄長堀鶴見緑地線に地下鉄今里筋線用80系を転用したことにより、増発が可能になったものである。

今回のダイヤ改正では、平日朝ラッシュ時の最小運転間隔である3分間隔で運転している時間帯が伸びる。上りとなる大正方面は蒲生四丁目基準で8時09分発~8時24分発で3分間隔運転を実施していたが、今回のダイヤ改正で7時50分発~8時23分発で3分間隔運転を実施することとなり、3分間隔運転時間帯が15分から33分に拡大した。

これにより平日朝ラッシュ時は毎時18本から毎時19本に増発し、輸送力が5.6%増加した。混雑率も大阪都市圏としては高めの135%から128%に低下する見込みだ。

このほか、オフピークにおいても増発されている。後述の初電繰り上げの他に、門真南5時台発、6時台発に各1本、門真南7時台〜9時台発で各2本、合計8本の列車が増発された。これにより各時間帯で運転間隔が短縮し、4分間隔以内で運転する時間帯が1時間33分から1時間57分に延長した。

大阪都市圏は全面的に概ね人口減少となっているが、大阪市単体でもやや増加傾向となっているほか、鶴見区単体でもやや人口が伸びているのが増発につながったのではないだろうか。今後も人口増加が見込めるのであれば、横浜市営地下鉄グリーンライン同様4両から6両への増結を考えても良いのかもしれない。

2. 初電繰り上げで新幹線接続へ

また今回の2019年3月16日Osaka Metro 長堀鶴見緑地線ダイヤ改正では、初電の繰り上げも実施された。

今回のダイヤ改正で上りの初電は門真南5時12分発大正行きから門真南5時01分発大正行きに11分繰り上がった。これにより心斎橋乗り換え地下鉄御堂筋線利用で新大阪に5時45分に到着できるようになり、Osaka Metroのみの使用で新大阪6時00分発東海道新幹線「のぞみ200号」東京行き及び新大阪6時00分発山陽新幹線「みずほ601号」鹿児島中央行きに連絡できるようになった。

ただ、これまでも京橋以東であれば京橋でJR大阪環状線に乗り換え、大阪でJR京都線に乗り換えれば門真南5時12分発のダイヤ改正前の初電で連絡できた。しかしこの列車は今回のダイヤ改正より門真南5時11分発に繰り上げられることとなり、1分早い電車を利用しなくてはならなくなった。

ちなみに同日開業のおおさか東線を活用して蒲生四丁目で地下鉄今里筋線に乗り換え、鴫野でJRおおさか東線に乗り換えても門真南5時11分発の電車で新大阪に到着することができる。よって、今回の初電繰り上げでは大阪市内発の普通乗車券利用の場合はやや利便性が下がるが、エクスプレス予約など新大阪を発着とする新幹線乗車券を利用する場合には重宝するのだろう。

3. 昼間の運転間隔も短縮し増発へ

また今回の2019年3月16日Osaka Metro 長堀鶴見緑地線ダイヤ改正では、昼間の運転間隔も短縮し増発する。

ダイヤ改正前は平日・土休日とも7分間隔であったが、今回のダイヤ改正で6分40秒間隔(毎時9本)に運転間隔を短縮することとなり、輸送力が5.0%増加することとなった。

これにより、Osaka Metroで唯一昼間60分サイクルダイヤを形成していなかった地下鉄長堀鶴見緑地線も60分サイクルダイヤを組むこととなり、発車時刻がわかりやすくなった。

わかりやすさだけなら2014年8月30日地下鉄千日前線ダイヤ改正のように7分間隔から7分30秒に伸ばして減便しても良かったははずだ。しかし減便ではなく増発したのは、同じ4両編成とはいえ地下鉄長堀鶴見緑地線はミニ地下鉄のため1編成あたりの輸送力が小さく地下鉄千日前線用25系車両で3両編成相当しかないこともあるのだろう。

4. 平日夕ラッシュ時も増発へ

また今回の2019年3月16日Osaka Metro 長堀鶴見緑地線ダイヤ改正では、平日夕ラッシュ時にも増発が実施される。

これにより心斎橋基準で18時台の門真南方面は最短3分30秒間隔には変わりないものの、最長4分30秒間隔から4分間隔に短縮し2本増発、毎時18本運転となった。また心斎橋19時台発も2本増発した。

ただ昼間も平日夕ラッシュ時もともに増発したため、昼夕輸送力比は50.0%のまま変わりない。全面的に需要が増えたということなのだろうか。

このほか、心斎橋基準22時台発の門真南方面は、10分間隔から21時台と同様の7分30秒間隔に短縮し、輸送力が33.3%増加することとなった。

5. 地下鉄中央線で終電繰り下げへ

また今回の2019年3月16日Osaka Metroダイヤ改正では、地下鉄中央線でもダイヤ改正が実施された。

今回のダイヤ改正では下り列車の終電が繰り下がることとなった。

これまでの終電はコスモスクエア23時57分発森ノ宮行きであったが、今回のダイヤ改正でコスモスクエア24時17分発に20分繰り下がった。これにより地下鉄御堂筋線から本町で連絡できるようになり、新大阪23時45分着東海道新幹線最終「のぞみ265号」から連絡できるようになった。

なおこの他の列車に時刻変更はなく、直通する近鉄けいはんな線もダイヤ改正は実施されなかった。

6. 結び

今回の2019年3月16日Osaka Metroダイヤ改正では、地下鉄長堀鶴見緑地線でほぼ全時間帯に渡り増発し、ほぼ白紙改正の様相となった。

また運転時間帯の拡大により、新大阪発着の新幹線との接続も強化されることとなった。

今後Osaka Metroでどのようなダイヤ改正が実施されるのか、見守って行きたい。


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