新型車両4000系投入で19往復の大増発へ! 福岡市地下鉄空港線・箱崎線ダイヤ改正(2025年3月15日)

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19往復の大増発へ! 福岡市地下鉄空港線・箱崎線ダイヤ改正(2025年3月15日)

福岡市交通局は2025年2月4日、プレスリリースにて3月15日に地下鉄空港線・箱崎線でダイヤ改正を行うと公表した。今回はこれについて見ていく。

2025年3月鉄道ダイヤ改正まとめはこちら!

1. 車両増備で平日朝に7往復増発へ!

今回の2025年3月15日福岡市交通局ダイヤ改正では、前回の2021年3月13日福岡市交通局ダイヤ改正以来約4年ぶりにダイヤ改正を実施する。

福岡市地下鉄では混雑緩和目的の増発用として地下鉄空港線用車両を6両編成1本増やすとしていた。もっとも車両増投入分の製造に際し仕様設計から入札を行う必要があるため本来であれば投入まで2~4年程度はかかるはずなのだが、福岡市交通局では2024年から初代地下鉄空港線用車両の1000系の置き換え用として新型車両4000系車両を順次導入しているのを使い、1本廃車を待つ形で運用増加することとした。

まずは平日朝。地下鉄空港線福岡空港~姪浜間で7往復の増発を図り、姪浜~中洲川端間で3分間隔から2分50秒間隔に短縮し輸送力を5.9%増加、中洲川端~福岡空港間で平均3分50秒間隔から3分30秒間隔に短縮し輸送力を9.5%増加する。

なお地下鉄空港線と直通する地下鉄箱崎線やJR九州筑肥線では時刻変更を行うものの運転本数に変わりはない。




2. 平日夜に12往復増発へ!

また今回の2025年3月15日福岡市交通局ダイヤ改正では、平日夜にも増発する。

今回のダイヤ改正では平日夜に福岡空港~姪浜間で12往復増発する。

これにより姪浜~中洲川端間で4分間隔から3分20秒間隔に短縮し輸送力を20.0%増加、中洲川端~福岡空港間で平均5分50秒間隔から4分30秒間隔に短縮し輸送力を29.6%増加する。

なお地下鉄空港線と直通する地下鉄箱崎線やJR九州筑肥線では時刻変更を行うものの運転本数に変わりはない。




3. 平日昼間や土休日は増発せず

一方今回の2025年3月15日福岡市交通局ダイヤ改正では、平日昼間や土休日は増発しない。

福岡空港~中洲川端間で昼夕輸送力比を考えると、平日夜間が毎時11本から毎時13本へ増発している一方昼間は平日・土休日ともに毎時8本のまま変わらないため、昼夕輸送力比は72.7%から61.5%に大きく下がっている。適正範囲内が66%~75%であることを踏まえると昼間も増発が必要だ。福岡市地下鉄では2024年3月23日ダイヤ改正で地下鉄七隈線で土休日昼間を7分30秒間隔から7分間隔に短縮し増発しているんだ、昼間の増発をしたっておかしくはない。

一方地下鉄空港線と直通するJR九州筑肥線は平日夕方も昼間も毎時4本(15分間隔)と変わりないため昼間はガラガラだし、地下鉄箱崎線に至っては平日朝も昼も夜もすべて毎時8本(約7分30秒間隔)のありさまで超ガラガラである。はっきり言って輸送力の観点だけで見ればJR九州筑肥線は昼間毎時3本、地下鉄箱崎線は昼間毎時4本で問題なく運べるのだ。もっとも都市部を走る地下鉄が昼間毎時4本だと少なすぎるが毎時6本であれば名古屋市地下鉄桜通線と変わらないし博多駅に乗り入れるJR九州福北ゆたか線は昼間毎時3本しかないためJR九州筑肥線が昼間毎時3本に減っても利便性に大きな問題はない。

いっそのこと昼間は15分サイクルから20分サイクルに変えて福岡空港~姪浜間の地下鉄空港線毎時9本、うちJR筑肥線乗り入れ毎時3本、地下鉄箱崎線貝塚~中洲川端間毎時6本、うち西新乗り入れ毎時3本にした方が効率的に運用数を増やすこともなく混雑緩和ができるのではないだろうか。


4. 結び

今回の2025年3月15日福岡市交通局ダイヤ改正では、新型車両4000系投入により車両運用に余裕が出たことから1運用増加することで平日朝に地下鉄空港線で7往復の増発を図るほか、平日夜も12往復の増発を図ることとした。

今後地下鉄七隈線にも車両増備計画がある中、福岡市交通局でどのようなダイヤ改正を実施するのか、見守ってゆきたい。

2025年3月鉄道ダイヤ改正まとめはこちら!

関連情報:地下鉄空港・箱崎線のダイヤ改正を実施します! – 福岡市交通局

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