JR西日本は2025年8月22日、プレスリリースにて2025年10月14日にダイヤ改正を行うと公表した。今回はこれについて見ていく。
1. 阪和線快速に着席保証座席うれしート導入へ!
今回の2025年10月14日JR西日本ダイヤ改正では、阪和線快速に着席保証座席うれしートを導入する。
設定するのは平日朝の日根野始発天王寺行き2本と平日夜の天王寺始発日根野行き3本のみで導入する。ともにオフピークであること、大和路線のように大阪環状線直通列車には導入しないことを踏まえると大阪から利用する場合やラッシュ時間帯はより料金の取れる特急「はるか」「くろしお」を利用してほしいということなのだろう。
なお阪和線では平日朝鳳7時37分発快速天王寺行きを減便する。
2. JR京都線・JR神戸線快速で着席保証座席うれしート拡大へ!
今回の2025年10月14日JR西日本ダイヤ改正では、JR京都線・JR神戸線・嵯峨野線快速の着席保証座席うれしート設定列車を増加する。
新快速Aシートに変更はないものの、快速うれしートは平日朝の大阪→京都方面JR京都線に4本新設するほか、平日夜に姫路方面からの大阪・京都経由米原行き快速にて4本新設する。
嵯峨野線では京都発園部行き快速での着席保証座席うれしート設定を2本から4本に増やす。
3. 学研都市線で着席保証座席うれしートをロングシートのまま導入へ!
今回の2025年10月14日JR西日本ダイヤ改正では、321系や207系などの4ドアロングシート車しか運転がない学研都市線とJR東西線でも着席保証座席うれしートを導入する。
平日朝は木津発京橋・尼崎方面の快速で2本、平日夜はオフピークの木津行き快速5本で設定する。なおJR宝塚線内でもロングシートうれしートを導入するが、このほかに他線同様3ドアクロスシート車である225系や223系による着席保証座席うれしートがあること、通勤方向と逆方向であることからJR宝塚線沿線から大阪方面への利用はあまり考えていないだろう。
なぜロングシートでも着席保証座席うれしートを導入するに至ったかというと、近隣を走る京阪特急プレミアムカーが一番1両から2両に増車するほど大盛況だからである。もっともJR西日本各線の快速うれしートは普通の座席とは変わらないが、着席保証をつけるだけで課金して定期券をJR学研都市線経由のまま持ってくれるならおいしいに越したことはない。実際学研都市線ロングシートうれしートは2025年10月内満席が相次いでいる。
しかもロングシートだろうが着席保証座席うれしート設定で増収すれば、2028年以降に予定しているJR西日本運賃改定で運賃改定幅を下げることができる。着席保証座席うれしート拡大に反対する人はいないはずだろう。
4. 結び
今回の2025年10月14日JR西日本ダイヤ改正では、
今後JR西日本で今後どのようなダイヤ改正を実施するのか、見守ってゆきたい。
関連情報:2025年10月14日ダイヤ修正を実施します – JR西日本
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