Osaka Metroは2025年6月25日、プレスリリースにて地下鉄中央線で2025年7月1日にダイヤ改正を行うと公表した。今回はこれについて見ていく。
1. 大阪関西万博閉幕で元通りに減便へ!
今回の2025年10月14日Osaka Metroダイヤ改正では、2025年7月1日Osaka Metro中央線ダイヤ改正以来約3か月ぶりに地下鉄中央線でダイヤ改正を行う。
今回のダイヤ改正ではおおむね大阪万博以前の運転本数に戻す。
大阪関西万博開催期間中の多客対応として2025年4月2日Osaka Metro中央線ダイヤ改正より朝夕2分30秒間か間隔(毎時24本)、昼間5分間隔(毎時12本)も2分30秒間隔運転が可能な形に増発していた。
が今回のダイヤ改正で基本的に2025年4月1日までの運転本数に戻すこととしたため全日同一ダイヤから平日・土休日別ダイヤに戻るほか、平日朝は3分30秒間隔(毎時17本)、平日夕方は5分間隔(毎時12本)、平日昼間は7分30秒間隔(毎時8本)にまで減便することとした。
これにより地下鉄中央線の運転本数は上り(夢洲方面)が383本から平日177本・土休日151本に、下り(長田・学研奈良登美ヶ丘方面)が386本から平日181本・土休日155本にそれぞれ減便することとした。
この減便に伴い30000A系6両編成10本を谷町線へ転出する。これにより中央線のOsaka Metro車は400系に統一、谷町線も全車ワンマン対応車両となるため順次ワンマン運転を開始する見込みのようだ。
2. 夢洲へは昼間15分間隔に減便へ!
今回の2025年10月14日Osaka Metroダイヤ改正では、大阪関西万博最寄り駅だった夢洲への列車を大幅に減便し、残りはコスモスクエア止まりになる。
これにより地下鉄中央線昼間毎時8本中毎時4本、つまり15分間隔しか夢洲に行かない。
そもそも世界標準で地下鉄は全線運転が基本だし、たった3.3kmなので空気輸送覚悟で往復させても良いと思うが。
そこまでして減便したいのは2025年1月11日Osaka Metro中央線ダイヤ改正大阪港~夢洲間で本来最高速度70km/hから95km/hに引き上げたものの鉄粉を巻き込んで運転見合わせに陥ったため95km/hで走行する距離を短縮したいからだろう。
3. 近鉄けいはんな線で昼間7分30秒間隔運転復活へ!
今回の2025年10月14日近畿日本鉄道ダイヤ改正では、Osaka Metro 中央線と直通するけいはんな線でダイヤ変更を実施する。
地下鉄中央線同様近鉄けいはんな線でも2025年4月2日Osaka Metro中央線ダイヤ改正以前の時刻に戻る。
これにより昼間は長田~生駒間で10分間隔(毎時6本)から7分30秒間隔(毎時8本)に増発し地下鉄中央線の原則全列車が近鉄けいはんな線生駒まで乗り入れるようになるほか、生駒~学研奈良登美ヶ丘間も昼間12分~18分間隔の不均等運転で地下鉄中央線内では最大4本・20分待ちだたっところ、均等15分間隔に改善する。
これにより近鉄けいはんな線の運転本数は西行き(本町・夢洲方面)が166本から平日160本・土休日145本に、東行き(学研奈良登美ヶ丘方面)が164本から平日159本・土休日144本にそれぞれ減便することとした。
4. 地下鉄中央線で今度こそワンマン化か!
また今回の2025年7月1日Osaka Metroダイヤ改正に合わせ、地下鉄夢洲駅から西ゲートへの移動を改善する。
Osaka Metroでは地下鉄中央線では2025年2月11日より全線でワンマン運転を開始したとしている。が、ワンマン運転では万博輸送がままならないだろうということで後部乗務員室に計便と称してOsaka Metro社員が乗車しているのだ。
さすがに大阪関西万博が閉幕すればこの混雑とは無用になるので実質的にワンマン運転を開始するだろう。
5. 結び
今回の2025年10月14日Osaka Metro 中央線・近鉄けいはんな線ダイヤ改正では、大阪関西万博が閉幕するため元通りの運転時刻に変更することとした。
今後Osaka Metroでどのようなダイヤ改正を実施するのか、見守ってゆきたい。
関連情報:2025年10月14日(火曜日)初発からOsaka Metro 中央線のダイヤ改正を行います – Osaka Metro
関連情報:2025年10月14日(火)けいはんな線のダイヤ変更について – 近畿日本鉄道
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