東海道新幹線で初列車繰り上げ朝5時20分から運転計画か! 東海道新幹線ダイヤ改正予測(2027年以降予定)

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東海道新幹線で朝5時20分から運転計画か! 東海道新幹線ダイヤ改正予測(2027年以降予定)

新幹線の定期列車の運転時間は1964年の開業当初から原則6時から24時までとしている。今回はこれについて見ていく。

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1. 東海道新幹線で朝6時より前に運転開始か!

新幹線の定期列車の運転時間は1964年の開業当初から原則6時から24時までとしている。これは当時新幹線を運営していた旧日本国有鉄道がテキトーに決めたものだが、60年以上経った今でも東海道新幹線も原則6時を始発、24時までに営業を終了するように時刻を設定している。

がそもそも労働基準法でも深夜早朝は22時~5時の間と定義しており、法律上5時台は早朝ではない。ましてや今の新幹線は騒音対策を施しているほか、始発駅となる東京や新大阪は30分以内に全列車が停車する駅が存在するため5時30分から営業運転を開始しても6時までの間に250km超の全速力になるはずがない。このため朝はもっと早く、夜ももっと早く運転時間帯を変更しても良いのではないか。

実際新幹線では最終を繰り上げる傾向にあり、東海道新幹線ではおよそ23時45分で営業を終了する。

一方始発列車はかなりの需要があり、2007年7月1日東海道新幹線ダイヤ改正では品川6時00分発の博多行き「のぞみ」、2008年3月14日東海道新幹線ダイヤ改正では新神戸まで先着の新横浜6時00分発「ひかり」を増発するなどしている。

その後も2020年3月14日ダイヤ改正より主に土曜月曜運転の新横浜6時03分発「のぞみ497号」新大阪行き(一部日で博多まで延長運転)を増発しており、新横浜始発ながらも新横浜→名古屋間で窓側が埋まる程度の乗車率40%程度を誇っている。このことから東京始発博多行きに伸ばせば東京6時00分発より前であっても着席率50%以上。土曜月曜に至っては着席率80%以上の利益が大きく確保できる列車になるのではないだろうか。




2. そもそも東海道新幹線で何時発なら乗ってくれるのか!

では東京発や新大阪発何時からなら東海道新幹線に乗ってくれるだろうか。

東京の電車の朝は早い。山手線を中心とするJR東日本各線は4時20分ごろから動き始めることから、その1時間後の5時20分までには広い範囲から東京駅や品川駅に到着できる。実際在来線のうち中距離利用向けの東海道線の東京発一番列車は5時20分発、宇都宮線の上野発一番列車は5時10分発であることを踏まえると285km/hで走る通勤電車こと東海道新幹線が5時20分から営業運転を開始しても何らおかしくない

つまり最も早いと東京5時20分発の東海道新幹線「のぞみ」博多行きを運転してもおかしくないし、土曜月曜は窓側が埋まるくらいの着席率40%くらいは稼げるのではないだろうか。別に東京・品川・新横浜を出たときに着席率40%であっても名古屋を出発するのは7時ごろになるので名古屋から先は土曜月曜は着席率80%を超えてくる。

また同様に大阪都市圏でも4時50分ごろから大阪環状線をはじめとするJR西日本各線で電車が動き始めることから、新大阪5時40分発くらいであれば東京行き「のぞみ」でも着席率50%以上の収益性の高い列車を設定できるのではないだろうか。

そうなると東京5時20分発の東海道新幹線「のぞみ」博多行きや新大阪5時40分発東海道新幹線「のぞみ」東京行きを設定してもきちんと採算が取れるだけの乗客が乗ってくれるのではないだろうか!




3. 実はすでに用意されている6時より前に「のぞみ」を運転する列車枠

では東海道新幹線ではこれまでも朝6時より前に列車を運転させるということはしてこなかったのだろうか。

2012年3月17日東海道新幹線ダイヤ改正で時刻変更して名古屋7時06分発定期「のぞみ277号」博多行きを設定しているほか、2020年3月14日ダイヤ改正より主に土曜月曜運転の新横浜6時03分発「のぞみ497号」新大阪行き(一部日で博多まで延長運転)を増発している。

この列車を東京発に伸ばすと、それぞれ東京5時30分発と東京5時45分発となる。

また上り列車(東京行き)では2009年3月14日東海道新幹線ダイヤ改正では名古屋6時37分発定期「のぞみ268号」東京行き、2018年3月17日東海道新幹線ダイヤ改正では主に土曜月曜運転の名古屋6時28分発臨時「のぞみ498号」東京行きを増発している。

この列車を新大阪発に伸ばすと、それぞれ新大阪5時50分発と5時40分発となる。

そう考えるとJR東海では東海道新幹線が東京5時30分発、新大阪5時40分発から運転できるようすでに列車枠を確保していると言えるのではないだろうか?




4. 実際に東海道新幹線初列車を繰り上げるとしてどのようになるのか!

では東海道新幹線で初列車が繰り上がるとしてどのように繰り上がるのだろうか。

先述したように東京5時30分発と5時45分発の博多行き「のぞみ」と新大阪5時40分発と5時50分発の東京行き「のぞみ」の設定が可能なように列車枠を設定している。が、このうち東京5時30分発博多行き「のぞみ」と新大阪5時40分発東京行き「のぞみ」について火曜~金曜日に採算がとれるほど座席が売れるか怪しい。またこの列車を設定することで保線時間を毎日短縮してしまうとその分保線作業効率が落ちてしまいかえって費用が増えるだけとなってしまう。このためこの1往復については毎日運転とせず6割以上の着席が見込まれる土曜月曜やゴールデンウィーク・お盆・年末年始などの多客期前半に限り運転する方が良いだろう。




5. そもそも初列車繰り上げの可能性はあるのか!

それではここまで書いてきた東海道新幹線の初列車繰り上げの可能性はあるのだろうか。

まずその大きな機会だったのが2025年大阪関西万博であったが、2025年3月14日東海道新幹線ダイヤ改正では初列車の繰り上げを行わなかった。

そう考えると次の機会は2027年の横浜園芸博ということになるが、果たして初列車の繰り上げは行うのだろうか。

ただこれらの早朝の増発は須田葛西両氏の活躍期に行われたものであるから両氏逝去後の2025年以降のJR東海経営陣はどう思っているか分からない。なにせ今のJR東海は須田葛西という親がいなくなり自由気ままにイベントを展開するほどだから。


6. 結び

今回の2027年以降東海道新幹線ダイヤ改正予測では、初列車を繰り上げ東京5時30分発から、新大阪5時40分発から東海道新幹線を運転開始してもおかしくない。

今後東海道新幹線でどのようなダイヤ改正を実施するのか、見守ってゆきたい。

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