悲願のスピードアップで所要時間短縮へ! 東北・上越・北陸・北海道新幹線ダイヤ改正(2021年3月13日/2021年3月26日)

悲願のスピードアップで所要時間短縮へ! 東北・上越・北陸・北海道新幹線ダイヤ改正(2021年3月13日/2021年3月26日)

JR東日本は2020年12月18日、プレスリリースにて2021年3月13日にダイヤ改正を行うと公表した( 2021年3月ダイヤ改正について )。今回はこのうち東北・上越・北陸・北海道新幹線について見ていく。

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1. 上野~大宮間の一部で最高速度引き上げへ

今回の2021年3月13日東北・上越・北陸・北海道新幹線ダイヤ改正では、上野~大宮間のうち埼玉県内の区間でで最高速度を110km/hから130km/hに引き上げ、所要時間を1分短縮する。これにより在来線特急「はつかり」「とき」「あさま」などが出していた東北本線での120km/h運転を超えるようになった。

ではなぜ上野~大宮間の埼玉県内区間のみの最高速度引き上げで東京都内は対象外となったかというと、国鉄が東京都北区に東北新幹線を通すに当たり赤羽線(埼京線)十条駅を地下化することで合意していたのだが、2017年に突如都知事小池百合子の一声により十条駅を地下化から高架化に変更したため地元住民と係争中だからである(まあ実態としては地下化により2階建て車両が乗り入れられなくなる以外にも近くに自衛隊駐屯地があり戦車など関係車両がそこそこ頻繁に通ること、近所の公園に皇族関係のモニュメントがあるなどいろいろな力が働いた感じはすごくするが)。

今回最高速度が引きあがるのは東北・上越・北陸新幹線の大宮以南を通る全列車で、原則所要時間が1分短縮する。ただ東京駅発着枠の関係で東京での発着時刻は変えず、原則北行き(仙台・新潟・長野方面)は大宮発時刻を1分繰り上げ、南行き(東京方面)は大宮発時刻を1分繰り下げることとなった。

今回のダイヤ改正では上越新幹線と北陸新幹線では空気抵抗の一番大きく2021年内に全撤退予定のE4系を含む臨時列車を含む全ての東京・上野乗り入れ列車で所要時間を1分短縮している。このことから大宮発着時刻に限らず大宮~新潟・金沢間で運転時刻を変更しており、大宮以北で北行き(新潟・長野方面)は1分繰り上げ、南行き(東京方面)は1分繰り下げることとなった。この時刻変更は初終列車も同様なことから、東京・大宮から新潟・長野・富山・金沢への滞在時間が2分延びることとなった。

一方東北新幹線では「つばさ」や「こまち」の在来線区間での列車交換の調整ができないことから所要時間短縮分が相殺されてしまい、全線所要時間が1分短縮したのは「こまち」と併結しない「はやぶさ」や「なすの」に限られてしまっているのだ。

しかもあいにくなことに東北新幹線は地震で被災したため全線運転再開こそしたものの減速運転を余儀なくされ、上野~大宮間で所要時間1分短縮は反映したものの大宮~仙台間で所要時間が30~40分程度に延びてしまっているのである。結果東北新幹線のダイヤ改正による所要時間短縮の反映は実質2021年3月26日からとなった。

なお東京20時16分発「はやぶさ・こまち45号」最終新青森・秋田行きは全線所要時間を変えることなく上野に追加停車することとなった。これにより上野や上野に連絡する各線からの新青森や秋田への最終列車が繰り下がることとなった。

このほか今回のダイヤ改正では前回の2020年3月14日上越新幹線ダイヤ改正で運転を開始した土休日運休の高崎7時17分発「たにがわ474号」上野行きを毎日運転の高崎6時31分発「たにがわ472号」東京行きに変更したほか、毎日運転の上野18時52分発「たにがわ473号」高崎行きを土休日運休とし平日のみの運転とした。

また東北新幹線でも前回の2020年3月14日東北新幹線ダイヤ改正で臨時列車から毎日運転の定期列車に格上げした「はやぶさ」東京~新青森間運転の3往復のうち、東京16時28分発「はやぶさ37号」新青森行き及び新青森11時20分発「はやぶさ20号」東京行きの1往復を臨時化した。まあ定期化前は週3往復程度運転していたのだが、このご時世では臨時列車ですら年10~20往復できれば御の字レベルに戻ってしまったのでほぼ運転しないと言っても過言ではない。なお臨時化しても列車番号は維持することから、定期列車と同じ付番方法となる。

というか、このご時世でどんなに利用があっても2019年比で2割減の旅客しかいないのに、昼間の一部で東北新幹線「はやぶさ」が定期列車毎時2本とか明らかに要らないし、朝夕も上越新幹線「とき」は定期列車40分間隔ではなく60分間隔でも十分だろうとは思うのだが(もっとも多客期に臨時列車を運転すれば問題ないわけで)。




2. 大幅赤字転落で各種お得なきっぷ廃止へ

今回の2021年3月13日東北・上越・北陸新幹線ダイヤ改正に合わせ、JR東日本では各新幹線でお得なきっぷを廃止することとなった。

今回のお得なきっぷ廃止の背景には自由席用タッチでGO!新幹線を東北信越にまで拡大することが一因にある。これにより磁気券の2枚つづりのWきっぷや6枚つづりの新幹線料金回数券などを全て廃止することとした。

また指定席用の新幹線回数券および実質秋田新幹線の新幹線回数券であるこまち4枚回数券も廃止する。まあ普通運賃・料金が値上げするよりはマシだけど、相当JR東日本の経営状況は深刻なようだ。

ただ2020年2月に一部のE5系1号車をテレワーク推奨座席として開放するのである。おいおい、運賃値上げ前提で物事が進んでいないか?

ちなみにダイヤ改正少し前の2021年2月28日を以て上越新幹線浦佐駅のみどりの窓口は営業を終了し、話せる指定席券売機に置き換えた。まあJR西日本管内の北陸新幹線糸魚川・黒部宇奈月温泉でもみどりの窓口をみどりの券売機プラスに置き換ているので有人券売所を減らさざるを得ないのだろう。ただ、みどりの券売機プラスと話せる指定席券売機は性能が同じなのでJTB時刻表やJR時刻表で表記を統一してほしいとは思うが、JTBパブリッシングに問い合わせたところ編集長直々に「JRからそうしろと言われているので変更はできない」のだそうで。

ただJR西日本管内では中国地方を中心にみどりの窓口を閉鎖しみどりの券売機プラスに置き換えている。もっとも庭瀬や新井口、大町のように通勤通学需要が多くて近距離輸送利用者が多い駅は一向にかまわないのだが、倉吉、出雲市、浜田、益田、三次、宮島口などの特急も停まる地域の中核駅や観光客利用の多い駅もみどりの窓口を閉鎖してみどりの券売機プラスに置き換えているのである。まあ逆に言えば早島や清音、神辺のようにみどりの券売機すらおいてもらえずにみどりの窓口を廃止するよりははるかにましで当分の間遠距離券を発売する保証があるのであるが(なので未だにみどりの窓口を設置している志和口・向原はみどりの券売機への置き換えすらなく窓口を廃止する可能性が高い)、今後も拡大することは間違いなさそうだ。そう考えるとJR西日本では山陽新幹線の「のぞみ」通過駅、JR東日本では各新幹線で乗車人員2,000人/日に満たない駅は今後みどりの窓口を廃止しみどりの券売機プラス・話せる指定席券売機に置き換えるのではないだろうか。


3. 結び

今回の2021年3月13日東北・上越・北陸・北海道新幹線ダイヤ改正では、上野~大宮間のうち埼玉県内の区間で最高速度を110km/hから130km/hに引き上げることで、所要時間を1分短縮することとなった。

今後北陸新幹線の敦賀延伸や山形新幹線「つばさ」の車両置き換えなどにより東北・上越・北陸・北海道新幹線でどのようなダイヤ改正を実施するのか、楽しみにしたい。

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