高速列車SRT浦項・馬山・晋州・麗水乗り入れで増発へ! SRダイヤ改正(2023年9月1日)

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高速列車SRT浦項・馬山・晋州・麗水乗り入れで増発へ! SRダイヤ改正(2023年9月1日)

SRは2023年8月11日、プレスリリースにて9月1日に高速列車SRT乗り入れ区間拡大に伴うダイヤ改正を行うと公表した( SRT列車運行調整案内 )。今回はこれについて見ていく。

新型車両・新列車運転開始!2023年9月1日韓国鉄道KORAILダイヤ改正はこちら!

1. 高速列車SRTの運転区間拡大へ!

今回の2023年9月1日SRダイヤ改正では、高速列車SRTの乗り入れ区間を拡大する。

高速列車SRTは私鉄(と言っても発行株式の40%を旧国鉄の韓国鉄道KORAILが保有)のSRが運転する高速列車である。大半の区間は韓国鉄道KORAILの保有する線路を走行するが、競合のために運賃を安くしており一般室は高速列車KTXの約10%引きで利用できる。また高速列車KTX(特にKTX京釜線)は大半が座席転換不可の初期型車KTX-Iのため後ろ向きで走行する座席もあるが、高速列車SRTはきちんと進行方向に座席が向いてくれるので快適性も高い。

ただ、高速列車KTXは韓国国内津々浦々を運行する一方で、2016年12月9日の水西高速線開業に伴い運転を開始した高速列車SRTは開業当初から一貫して水西~釜山・木浦間の運転のみの運転で原則高速線しか運転してこなかった。このためKTX乗り入れ在来線各線では高速列車SRTの割安な運賃を受けられなかった。

ただ今回の2023年9月ダイヤ改正では、水西発着の高速列車SRTを東海線浦項、慶全線晋州、全羅線麗水エキスポまで各1日2往復ずつ乗り入れるようにする。

これによりソウルから南方向へ向かう高速列車KTXの走行区間のほとんどで割安な高速列車SRTが運転を開始する。

この手の運転区間拡大は韓国では遅れることがしばしばで、韓国では全国規模の大規模なダイヤ改正を例年12月下旬に実施することからそれに合わせて行っていることから12月に遅れて実施するものだと思ったが、なんと予定通り2023年9月に実施、しかも9月1日に実施するに至ったのである。韓国の鉄道行政でここまでうまくいくのは前例類を見ない。




2. 全羅線と慶全線でSRTはITX-セマウルとほぼ同額設定へ!

今回2023年9月1日SRダイヤ改正で乗り入れ区間が大きく拡大する高速列車SRTであるが、運賃設定は韓国鉄道KORAIL高速列車KTXの約10%引きで設定している。今回在来線区間への乗り入れが増えたが、運賃面でも優遇がある。

在来線特急格電車ITX-セマウルは1kmあたり96.36ウォンなのに対し、高速列車KTXの在来線区間は1kmあたり112.12kmとなっている。一方で高速列車SRTの在来線区間は基本運賃が1kmあたり100.91ウォンと特急格電車ITX-セマウルと近いほか、高速列車SRTに限り停車駅が1つ増えるごとに0.2%割引があること、平日はネット予約で1%割引があることなどから、それらを活用するとほぼITX-セマウルの運賃と変わりない。

このため全羅線益山~麗水エキスポ間は在来線特急格電車ITX-セマウルが17,400ウォンなのに対し高速列車SRT一般室は17,700ウォンと300ウォン(約30日本円)しか変わりがない。また慶全線でも東大邱~馬山間は在来線特急格電車ITX-セマウルが9,700ウォンのところ高速列車SRTが10,300ウォン、東大邱~晋州間は在来線特急格電車ITX-セマウルが14,500ウォンのところ高速列車SRTが15,500ウォンと差額が1,000ウォン(約100日本円)以内に収まっている。

もっとも在来線特急格電車ITX-セマウルは初乗り約40kmまで4,800ウォン、高速列車SRT一般室は初乗り約60kmまで7,500ウォンという違いはあるので短距離利用だと割高になりがちだが、60kmを超えてしまうと両社の運賃はほとんど変わらない。平日ネット予約1%割引も入れればなおさらである。

そう考えると今回の高速列車SRTの乗り入れ拡大は、在来線区間の全羅線および慶全線での在来線特急格電車ITX-セマウルとほぼ同額で乗れる列車の2往復増発ともとれそうだ。




3. 釜山発着SRTを平日削減へ

また今回の2023年9月1日SRダイヤ改正では、釜山発着の高速列車SRTを平日に削減する。

今回減便するのは水西~釜山間の列車40往復のうち月曜~木曜の5往復となっている。

なお金土日は減便はないが、16両運転の一部を8両に減車する。

このほか今回のダイヤ改正では停車駅の増加も図っており、釜山発着減便救済のために新慶州停車列車を定期列車で確保しているほか、平沢芝制に停車する列車を大きく増やす。


4. 結び

今回の2023年9月1日SRダイヤ改正では、高速列車SRTの乗り入れ区間を拡大し増発を図ることとなった。

今後2024年以降に新型車両を投入し運用数の増加を図る高速列車SRTでどのようなダイヤ改正を実施するのか、見守ってゆきたい。

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