38年ぶり日本一で神戸三宮~大阪梅田間ノンストップ特急運転へ! 阪神電車臨時特急列車運転(2023年11月23日)

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38年ぶり日本一で神戸三宮~大阪梅田間ノンストップ特急運転へ! 阪神電車臨時特急列車運転(2023年11月23日)

阪神電鉄は2023年11月21日、プレスリリースにて2023年11月23日に臨時特急列車を運転すると公表した。今回はこれについて見ていく。

1. 阪神ノンストップ特急運転へ!

今回の2023年11月23日阪神電車臨時列車運転では、三宮から梅田までノンストップの臨時特急列車を運転する。

これは神戸と大阪で11月23日にプロ野球セ・リーグ優勝した阪神タイガースとパ・リーグ優勝したオリックスバファローズの両方がそれぞれ優勝パレードを行うため、その便宜を図るために神戸側パレード終着地メリケンパークの最寄り駅元町から大阪パレードの出発地点に一番近い阪神電車の駅大阪梅田までの列車を設定することとしたようだ。

今回運転するのは元町12時24分発臨時特急大阪梅田行きとなっている。途中停車駅は神戸三宮のみである。阪神の臨時特急は甲子園試合終了後に甲子園→大阪梅田間で運転するのが通例だが、今回の臨時特急は阪神タイガースの本拠地甲子園をも通過する。

使用車両は8000系または1000系の日本一特別ラッピングトレインとする。これで神戸の阪神パレード開始の11時から大阪の阪神パレード14時までに間に合わせるようだ。

神戸三宮→大阪梅田間は所要時間33分と直通特急の32分とほぼ変わらない。運転時刻からして直通特急尾所赤梅田行きの直前に運転して続行運転するのだろう。




2. なぜ阪神パレード側のみ運転でオリックスパレード側での運転はしないのか

今回の2023年11月23日阪神電車神事列車運転で臨時特急を運転することとなったが、なぜ阪神側のパレードのみに合わせてオリックス側のパレードに合わせては臨時増発をしないのだろうか。

まず、阪神とオリックスが対戦した2023年日本シリーズでは本拠地が阪神なんば線快速急行で1本で行けるものだから阪神電車では阪神なんば線シリーズと銘打っていたが、これを制覇し日本一になったのは阪神なので、阪神側が優遇されるのはしかるべきだろう。

また、阪神タイガースと阪神電車は同じ阪急阪神東宝グループであるから、そりゃあ同じグループ企業を優遇してもおかしくはない。

また、オリックスは11時から大阪パレード、14時から神戸パレードだが、大阪パレードの終着地に一番近い阪神電車の駅は大阪難波駅、神戸パレードの出発地点に一番近いのは神戸三宮駅となるため、大阪難波から神戸三宮間を移動することになる。

大阪難波から神戸三宮へは阪神なんば線快速急行神戸三宮行きに乗れば一本で行けるし、この快速急行は土休日は20分間隔で運転しているが、いつでも座れるのみならず大阪梅田行き臨時特急列車を出すほど甲子園からの退場客があふれかえっても座れるほどガラガラな電車で、近鉄側の車両運用繰りの関係で2020年3月14日ダイヤ改正より6両から8両に増車しさらに閑散としている。もうガラガラすぎる電車にパレード移動人員が乗車したところで乗せきれてしまうのである

このためオリックスのパレードに合うような臨時列車を運転する必要はないと判断したのだろう。

なんだか今回の阪神電車臨時特急による日本一特別ラッピングトレインの運転は宝塚音楽学校の件を棚上げしたい阪急阪神東宝グループの思惑も垣間見えるのは気のせいだろうか。


3. 結び

今回の2023年11月23日阪神電車臨時列車運転では、神戸三宮から大阪梅田までノンストップの臨時特急列車を運転することとした。

今後阪神電車でどのようなダイヤ改正を実施するのか、見守ってゆきたい。

関連情報:「元町、神戸三宮から大阪梅田までノンストップ」の臨時列車を運転します
関連情報:「元町、神戸三宮から大阪梅田までノンストップ」の臨時列車を運転します

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