空港運用時間拡大で終電繰り下げへ! JR東日本千葉支社臨時列車運転(2019年10月27日以降)

JR東日本千葉支社は2019年8月29日、プレスリリースにて10月27日より成田線で臨時列車を毎日運転すると公表した( 成田空港からの夜間増発列車のお知らせ )。今回はこれについて見ていく。


1. 空港運用時間拡大で終電繰り下げへ

今回の2019年10月27日から実施されるJR東日本千葉支社臨時増発では、成田線で臨時列車が運転される。

これは成田空港の滑走路のうちA滑走路の運用時間が2019年10月27日より23時までから24時までに延長することに伴い離発着時間が拡大することから、営業時間拡大に合わせ終電後に列車を増発することとなった。

設定するのは成田空港23時45分発快速千葉行きで、E217系11両編成で運転する。停車駅は総武快速と同一で、千葉行きのため東千葉のみ通過となる。2019年9月現在の成田空港からの成田線最終は成田空港23時00分発快速東京行きであるから、成田空港から千葉への最終電車は45分繰り下がることとなった。またこの後続に成田23時30分発普通千葉行きも運転されるが、成田→千葉間でも今回増発する快速千葉行きが最終列車となるため、東千葉を除く成田→千葉間の各駅で終電が30~31分繰り下がることとなった。

なぜ今回設定した増発列車が普通電車ではなく総武快速での運転になるかと言うと、平日であれば東京21時53分発総武線通勤快速成田行き、土休日であれば横須賀線久里浜20時20分発快速成田行きを成田到着後成田空港まで回送して運用するものと思われる。千葉22時53分発普通成田行き209系6両編成はそのまま成田23時30分発最終千葉行きとして折り返すため、東千葉に停車できる10両以内の編成が確保できず、普通電車として設定はできなかったようだ(千葉~成田空港間運転の209系8両編成の普通電車はあるので成田空港発着の普通列車が設定できないわけではないのだが)。

なおこの快速千葉行きは終点千葉で24時36分発(土休日は24時37分発)総武線各駅停車千葉行きに接続できるほか、平日は千葉駅24時50分発の京成千原線沿線経由ちはら台行き深夜急行バス(千葉中央バス・小湊鉄道バスによる運行)にも接続できる。

ちなみに京成バスの幕張新都心・稲毛海岸駅線は、成田空港第3ターミナル22時25分発から23時55分発に1時間30分も繰り下がる。運賃は深夜バス料金のため通常運賃1,000円の倍額2,000円が必要となる(そしてきっと2019年10月1日運賃改定で値上げする)のだが、これまでバスより終電が遅かった千葉方面JR線がバスに負けているのは如何なものか。航空機の発着時間の設定にもよるが、成田空港に23時30分以降に到着する航空機を設定するのであれば千葉市街地へのアクセスを確保するために京成バスや千葉内陸バスが運行する千葉駅・千葉中央・千葉みなと方面への空港バスを設定すべきではないだろうか。

今回増発する成田空港23時45分発快速千葉行きはほぼ間違いなく2019年11月30日ダイヤ改正まで毎日運転するだろうし、ダイヤ改正後も継続設定されるか総武快速として津田沼行きや東京行きに延長する可能性も考えられる。

しかし今回の毎日運転の臨時列車の増発をダイヤ改正として設定しなかったのは、他の列車の時刻を変えていないというのもそうだが、ダイヤ改正と言ってしまうと運用繰りや人員行路を少し変えただけですぐ長い議論に持ち込む動労千葉がいるからというのもあるのだろう。

2. 結び

今回の2019年10月27日から実施されるJR東日本千葉支社臨時増発では、成田空港の運用時間拡大により千葉市街地方面へのアクセスを確保するため成田線・総武線で終電後に臨時増発が実施されることとなった。

今後この増発列車が定期列車化されるのか、運転区間の延長はあるのか、見守ってゆきたい。


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