207系置き換え見据え昼間30分間隔から40分間隔に減便へ JR西日本播但線ダイヤ改正(2023年3月18日)

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207系置き換え見据え減便へ JR西日本播但線ダイヤ改正(2023年3月18日)

JR西日本近畿統括本部は2022年12月16日、プレスリリースにて2023年3月18日にダイヤ改正を行うと公表した( 2023年3月18日にダイヤ改正を実施します )。今回はこのうち播但線について見ていく。

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1. 播但線で昼間に減便へ

今回の2023年3月18日JR西日本ダイヤ改正では、播但線で減便を図った。

今回のダイヤ改正で播但線姫路~寺前間は昼間は30分間隔から40分間隔に減便する。

これにより姫路~福崎間は平日は4往復、土休日は3往復減便することとなったほか、福崎~寺前間でも全日1往復減便することとなった。

播但線では2021年3月13日JR西日本ダイヤ改正で1往復を増発したのに、たった2年で減便に転ずるとは。

一方4両運転のある朝夕は今回のダイヤ改正でも減便しなかった。つまり、乗務員行路の削減は行ったものの車両運用は減っていない。

もっとも昨今ではバスの運転手不足による減便が相次いでいるが、鉄道の運転士不足も例外ではない。労働環境改善のための乗務員行路削減はしかるべしだろう。




ただ、30分間隔から40分間隔に減便すると時刻が分かりにくい。もっともJR西日本では2021年10月2日ダイヤ改正以降、琵琶湖線米原~長浜間や大和路線木津~加茂間、山陽本線・赤穂線網干~相生~上郡・播州赤穂間で昼間30分間隔から1時間間隔に半減した。それと比べれば30分間隔から40分間隔への減便は輸送力的にはまだマシに映るかもしれない。

JR東日本越後線では社会実験として2012年3月17日JR東日本新潟支社ダイヤ改正より内野~吉田間を昼間60分間隔から40分間隔に増発したが、発車時刻が分かりにくくなりかえって利用者が減ったため当初3年の予定だった社会実験を2年で打ち切っている。

また、同じ姫路を発着する姫新線は昼間毎時2本のまま変わっていないし、JR神戸線や山陽本線も30分サイクルないし1時間サイクルで組んでおり他路線との乗り継ぎを考慮しても40分間隔は使いにくい。しいて言えばJR神戸線新快速は15分間隔で来るので列車がたくさん来るので乗り継ぎ時間があまり気にならない程度でしかない。

また過去にJR西日本では福塩線福山~府中間で昼間30分間隔(昼間の一部は万能倉折り返し)だったものを全列車府中までの運転の伸ばす代償として昼間を約40分間隔に減便したが、発車時刻が分かりにくくなったことと福山で連絡する山陽本線や山陽新幹線とも合わなくなりなり使いにくくなったため、徐々に減便しいまでは昼間約1時間間隔に減便している。

そう考えると今回の2023年3月18日JR西日本ダイヤ改正での播但線昼間40分間隔化は、将来の利用減少による1時間間隔化への序章の気がするのは気のせいだろうか。


3. 結び

今回の2023年3月JR西日本ダイヤ改正では、播但線で昼間に減便を図ることとなった。

今後207系への置き換えに伴い朝夕に減車を図る見込みの播但線で今後どのようなダイヤ改正を実施するのか、見守ってゆきたい。

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