利用促進の名のもと葬式鉄向け増発へ! JR西日本芸備線臨時列車運転(2020年10月~12月)

利用促進の名のもと葬式鉄向け増発へ! JR西日本芸備線臨時列車運転(2020年10月~12月)

JR西日本岡山支社は2021年10月8日、プレスリリースにて10月~12月に芸備線で臨時列車を運転すると公表した( 芸備線(新見駅~備後落合駅間)の臨時列車の運転について )。またJR西日本広島支社は2021年10月8日、プレスリリースにて10月~12月に芸備線で臨時列車を運転すると公表した( 芸備線庄原市・新見市エリアの利用促進等に関する検討会議を踏まえた秋の臨時列車等の運転について )。今回はこれらについて見ていく。

1. 輸送密度全国最低区間で再び増発へ

今回の2021年10月~12月JR西日本岡山支社臨時列車運転では、芸備線新見~備後落合間でまたまた臨時列車の増発を行う。

そもそも芸備線のうち東城~備後落合間は輸送密度8人/日・往復を記録したことのあるほどの日本一の閑散区間であり、バスどころかジャンボタクシーで十分運べてしまうほどである。

そんな超閑散区間で今回増発するのは2021年10月23日~12月5日の土休日で、新見10時54分発備後落合行き及び備後落合12時30分発新見行きの1往復となっている。これらの列車は備後落合で芸備線三次方面列車と接続を取れるように運転する。

この増発により新見~東城間は土休日1日5往復から6往復に増発するほか、東城~備後落合間は1日3往復から土休日に限り1日4往復に増発することとなった。

芸備線新見~備後落合間では2020年4月~7月臨時列車運転2020年11月~12月臨時列車運転で増発してきた。2020年内は2期間に分けて実施したものの実施内容は同一で、臨時列車は新見~東城間は2往復、東城~備後落合間で1往復を平日を含め毎日増発していた。この際備後落合では三次方面との接続は取っていたものの、臨時列車の備後落合発着時刻が午前9時前後と早い時間帯であった。これは周辺のバスの利用状況なども加味して利用が図れそうな時間帯に増発を図ったものであるが、増発手法が廃止直前の三江線と同様であったことから廃止が噂されるようになり、ついには国土交通大臣が言及したほどである。

そんな中今回の臨時列車運転では土休日に限り、昼間に新見~備後落合間の通しの列車のみ1往復増発することとしたのである。そう考えると平日の運転がないことから地域利用はあまり考えられていないだろうし、昼間の増発であることから列車を乗り継げば遠方からも利用できる。そう考えると今回芸備線新見~備後落合間で増発した列車は廃線になるかもしれない芸備線をしのぶ葬式鉄向け列車に他ならない

もっとも利用が伸びれば増収により赤字が縮小するのだが、今回の臨時列車の設定は芸備線備中神代~備後落合間の廃線が決まりつつあることを意味していると言えるのではないだろうか。




2. 快速列車の延長運転再実施へ!

今回の2021年10月~12月JR西日本広島支社臨時列車運転では、、2021年11月~12月JR西日本芸備線臨時列車運転以来約1年ぶりに芸備線で臨時列車の増発を行う。

今回の臨時列車運転では、1年ぶりに快速庄原ライナーを運転することとなった。

今回も以前の臨時列車運転同様、土休日の広島10時05分発快速みよしライナー三次行きを快速庄原ライナー備後庄原行きに延長することとした。

また土休日夜間に三次~備後庄原間で1往復増発する。今回増発するのは三次18時37分発備後庄原行き及び備後庄原19時23分発三次行きとなっている。このうちは三次18時37分発備後庄原行きは広島17時05分発快速みよしライナーから連絡を受けるほか、備後庄原19時23分発三次行きは平日は定期列車として運転することから、今回の土休日の臨時増発で一時的に毎日運転となる。

この快速庄原ライナーと三次~備後庄原間の臨時普通列車運転は2021年10月23日~12月12日の土休日に行う。もっとも広島~庄原間は備北交通の高速バスが毎時1本運行しているので1~2往復程度の増発ではかなわないが、それでも少しでも芸備線の利用活性化を図ろうとしているのだろう。

このほか先述の実質葬式鉄向け新見~備後落合間普通列車の増発に伴い、接続列車として2021年10月23日~12月5日の土休日に三次9時58分発備後落合行き及び備後落合13時40分発三次行きを増発することとなった。しかもプレスリリースに新見方面の接続列車だけではなく広島方面の接続列車を記載しているということは、広島からの芸備線全線走破需要も見込んでいると言っていいだろう。


3. 結び

今回の2021年10月~12月JR西日本岡山支社及び広島支社臨時列車運転では、実質葬式鉄向けに芸備線を増発することとなった。

今後芸備線の部分廃止貼るのか、それに向けてどのような施策を練るのか、見守ってゆきたい。

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