京阪電鉄は2022年10月25日、プレスリリースにて2022年11月に臨時列車を運転するを実施すると公表した( 秋の臨時列車運転 )。今回はこれについて見ていく。
1. 臨時快速特急洛楽増発へ!
今回の2022年11月京阪電鉄秋ダイヤ運転では、2019年11月以来約3年ぶりに秋の臨時増発を行う。
今回の秋の臨時列車運転では臨時快速特急洛楽や臨時特急を増発する。
今回増発するのは11月19日~11月27日の土日祝日で、紅葉シーズンにあたる。
まずは朝。今回増発するのは淀屋橋9時56分発快速特急洛楽出町柳行きおよび淀屋橋10時26分発快速特急洛楽出町柳行きの2本となっている。この時間帯はすでに定期列車で快速特急洛楽が約30分間隔(毎時2本)で運転しているため、期間中土休日朝は快速特急洛楽が毎時4本の運転となる。
通勤車8両編成による運転で、おもに6000系で運転している。
ともにプレミアムカー連結の8000系2ドア特急の直前に運転しているため、プレミアムカーを利用したいのであれば後続の特急を利用しようということなのだろう。
またプレミアムカー連結列車を変更する場合、座席予約可能列車も変更する必要があり費用が掛かる。このため今回の臨時列車運転では極力費用を抑えるために通勤車による運転としたのだろう。
2. 三条始発の特急運転へ!
また今回の2022年11月京阪電鉄秋ダイヤ運転では、土休日夕方に三条始発の特急を運転する。
今回の臨時列車運転で増発するのは三条16時23分発特急中之島行きおよび三条16時53分発特急中之島行きとなっている。ともに定期列車の快速特急洛楽の直前の運転となっている。この時間帯は定期列車として特急を毎時4本運転しているが、今回の増発で特急は毎時6本となる。
今回増発した臨時特急2本を出町柳始発ではなく三条始発として運転することで三条からの座席確保性を上げているようだ。
ただしこの特急、樟葉で後続の快速特急洛楽に抜かれるため、京橋への先着本数は快速特急洛楽毎時2本と定期特急毎時4本の合計毎時6本のまま変わりはない。
しかも樟葉で快速特急洛楽に抜かれるため三条→中之島間で1時間1分もかかってしまう。おいおい、この列車本当に特急なのか。
なお淀屋橋行きではなく中之島行きのため本来特急が乗り入れない中之島線を特急が運転することになるのだが、これはあくまで淀屋橋の発着番線の都合によるものだろう。
ただ今回の2022年秋の臨時列車運転は2021年9月25日京阪本線ダイヤ変更で減便した列車の復便要素が強い。そうなると今回の臨時列車運転では朝夕に2020年レベルにまで運転本数を戻したが、2019年まで行っていたそれ以上の増発までは行っていないと言えるだろう。
3. 結び
今回の2022年11月京阪電鉄秋ダイヤ運転では、紅葉シーズンに合わせ快速特急洛楽や特急を増発することとした。
今後京阪電鉄でどのようなダイヤ変更を行い臨時列車を設定するのか、見守ってゆきたい。
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