近鉄南大阪線にトイレ付き新型車両6A系投入で近鉄特急最古参16000系置き換えか! 近畿日本鉄道ダイヤ変更予測(2027年以降予定)

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南大阪線にトイレ付き新型車両6A系投入で近鉄特急最古参16000系置き換えか! 近畿日本鉄道ダイヤ変更予測(2027年以降予定)

近畿日本鉄道は2025年6月12日、プレスリリースにて2025年度以降に急行用新型車両を各線に投入するとしている。今回はこれから2027年以降の近畿日本鉄道南大阪線ダイヤ変更について予測していく。

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1. 南大阪線向け新型車両6A系導入へ!

近畿日本鉄道では2026年5月より南大阪線向け新型通勤電車6A系を運転開始する見込みだ。

近畿日本鉄道はシリーズ21の投入以降約20年間にわたり通勤型車両の新車投入を行ってこず車両の老朽化が目立ち減便や減車による運用削減でしのいでいたが、2024年10月に運転開始した8A系を皮切りに新型車両の大量投入を行うこととなり2025年度~2027年度に121両もの新車を投入、車齢50年以上の既存車両を置き換えるとしている。

近畿日本鉄道の一般型車両の2025年度~2027年度の投入計画は以下の通り。

近畿日本鉄道では2026年5月より南大阪線向けに車内トイレ付き新型車両6A系4両固定編成を4両編成5本投入する。

近鉄の一般車両の車内トイレは大阪線や名古屋線には一部の車両に設置しているが、南大阪線でのトイレ付き急行型車両の設定は初となる。

とはいえなぜ短距離メインの南大阪線で車内トイレを設置するに至ったのだろうか。




2. 南大阪線特急16000系を6A系で置き換えか!

ではなぜ南大阪線向け新型車両6A系にトイレ付きクロスシート車を導入するに至ったのだろうか。

そもそもトイレ付きクロスシート車であれば着席保障車両として追加料金を徴収することⒼできる。ただ近鉄にはすでに着席保障列車として特急を各線に展開しており、南大阪線にも運転している。

近鉄特急は標準で6両で短くても4両、長いと8両で運転するほどであるが、南大阪線では特急列車を2両で運転することが常態化している。当然車掌乗務のツーマン運転であることから効率は極めて悪い。正直6両急行や区間急行のうち1両または2両を指定席着席保証車両として運転すれば問題ないではないか。

しかも2012年3月20日近畿日本鉄道ダイヤ変更以降大阪線では区間準急の設定による準急からの格下げと普通列車の運転区間短縮による合理化、朝夕の減便や快速急行から急行への減車や格下げを図っているにもかかわらず、同じく人口減少している南大阪線ではそこまでの減車減便がない。いやむしろ微増している。これは今後特急を廃止し急行や区間急行の一部車両を指定席として設定しても問題ないようにしているのではないか。

実際近畿日本鉄道では2025年1月17日付で「すわれ〜る」「ざせキープ!」などを商標登録している。着席保証座席を彷彿させる言葉であることから、特急以外の列車に着席保証座席を設定する際の名称になってもおかしくはない。




南大阪線向け特急車両には1970年より製造した16000系2両編成2本と、1981年に製造した16010系2両編成1本がある。近畿日本鉄道では今回の新型車両6A系による急行指定席導入で16000系および16010系特急型車両2両編成3本の置き換えを狙っているのではないだろうか?

実際西武鉄道でも池袋線特急「ちちぶ」「むさし」は新型特急車両で置き換えた一方、新宿線特急「小江戸」はライナー列車で置き換え10両急行のうち1両または2両を着席保障車両とすることで昼間の特急毎時1本の減便を目論んでいる。これと同様に近鉄南大阪線でも特急列車を九個の着席保障車両で置き換え特急列車を減便してもおかしくはない。

そう考えると南大阪線新型車両6A系投入に伴い2027年3月ダイヤ変更以降、特急列車を順次減便する可能性が高いだろう




3. 6A系着席保障車両付き急行は長野線でも運行か!

また今回の2027年以降近畿日本鉄道ダイヤ変更では、南大阪線のみならず長野線でも着席保障車両付きの急行列車を運行する可能性が高い。

そもそも南大阪線古市~駒ヶ谷間の隣駅間輸送密度は20,738人/日・往復に対し長野線古市~貴志間の隣駅間輸送間輸送密度は27,061人/日・往復と古市より先は南大阪線より長野線の方が利用者が多いのである

しかも長野線は平日朝に河内長野発大阪阿部野橋行き急行を1本運転しているし、平日夕ラッシュ時も30分間隔(毎時2本)で大阪阿部野橋発河内長野行き急行を6本運転している。これらの急行に新型車両6A系を運用し一部車両を着席保証料金を徴収するクロスシートで運行すればよい。

そうなると南大阪線大阪阿部野橋~橿原神宮前・吉野間のみならず大阪阿部野橋~長野線富田林・河内長野方面でも新型車両6A系による急行の着席保証サービスは、行うのではないだろうか?

ただし長野線からの大阪阿部野橋行き急行は平日朝は1本しかない。このため平日朝ラッシュ時は長野線準急の一部を急行に格上げするか、準急の一部で着席保証サービスを展開することになりそうだ。


4. 結び

今回の2027年3月近畿日本鉄道ダイヤ変更では、近鉄南大阪線にトイレ付き新型車両6A系を投入することで急行や区間急行に着席保証車両を設定、特急を減便する可能性がある。

今後近畿日本鉄道でどのようなダイヤ改正を実施するのか、見守ってゆきたい。

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