地域密着ダイヤで順次車両置き換えへ JR東日本長野支社・しなの鉄道・アルピコ交通・長野電鉄ダイヤ改正(2018年3月17日/2018年4月3日)

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JR東日本長野支社は2017年12月15日、プレスリリースにて2018年3月17日にダイヤ改正を行うと公表した( 2018年3月ダイヤ改正について )。またしなの鉄道は12月19日、プレスリリースにて3月17日にダイヤ改正を行うと公表した( しなの鉄道ダイヤ改正のお知らせ )。さらにアルピコ交通は3月16日、プレスリリースにて3月17日にダイヤ改正を行うと公表した( 【上高地線電車】2018年3月17日(土)上高地線時刻改正等のお知らせ )。そして長野電鉄は2月23日、プレスリリースにて4月3日にダイヤ改正を行うと公表した( 2018年3月ダイヤ改正について )。今回はこれらについて見ていく。

2018年3月17日全国一斉ダイヤ改正まとめについてはこちら!

1. JR東日本長野支社のダイヤ改正は小規模

今回の2018年3月17日JR東日本長野支社ダイヤ改正では、北陸新幹線「あさま」の1往復定期化や中央本線特急「スーパーあずさ」のE353系化などがあるが、小海線の一部で時刻変更があったほかは、大規模なダイヤ改正は実施されないこととなった。

その他、松本で接続するアルピコ交通上高地線では松本7時16分発新島々行きが1分繰り上がることとなった。




2. しなの鉄道で見直しへ

また今回の2018年3月17日しなの鉄道ダイヤ改正では、微調整が行われている。北しなの線妙高高原8時39分発普通長野行きが長野駅で車庫に入庫していたものが、長野駅から快速軽井沢行きに変更されることとなり、そのまま通しで乗車できるようになった。

一方で、長野以南のしなの鉄道線では、この北しなの線からの列車直通化に伴い快速と普通列車の走順が入れ替わることとなり、長野9時53分発快速軽井沢行きが長野9時25分発に繰り上がり、長野9時17分普通軽井沢行きが長野9時46分発普通軽井沢行きに繰り下がることとなった。

3. 長野電鉄で休日ダイヤ導入へ

また今回の2018年4月3日長野電鉄ダイヤ改正では、休日運休列車を設定することとなった。

これまで長野電鉄では全列車毎日運転で運転されており、平日ダイヤと休日ダイヤで分けていなかったが、今回のダイヤ改正では朝の2往復を休日運休とすることで合理化を図る。運休対象となるのは、下りは長野7時46分発普通須坂行き、9時13分発普通須坂行きの2本で、上りは信州中野7時05分発普通長野行き、須坂8時18分発普通長野行きの2本が休日運休となった。

そのほか、特急列車でも見直しが実施され、長野17時08分発特急信州中野行きが長野16時43分発に繰り上げられ、湯田中行きに延長することとなった。そのほか、特急・普通列車ともに時刻変更を実施することとなった。


4. 結び

 今回の2018年3月17日実施のJR東日本長野支社・しなの鉄道・アルピコ交通ダイヤ改正及び2018年4月3日長野電鉄ダイヤ改正では、いずれも小規模なダイヤ改正に留まり大きな変化はあまり見られなかった。しかしJR東日本では2018年7月1日より中央本線特急「あずさ」「かいじ」にも順次新型車両E353系を導入し、2019年3月ダイヤ改正までに定期「あずさ」「かいじ」をE353系で統一する見込みだ。またしなの鉄道でも2020年7月ごろよりJR東日本E129系をベースとした新型車両を導入予定で、ともに所要時間短縮が図られる可能性がある。

今後長野県内の鉄道でどのようなダイヤ改正を実施するのか、楽しみにしたい。

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