特急りょうもう6両復車もJR直通特急減便へ! 東武鉄道伊勢崎線・日光線ダイヤ改正(2023年3月18日)

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特急りょうもう6両復車もJR直通特急減便へ! 東武鉄道伊勢崎線・日光線ダイヤ改正(2023年3月18日)

東武鉄道は2022年12月16日、プレスリリースにて2023年3月18日にダイヤ改正を行うと公表した( 2023年3月18日(土) ダイヤ改正を実施します )。今回はこのうち本線系統(伊勢崎線・日光線など)について見ていく。

2023年3月ダイヤ改正まとめはこちら!

1. 伊勢崎線特急「りょうもう」6両復車へ!

今回の2023年3月18日東武鉄道ダイヤ改正では、2022年3月12日東武伊勢崎線ダイヤ改正以来約1年ぶりに伊勢崎線でダイヤ改正を行う。

前回の2022年3月13日東武鉄道ダイヤ改正では伊勢崎線特急「りょうもう」に500系リバティを大量投入し6両から3両に続々減車した。が、2022年以降徐々に需要が戻っていき3両運転で満員が出るようになったため、500系3両運転が2本連続する間に臨時列車を増発するようになった。

これにより7月より多客時に太田9時59分発特急「りょうもう72号」浅草行きを、8月より太田14時58分発特急「りょうもう78号」浅草行きとその送り込みの浅草9時10分発特急「りょうもう71号」太田行きを臨時増発することとした。この後10月8日より太田9時59分発特急「りょうもう72号」浅草行きが毎土休日運転になったほか、12月10日から太田14時58分発特急「りょうもう78号」浅草行きとその送り込みの浅草9時10分発特急「りょうもう71号」太田行きも元日を除く毎土休日に増発することとなった。




とはいえこれらの列車も運転にも運転士と車掌が必要であり、500系3両運転の「リバティりょうもう」に挟まれていることから、そもそも6両から3両に減車しなければ増発の必要がなかったはずの列車である。

そこで輸送力的に現状のまま余裕のある平日に3両から6両に増車し電気代を増やすのと、週2日の土休日に必要な輸送力を保ちかつ像解決の手間を減らすことを天秤にとった結果、後者の方が合理的ととらえたため今回のダイヤ改正で伊勢崎線特急「りょうもう」のうち下り5本・上り6本の計11本を6両に戻すこととした

が、それでは500系(「リバティ」型車両)が足りないので、4往復を特急料金の安い200系(「りょうもう」型車両)運転に戻すこととした。これにより増車と料金値下げを図ることとなった




2. 南栗橋への特急停車復活へ!

今回の2023年3月18日東武鉄道ダイヤ改正では、2022年3月12日東武伊勢崎線ダイヤ改正以来約1年ぶりに日光線でダイヤ改正を行う。

今回のダイヤ改正では南栗橋への特急停車が復活する。南栗橋には2017年4月21日ダイヤ改正まで浅草~南栗橋間運転の特急「きりふり」が停車していたが、このダイヤ改正で特急「スカイツリーライナー」に再編したことで浅草~春日部間に短縮した。

この南栗橋発着の特急「きりふり」は東武動物公園~南栗橋間で各駅に停車していたことから、途中杉戸高野台、幸手、南栗橋と手車していた。このうち杉戸高野台は浅草発の日光線特急が18時以降全停車となったため大きく利用機会が増えたが、幸手と南栗橋に救済はなかった。今回のダイヤ改正ではこのうち南栗橋への特急停車が復活することとなった。

今回南栗橋に停車するようになる特急は朝に浅草行きが3本、夜の浅草始発が6本となっている。このうち夜に南栗橋に停車する特急6本は杉戸高野台に停車する6本と同一である。

この南栗橋に停車する特急9本中8本が500系(「リバティ」型車両)による運転だが、2023年4月1日より土休日のみならず平日もスペーシア特急料金とリバティ特急料金が同額になるため価格面では違いはない(ただし座席の前後間隔は500系リバティの方が10cmせまいが)。

このほか日光線特急では浅草18時59分発「けごん47号」東武日光行きと浅草19時19分発特急「スカイツリーライナー3号」春日部行きを入れ替える。また下今市での日光線特急とSL大樹・DL大樹の接続を改善する。

なお今回のダイヤ改正では伊勢崎線・日光線ともに急行以下の料金不要列車の変更は行わない模様だ。




3. JR直通特急大幅削減へ

今回の2023年3月18日東武鉄道ダイヤ改正では、JR東武直通特急を大きく減便する。

今回のダイヤ改正でJR東武直通特急定期列車を1日4往復から2往復に大きく削減し、減便分は臨時列車化する。

JR東武直通特急「日光」「きぬがわ」は栗橋駅周辺のJR宇都宮線と東武日光線の渡り線を利用して2006年3月18日ダイヤ改正より運転している。JR東武直通特急定期列車1日4往復はこの際から変わっておらず、1日当たり東武100系(「スペーシア」型車両)が「スペーシアきぬがわ」2往復、JR東日本車両(2006年当初は485系、2011年より253系)が「日光」1往復と「きぬがわ」1往復のまま17年間維持してきた。そんな中今回のダイヤ改正では17年ぶりに運転本数を変更することとした。

今回のダイヤ改正ではJR東武直通特急を1日4往復から2往復に減らし、東武100系による「スペーシア日光」1往復と、JR東日本253系による特急「きぬがわ」を1往復運転する。今回のダイヤ改正後に残るのはJR新宿9時34分発特急「スペーシア日光1号」東武日光行き、JR新宿10時31分発特急「きぬがわ3号」鬼怒川温泉行き、鬼怒川温泉14時55分発特急「きぬがわ2号」新宿行き、東武日光16時39分発特急「スペーシア日光4号」新宿行きのみとなる。

栗橋駅周辺の渡り線はJR東武直通特急運転開始に向け新設した線路であるが、2020年以降新製車両を東武鉄道に運び込む経路として使用している。もっとも従来は秩父鉄道経由で運び入れていたが、短距離で搬入費用の安い栗橋経由に移したことで経費節減を図っている。

そう考えるとこの栗橋駅周辺の渡り線を廃止するとは到底考えられないが、東武特急を浅草発着列車中心に戻そうという動きの中バスでいう免許維持路線の感覚でJR東武直通特急を残すのだろう

なお東武鉄道では本年2023年7月15日よりN100系スペーシアXを日光線特急に投入するとしている。停車駅は特急「きぬ」「けごん」の全列車停車駅となっているが、1日4往復の運転に絞る見込みだ。その際に日光線特急で運用変更を行うのは間違いないほか、既存の100系スペーシアの去就も気になるところだろう。

(2023.1.21 追記)なお、少なくとも2023年3月~6月の間、JR直通特急は土休日に限り1日4往復体制を維持する。増発するのは「日光」1往復と「きぬがわ」1往復で、ともにJR東日本253系による運転となる。これにより土休日のJR東武直通特急は東武100系2往復とJR東日本253系2往復から東武100系1往復とJR東日本253系3往復に再編する。


4. 結び

今回の2023年3月18日東武鉄道ダイヤ改正では、伊勢崎線特急「りょうもう」で増車を図ったほか、日光線特急「きぬ」「けごん」の一部が南栗橋に停車するようになる。

一方でJR直通特急を減便することとなった。

今後本年7月15日にはN100系スペーシアXを投入しダイヤ改正を行う見込みの中、東武鉄道でどのようなダイヤ改正を実施するのか、見守ってゆきたい。

N100系スペーシアX運転開始に伴う2023年7月15日東武鉄道ダイヤ改正予測はこちら!

2023年3月ダイヤ改正まとめはこちら!

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