北大阪急行電鉄およびOsaka Metroは2024年1月23日、プレスリリースにて箕面萱野延伸に伴い3月23日にダイヤ改正を行うと公表した。今回はこれについて見ていく。
1. 北大阪急行、箕面萱野に延伸へ！
今回の2024年3月23日北大阪急行電鉄およびOsaka Metroダイヤ改正では、2020年10月31日Osaka Metro・北大阪急行ダイヤ改正以来約3年4か月ぶりにダイヤ改正を行う。
今回のダイヤ改正では北大阪急行千里中央～箕面萱野間延伸によりダイヤ改正を行う。これにより地下鉄御堂筋線の乗り入れ区間も箕面萱野まで延長、各駅で方面表示を変更している。
千里中央発着のほぼ全列車が箕面萱野発着に延長する。これにより北大阪急行電鉄で3運用増加する模様だ。
なお千里中央5時38分発なかもず行き初電のみ千里中央始発のまま運転する。
この延伸に伴い阪急バスでは千里中央席発着のバスを大きく再編することとなった。
2. 御堂筋線で平日朝に増発へ！
今回の2024年3月23日北大阪急行電鉄およびOsaka Metroダイヤ改正では、地下鉄御堂筋線で平日朝に増発する。
御堂筋線では2015年3月1日ダイヤ改正でホームドア設置のため所要時間が伸び、平日朝は2分間隔から2分15秒間隔に延長し、その周辺時間帯は2分30秒間隔での運転としていた。今回のダイヤ改正ではこの平日朝ピーク前後の2分30秒で運転する時間帯で2分15秒間隔に短縮、ピーク時の2分15秒間隔時間帯を伸ばす。
これにより平日朝の2分15秒間隔運行時間帯は梅田発天王寺・なかもず方面はこれまで梅田7時51分発から8時49分発までだったところ7時36分発から9時33分発までに、なんばから梅田・新大阪方面へはなんば7時30分発から8時26分発までだったところなんば7時04分発から8時59分発までに約1時間から2時間に拡大することとなった。
なお2分15秒間隔に短縮した前後の列車では運転間隔を3～5分程度に大きく広げているため、運転本数に変わりはない。
3. 四つ橋線で減便へ
今回の2024年3月23日Osaka Metroダイヤ改正では、地下鉄四つ橋線で減便を図る。
地下鉄四つ橋線は土休日昼間は7分30秒間隔(毎時8本)で運転しているが、大国町で対面乗り換えできる地下鉄御堂筋線は前回2020年10月31日Osaka Metroダイヤ改正にて新大阪～天王寺間の土休日昼間を平日昼間に合わせて3分45秒間隔(毎時16本)から4分間隔(毎時15本)に減便していた。このため運転間隔が合わなくなり大国町で御堂筋線と四つ橋線が接続しにくくなっていた。
今回のダイヤ改正では四つ橋線の土休日昼間を7分30秒間隔(毎時8本)から8分間隔(毎時7.5本)に延長することにより4分間隔の地下鉄御堂筋線と乗り換えしやすくすることとした。
なお平日昼間は6分間隔(毎時10本)のまま変わりはない。
このほか四つ橋線では西梅田5時11分発住之江公園行き初電を5時10分発に1分繰り上げるほか、西梅田23時51分発住之江公園行き最終を西梅田23時50分発に1分繰り上げる。
4. ニュートラムで終電繰り下げへ！
今回の2024年3月23日Osaka Metroダイヤ改正では、新交通ニュートラムで終電を繰り下げる。
住之江公園23時46分発中ふ頭行きをコスモスクエア行きに延長、住之江公園23時47分発とし終電を11分繰り下げる。
また住之江公園24時06分発中ふ頭行き最終を住之江公園24時08分発に2分繰り下げることとした。
一方で平日朝9時台に1往復減便している。
5. 結び
>今回の2024年3月23日北大阪急行電鉄およびOsaka Metroダイヤ改正では、北大阪急行電鉄が箕面萱野まで延伸しOsaka Metro御堂筋線の乗り入れ区間が延長する。
一方で地下鉄御堂筋線では増発はないし四つ橋線では減便を図るなどの見直しも図っている。
今後2025年に大阪関西万博を控えるOsaka Metroでどのようなダイヤ改正を実施するのか、見守ってゆきたい。
関連情報:延伸線開業に伴うダイヤ改正について – 北大阪急行電鉄
関連情報:2024年3月23日（土曜日）初発から Osaka Metro 御堂筋線・四つ橋線・ニュートラムのダイヤ改正を行います – Osaka Metro
コメント