所要時間延長も新幹線接続改善へ! Osaka Metro御堂筋線・四つ橋線・北大阪急行ダイヤ改正(2020年10月31日)

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所要時間延長も新幹線接続改善へ! Osaka Metro御堂筋線・四つ橋線・北大阪急行ダイヤ改正(2020年10月31日)

Osaka Metroは2020年9月30日、プレスリリースにて10月31日に地下鉄御堂筋線と四つ橋線でダイヤ改正を行うと公表した( 2020年10月31日(土曜日)初発から Osaka Metro 御堂筋線・四つ橋線のダイヤ改正を行います )。今回はこれについて見ていく。

1. ホームドア設置に向け初電繰り上げへ

今回の2020年10月31日Osaka Metroダイヤ改正では、地下鉄御堂筋線および地下鉄四つ橋線でダイヤ改正を行う。

今回のダイヤ改正では地下鉄御堂筋線でのホームドアの設置に向けて停車時間を伸ばす。これにより各駅で停車時間を5~10秒伸ばすこととなり、全線所要時間が2分延びることとなった。

また地下鉄四つ橋線でも大国町での対面接続を行う関係で初終電の見直しを行う。これにより北行き平日・土休日とも初電は住之江公園5時08分発から5時05分発に3分繰り上がることとなった。




2. 運転区間延長で利便性向上も土休日に減便へ

また今回の2020年10月31日Osaka Metro御堂筋線ダイヤ改正では、一部時間帯で運転区間の延長を行う。

深夜23時台は平日・土休日とも中津発着の列車4往復を中津~江坂間で1往復、中津~新大阪間で3往復延長することとなった。これまで新大阪24時02分発最終なかもず行きの1本前は23時44分発の電車であったため18分間隔が空いており、東海道新幹線定期「のぞみ」よりも運転本数が少なくなっていたが、今回のダイヤ改正による増発により23時台は10分間隔以内で御堂筋線の電車が来るようになる。

また土休日は朝夕の中津発着電車を新大阪発着に延長することにより、新幹線接続を向上することとなった。

このほか千里中央23時48分発最終江坂行きと江坂23時57分発最終なかもず行きを直通化し、江坂での乗り換えをなくす。

ここまでプレスリリースに書かれていることを並べてみたが、たいていは新大阪を中心とした運転区間延長による利便性向上である。しかし実際に時刻表を見てみると、今回のダイヤ改正では土休日に減便を行っている

減便しているのは土休日11時台~15時台の昼間で、新大阪~天王寺間では毎時16本(3分45秒間隔)から毎時15本(4分間隔)に、千里中央~新大阪間及び天王寺~なかもず間では毎時8本(7分30秒間隔)から毎時7.5本(8分間隔)に減便し、輸送力が6.3%低下することとなった。もっとも昼間は運用が少ないため所要時間が伸びたことにより運転本数を確保できなくなったのではなく、完全に利用減による減便である。

ただ今回の土休日の減便は朝夕は行っていないし、昼間も平日と同水準の運転本数は保っている。また新大阪~天王寺間では待ち時間が15秒しか伸びないので利用にはあまり差支えはなさそうだ。


3. 結び

今回の2020年10月31日Osaka Metroダイヤ改正では、地下鉄御堂筋線のホームドア設置に向けて所要時間を伸ばすこととなった。

一方新大阪では発着列車が増えることにより、混雑分散と新幹線接続向上を図ることとなった。

今後Osaka Metroでどのようなダイヤ改正を実施するのか、見守ってゆきたい。

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