西武101系と4000系置き換えで東急9000系と小田急8000形が転属へ! 西武鉄道ダイヤ改正予測(2024年以降予定)

 4337回閲覧

東急9000系と小田急8000形が西武に転属へ 西武鉄道ダイヤ改正予測(2024年以降予定)

西武鉄道が中古車両を導入します。

西武鉄道は2023年9月26日、プレスリリースにて2024年より東急電鉄および小田急電鉄から中古車両の譲渡を受けると公表した( 西武鉄道と東急電鉄・小田急電鉄「サステナ車両」を授受 )。今回はこれについて見ていく。

2029年以降の西武鉄道の中古車両導入はこちら!

1. 西武鉄道、東急と小田急から中古車両を導入へ!

今回の2024年以降西武鉄道ダイヤ改正では、東急電鉄と小田急電鉄から中古車両の譲渡を受け、西武鉄道各線で運転する。

各種報道によれば西武鉄道に譲渡されるのは東急大井町線9000系および9020系、および小田急電鉄8000系である。このうち東急9000系および9020系多摩川線・多摩湖線・秩父線・狭山線に、小田急8000系は国分寺線に投入する予定だ。

これらの中古車両を約100両投入するとしている。

ではこれらの中古車両の導入により西武鉄道でどのようなダイヤ改正を行うのか予測していこう。




2. 中古車両として小田急8000形を国分寺線に導入へ!

今回の2024年以降西武鉄道ダイヤ改正では、国分寺線に小田急8000形を投入する。

国分寺線は6両編成で、西武鉄道のほかの路線と両数が基本的に合わない。このため6両+2両で8両編成を組んで新宿線用にしたり4両+2両の6両で組ませることもあり運用に難を擁していた。が、6両固定編成の中古車を入れてしまえば手間が減ると踏んだのだろう。

ただ、東急電鉄では基本的に古い車両は最長でも5両の大井町線までしかなく、6両以上の電車を確保できなかった。このため国分寺線用には東急電鉄からの車両譲渡をあきらめ、6両固定編成を別に調達することとした。

そこで続々引退している小田急8000形は6両+4両であることから、このうち6両編成を国分寺線に転用することとした。

国分寺線は平日は終日5運用で回している。予備車も踏まえると6本か7本が必要そうだ。そうなると6両編成6本36両または6両編成7本42両の導入となるだろう。

ただ小田急8000系は普通鋼製なのだが。しかも従来の西武2000系6両編成(1987年~1990年製造)より古いし。はっきり言って改修工事で台車に後から組み入れたVVVF程度しかメリットがない。

また2024年度から運転開始するということは大きく改修工事を行う時間的余裕がないので、おそらくワンマン化対応工事は行わないだろう。2020年以降6両編成の既存鉄道でワンマン運転を順次開始している中、車両置き換えに合わせ6両ワンマン運転を行わないのはいかがなものかとは思うが。

ステンレス製のワンマン運転対応車なら都営三田線6300形が13本余っていたので、それを使えばもっと省エネに運転できただろうに。普通鋼製の車両はアルミ車両より重いし塗装も全面に行う必要があることから維持費が高くつく。なにがサステナ車両だ、ただの中古車じゃないか。




3. 中古車両として東急9000系を多摩川線・多摩湖線・秩父線・狭山線にに導入へ!

今回の2025年以降西武鉄道ダイヤ改正では、多摩川線・多摩湖線・秩父線・狭山線に東急9000系を投入する。各種元報道によれば東急田園都市線用2000系だった9020系も入っている(以下、当記事では9020系を9000系の一部として記述する)。

今回投入する9000系は、1986年~1992年に製造した車両である。新101系よりかは新しいが10年も変わらなし秩父線用4000系をはほぼ同世代である。にもかかわらずほぼ車齢の変わらない車両で置き換えるのは、ステンレス製のため塗装費用を抑えられるほか、軽くてVVVFインバータを搭載しているため従来型車両より省エネで運転できるためだろう。

ただ、東急9000系15本のみならず9020系3本も転属させるということは、15本を超える本数を転属させる必要がある。

多摩川線・多摩湖線・秩父線・狭山線用の車両は1979年~1984年に導入した新101系4両編成7本および1988年~1992年に導入した秩父線用4000系4両編成11本の計18本であるから、ちょうど9000系と9020系を合わせた18本ろ数が合う。このため東急9000系の投入で置き換わるのは101系と4000系ということになるだろう。

ただ、そもそも101系も4000系も4両編成のため5両編成の9000系を入れると輸送力過剰である。このため5両から4両への減車は行うだろう。




ただ4両編成18本だと72両となると小田急8000形6両編成6本の36両を合わせると108両、もし7本だった場合114両になってしまい、とくに後者の場合やプレスリリース記載の約100両を明らかに越えてしまう。

そうなると、東急9000系のうち一部をより短い3両編成とするのではないだろうか

特に平日朝夕も含め輸送力過剰なのが池袋線・秩父線の4両運転である。このため秩父線用に投入する東急9000系は3両に減車してもおかしくはない。

さらに9000系5両編成を3両と2両に分ければ、残った2両編成を秩父鉄道に転属させれば老朽化した5000系や6000系を置き換えることも可能だ。そうなると東急9000系は4両のみならず3両への減車もあるだろう。

なお東急9000系投入年度が2025年度~2029年度なのは、短編成化とワンマン化工事を行うため転用に時間がかかるためだろう。

また5両→4両または3両への減車がからむので、2026年3月ダイヤ改正以降の運転開始になるのではないか。


4. 結び

今回の2024年以降西武鉄道ダイヤ改正では、国分寺線に小田急8000形、多摩川線・多摩湖線・秩父線・狭山線に東急9000系および9020系を投入することで車両を置き換えることとした。

今後西武鉄道でどのようなダイヤ改正を実施するのか、見守ってゆきたい。

2029年以降の西武鉄道の中古車両導入はこちら!

コメント

コメントを投稿される方はこちらの注意事項をお読みください。コメント投稿時点でこの注意事項に同意したものとみなします。

トップページに戻る

タイトルとURLをコピーしました