終電繰り上げで減便実施へ 東京メトロダイヤ改正予測(2021年3月予定)

終電繰り上げで減便実施へ 東京メトロダイヤ改正予測(2021年3月予定)

東京メトロは2020年11月30日、プレスリリースにて2021年3月実施予定のダイヤ改正で終電繰り上げを行うと公表した( 2021年春ダイヤ改正における終電時刻繰上げの概要について )。今回はこのうち銀座線・丸ノ内線・日比谷線・東西線・千代田線・有楽町線について見ていく。

2021年3月実施予定の東京メトロダイヤ改正予測のうち半蔵門線・南北線・副都心線はこちら!

1. 利用者大幅減で終電繰り上げ実施へ

今回の2021年3月実施予定の東京メトロダイヤ改正では、終電繰り上げを行う。

このご時世で利用客が著しく減少しているのは言うまでもないが、2020年の利用者数は他社では概ね前年比20%減で済んでいるところ、東京メトロは約30%減と他の鉄道各社と比べ利用者数の減少が著しい。おそらく東京23区内移動は他地区と比べ訪日外国人の移動が多かったためだと思われるが(そのため東京23区内の輸送量は訪日外国人が大幅増加した2015年~2019年の間は他地区と比べ大きく増加していた)、その分が一気になくなってしまっては終電や減便を検討せざるを得ないのはやむを得ないだろう。

では今回の2021年3月東京メトロダイヤ改正でどのように終電繰り上げをこなうのか、見ていこう。

2. 銀座線で終電繰り上げで昼間の減便の実施はあるのか

まずは銀座線。終電は平日は概ね全線で10分程度、土休日は渋谷→浅草で5~6分程度繰り上げる。この終電繰り上げにより平日・土休日で終電時刻を合わせるようだ。

ただ赤坂見附~渋谷間で並走する半蔵門線が終電繰り上げをほとんど行わないため、平日は半蔵門線との終電差が10分程度生まれる。

このほか昼間は3分間隔(毎時20本)の運転があるが、座席の3割は空席となっている。そう考えると2020年10月31日Osaka Metroダイヤ改正で御堂筋線が昼間に減便したのと同様、昼間の運転は3分20秒間隔~4分間隔(毎時15本~18本)程度に減便してもおかしくなさそうだ。

3. 丸ノ内線で終電繰り上げへ

次に丸ノ内線。こちらも平日は概ね10分程度終電を繰り上げるが、土休日は新しい平日の終電に合わせるため中野坂上→茗荷谷間で10分程度繰り上げる以外は終電はほぼ変わらない。

そもそも丸ノ内線の終電は2013年11月1日ダイヤ改正で荻窪でのJR中央線各駅停車への連絡を図るために10分程度繰り下げて設定していたが、そもそもJR中央線各駅停車の終電が繰り上がり丸ノ内線から連絡できる電車がなくなれば接続する必要がなくなることから、過去に繰り下げた10分程度分の終電繰り上げを行うこととしたのだろう。

なお昼間は池袋~中野坂上間は4分間隔(毎時15本)での運行となっているが、5分間隔(毎時12本)にまで減便する可能性は銀座線ほどではないが十分考えられる。なお中野坂上~荻窪間は2015年12月19日東京メトロ丸ノ内線ダイヤ改正以前は昼間平均6分間隔(毎時10本)だったため、減便してもおかしくはなかろう。

4. 日比谷線で終電繰り上げも単純減便へ

次に日比谷線。終電繰り上げの実施をするが、主に平日のみで土休日はほとんど終電が変わらず、ほぼ平日の終電を土休日に合わせるだけと言っても過言ではない。

これにより平日は中目黒23時52分発普通北越谷行き終電と北千住24時02分発中目黒行き終電の1往復を減便するにとどまり、終電を6~10分程度繰り上げることとなった。

なお東武線内での普通電車の昼間の減便が見込めないことから、日比谷線も昼間は空いてはいるものの全線5分間隔(毎時12本)のまま変わりないだろう。




5. 東西線で終電繰り上げも7年前に水準に回帰へ

次に東西線と東葉高速鉄道。平日の終電を全線で概ね10分程度繰り上げ、土休日の終電もそれに合わせることとなった。

ただ東陽町~西船橋間では2013年12月2日ダイヤ改正と2015年3月14日ダイヤ改正の2回に分けて行ってきた終電繰り下げ分を戻すだけの要素が強い。このことから今回のダイヤ改正では平日は中野23時54分発最終西船橋行きと中野24時00分発最終妙典行き、西船橋24時17分発最終東陽町行きの3本が廃止になるほか、中野23時50分発最終東葉勝田台行きが中野23時52分発最終妙典行きに短縮し東葉勝田台23時32分発最終中野行きが東陽町域に短縮するくらいしかない。

なお東西線は朝ラッシュ時は2019年時点で混雑率190%超だし、昼間も各駅停車を中心に比較的混雑していたことを考えると、減便は考えにくいだろう。

6. 千代田線は終電据え置きへ

次に千代田線。平日・土休日とも常磐線各駅停車では終電繰り上げを行うが、東京メトロではほとんど終電繰り上げを行わない。このため終電が繰り上がるのは常磐線と並走する北千住~綾瀬間を除き地下鉄千代田線では終電繰り上げを行わない

ただし直通する常磐線各駅停車や代々木上原連絡小田急線の終電繰り上げはあるので、直通運転区間は目的地によって15~20分程度の最終列車繰り上げはある。

また地下鉄千代田線は2014年3月15日ダイヤ改正で昼間を6分間隔(毎時10本)から5分間隔(毎時12本)に増発している。このことから比較的昼間の輸送に余裕があり2020年に入り空席が目立つようになっているのだが、直通しているJR常磐緩行線が昼間に減便する見込みがないので運転本数を据え置きそうだ。

7. 有楽町線で終電繰り上げで減便実施か

最後に有楽町線。平日・土休日ともに概ね10分程度終電を繰り上げることとなった。ただ土休日の和光市→小竹向原間の終電は有楽町線の終電繰り上げにより副都心線の方が終電が遅くなることから(なお副都心線の土休日の終電は変わらない)、5分の終電繰り上げで済んでいる。

そもそも近年増発を行ってきたのは月島・豊洲方面の人口が増えているためなのだが、前回2020年3月14日ダイヤ改正でやっと昼間5分間隔(毎時12本)運転にまでこぎつけたものの既に利用者の大幅な減少が始まっていた。しかも地下鉄有楽町線は直通運転を行っているとはいえ和光市発着の運転本数を調整すればいくらでも減便はできること、前回2020年3月14日ダイヤ改正より増発した西武有楽町線の昼間毎時10本運転をたった1年で取りやめる可能性が十分あることを考えると、有楽町線の昼間の減便は十分考えられそうだ。


8. 結び

今回の2021年3月実施予定の東京メトロダイヤ改正では、各線で終電を繰り上げることとなった。

ただ東京都市圏の他社線が昼間の減便をほぼ行わないこと、相互直通運転を行っている路線が多いことから昼間の減便を行う路線は少なそうだ。

今後東京メトロでどのようなダイヤ改正を実施していくのか、見守ってゆきたい。

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