ラッシュ時の増発で輸送力増強へ! 都営大江戸線ダイヤ改正(2019年3月28日)

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東京都交通局は2019年3月5日、プレスリリースにて地下鉄大江戸線で3月28日にダイヤ改正を行うと公表した( 都営大江戸線のダイヤ改正を実施します )。今回はこれについて見ていく。

2019年3月16日全国一斉ダイヤ改正まとめについてはこちら!

1. 平日朝はオフピークに増発へ

今回の2019年3月28日東京都交通局ダイヤ改正では、2017年3月25日ダイヤ改正以来約2年ぶりに都営大江戸線でダイヤ改正を実施する。

まずは平日朝。清澄白河6時39分発両国・春日経由都庁前行きが光が丘5時45分発に延長し、16分空いていた運転間隔を埋めることとなった。これにより、10分間隔以内で運転される時間帯が光が丘5時53分発以降から光が丘5時37分発以降に繰り上がることとなった。

なおこの増発分の車両繰りの変更により、清澄白河5時00分発大門・六本木経由光が丘行きが増発されることとなり、清澄白河→汐留間では初電が10分~11分繰り上がることとなった。

これにより副次的に大門で都営浅草線の一番列車となる京急線直通快特羽田空港行きに連絡することができるようになり、羽田空港到着が19分繰り上がり、羽田空港国内線ターミナル(第1ターミナル・第2ターミナル)に5時42分に到着できるようになった。

また京急線内平和島で普通京急久里浜行きを抜かすため、京急川崎・横浜方面上大岡までこれまでの都営大江戸線の一番列車より早く到達できるようになった。

このほかにも光が丘6時16分発六本木・大門経由都庁前行きが増発する。

清澄白河6時59分発両国・春日経由都庁前行き、清澄白河7時33分発両国・春日経由都庁前行きが増発し、光が丘7時24分発六本木・大門経由清澄白河行きが都庁前行きに延長されることとなった。

また都庁前7時36分発春日・両国方面光が丘行きと都庁前8時13分発春日・両国方面光が丘行き、都庁前9時01分発春日・両国方面清澄白河行きが増発されたほか、清澄白河8時26分発大門・六本木経由光が丘行きが都庁前7時57分発に延長された。どうやら運用繰りの関係でプレスリリースに記載のないダイヤ改正も実施されているようだ。




2. 平日夕ラッシュ時も増発へ

また今回の2019年3月28日都営大江戸線ダイヤ改正では、平日夕ラッシュ時にも増発を実施する。

都庁前発の春日・両国方面電車は都庁前17時00分発~19時00分発まで5分間隔での運転となっているが、このうち都庁前17時20分発~18時00分発までが5分間隔から4分30秒間隔に短縮されることなり、輸送力が11.1%増加することとなった。

また5分間隔での運転も都庁前19時15分発まで延長され、合わせて2本増発されることとなった。

都営大江戸線で最も利用者の多い区間は六本木→新宿間であり、今回のダイヤ改正で4分30秒間隔で運転される時間帯が六本木18時10分~18時50分発となっており、平日夕ラッシュ時に最も利用の多い18時台の真ん中にに当たっている。平日夕ラッシュ時の輸送力が増強されることとなったようだ。

昼間は平日・土休日共に6分間隔のまま変わらないことから昼夕輸送力比を計算すると、83.3%から75.0%に変化しており、平日夕ラッシュ時の混雑が緩和されるようだ。

またさらに遅い時間帯でも増発されている。都庁前20時50分発春日・両国方面清澄白河行き、都庁前21時32分発春日・両国方面光が丘行きが新設されたほか、都庁前21時56分発春日・両国方面清澄白河行きが光が丘行きに延長し、周辺の光が丘行きと運転間隔を均等化させるために時刻変更を実施した。これにより当該時間帯では7分30秒間隔から7分間隔に短縮し、輸送力が7.1%増加した。




3. 土休日も増発へ

また今回の2019年3月28日都営大江戸線ダイヤ改正では、土休日も増発を実施する。

まずは土休日の朝から。増発されるのは都庁前7時台〜8時台発の春日・両国方面の2本で、6分〜7分間隔から4分〜6分間隔に短縮される。

この運用繰りの変更で清澄白河出入庫運用を増やすため、出庫として清澄白河6時59分発両国・春日方面都庁前行きと清澄白河7時27分発両国・春日方面都庁前行きが増発する。

また入庫運用として光が丘9時17分発六本木・大門経由清澄白河行きと光が丘9時43分発六本木・大門経由清澄白河行きが増発されることとなった。

次に土休日の夜間。これまで都庁前から見て春日・両国方面の列車が昼間と同じ6分間隔で運転されるのは都庁前19時54分発までであったが、今回のダイヤ改正で20時台に1本増発することで7分間隔から6分間隔に短縮したことで、6分間隔運転時間帯を30分延長し20時24分発までに繰り下げた。

このほかに光が丘23時21分発六本木・大門経由清澄白河行き、光が丘23時40分発六本木・大門経由清澄白河行き、都庁前23時40分発春日・両国方面清澄白河行きの3本を新設した。


4. 結び

今回の2019年3月23日東京都交通局ダイヤ改正では、都営大江戸線で平日朝のオフピークの運転区間延長を主とした増発や土休日や平日夕ラッシュ時の運転間隔の短縮などを実施した。

今後都営大江戸線でどのようなダイヤ改正が行われるのか、見守って行きたい。

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