全駅6両対応化へあと間近! 東京メトロ丸ノ内線ダイヤ改正(2018年5月26日)

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東京メトロは4月27日、プレスリリースにて5月26日に丸ノ内線でダイヤ改正を行うと公表した( 2018年5月26日(土)丸ノ内線でダイヤ改正を実施します )。今回はこれについて見ていく。

2018年3月17日全国一斉ダイヤ改正まとめについてはこちら!

1. 方南町駅改良工事に伴い分岐線で減便

今回の2018年5月26日東京メトロ丸ノ内線ダイヤ改正は、2017年10月13日ダイヤ改正以来約7か月ぶりに実施される。

今回のダイヤ改正では方南町駅6両編成対応化工事に伴い暫定的に1面2線の方南町駅を1面1線とすることから、最小4分間隔運転ができなくなるため時刻変更が行われるほかラッシュ時を中心に減便を実施することとなった。

ダイヤ改正内容は、方南町支線で平日は朝ラッシュ時に3往復、夕ラッシュ時に4往復が減便し、土休日は朝に1往復減便される。6両編成の中野富士見町発着の運転本数の変化はない。方南町乗り入れ可能な3両編成の最小運転間隔は4分間隔から5分30秒間隔となり、昼間も中野坂上での本線との接続列車の関係から5分間隔運転を実施しているところもあったが時刻変更が合わせて実施されている。

減便されるのは平日下り(中野坂上発方南町行き)は朝7時台に1本、8時台に3本(中野坂上8時13分発方南町行き、中野坂上8時44分発方南町行き、中野坂上8時59分発方南町行きの3本)、9時台に1本(中野坂上9時22分発方南町行き)の合計5本が減便される。代替としてオフピークの6時台(中野坂上6時41分発方南町行き)と10時台(中野坂上10時01分発方南町行き)が増発される。また夜は17時台に1本、18時台に2本、19時台に1本される。

また平日上り(方南町発中野坂上行き)では7時台に1本(方南町7時59分発中野坂上行き)、8時台に2本(方南町8時29分発中野坂上行き、方南町8時54分発中野坂上行きの2本)が減便される。また夜は17時台に2本、18時台に2本減便されることとなる。

これにより昼間は平均7分30秒間隔(毎時8本)で変わりないものの、平日夕ラッシュ時は平均5分間隔から5分30秒間隔に延びることから昼夕輸送力比を計算すると、66.7%から73.3%へと上昇することとなるが、適正範囲内に収まっている。多少ラッシュ時の混雑は増すと思われるが、最小限に抑えられるようだ。

また土休日は上り(方南町発中野坂上行き)が7時台に1本、下り(中野坂上発方南町行き)が8時台に1本減便されることとなった。

なお、6両編成の中野富士見町発着列車も3両編成列車の減便に伴い運転間隔を極力均等化するため時刻調整が行われるほか、本線中野坂上~荻窪間でも中野坂上での分岐線との接続待ちのため時刻調整が行われるが、いずれも運転本数の増減はない。




2. 今後の工事スケジュールはどうなる

今回の2018年5月26日東京メトロ丸ノ内線ダイヤ改正は方南町駅6両対応化工事に伴って実施されるものであるが、今後いつごろまでに6両対応化が成されるのか。

プレスリリースによれば2018年5月~9月には方南町駅2番線を使用停止して6両編成対応化工事を行い、2018年9月~2019年1月には方南町駅1番線を使用停止して6両編成対応化工事を行うとしている。つまり方南町駅の6両編成対応化工事の完成は2019年1月の予定であるが、6両編成の乗り入れは2018年9月の方南町駅2番線6両対応化工事完了時にできるようになるはずだ。ともなると、方南町駅の6両編成乗り入れは最短で2018年9月下旬に実施されるのではないだろうか。


3. 結び

今回の2018年5月26日東京メトロ丸ノ内線ダイヤ改正では、方南町駅6両編成化対応工事の進捗に応じ1面1線しか利用できなくなることから、分岐線で減便を実施することとなった。方南町駅に6両編成が入線するのはあとは時間の問題で、遅くとも2019年内には乗り入れできるようになりそうだ。東京メトロでは2019年2月より新型車両2000系を導入予定であるが、導入は6両編成53本のみで3両編成の投入を行わない見通しだ。

今後工事の進捗と新型車両導入により東京メトロ丸ノ内線でどのようなダイヤ改正を実施するのか、見守ってゆきたい。

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