JR九州は2025年6月12日、プレスリリースにて2025年7月1日に長崎本線でダイヤ改正を行うと公表した。今回はこれについて見ていく。
2025年3月15日東海道山陽新幹線ダイヤ改正まとめはこちら!
1. 長崎本線普通列車の気動車を新型車両YC1系に統一へ!
今回の2025年7月1日JR九州ダイヤ改正では、新型車両YC1系気動車を長崎県に追加投入する。
2022年9月23日の西九州新幹線部分開業に合わせ長崎本線では特急「かもめ」の運転を終えたことから、肥前浜~長崎間で非電化化、415系電車や817系電車運用を気動車で置き換えた。この際に車両不足もあり一部を製造後40年以上経過し老朽化していたキハ47系で置き換えていた。
が新型車両YC1系の投入が追いついたことからキハ47系を置き換え、唐津線直通を除く気動車による長崎本線普通列車を全列車YC1系気動車で運転することとした。
これによりキハ47系2両編成5本をYC1系7両に置き換えることとなった。運用数としてはキハ47系2両編成4運用とYC1系2両編成2運用をYC1系2両編成4運用と3両編成1運用に再編、YC1系の予備車を2両編成3本から2本に削減する。これにより朝の小長井7時04分発普通諫早行きはYC1系4両運転から3両運転に減車する。なお2両運転は2両運転のまま変わりない。
ただこの長崎本線へのキハ47系投入に合わせてトイレなどを改造していたが、たった3年でお役御免になるとは。お金の無駄遣いなんじゃないですかね。
2. 里信号場廃止と東諌早駅棒線化で合理化へ!
また今回の2025年7月1日JR九州長崎支社ダイヤ改正では、長崎本線里信号場を廃止し東諌早駅を2線から1線に棒線化する。
そもそもこれらの設備は長崎本線特急「かもめ」を朝夕毎時2本運転する中で普通列車も合わせて以下に列車交換は追い抜きを行うかで設置された設備で、2022年9月23日の西九州新幹線武雄温泉~長崎間開業で特急列車が通らなくなったため里信号場や東諌早駅の列車交換設備を使う必要がなくなっていた。
このため今回の2025年7月1日JR九州長崎支社ダイヤ改正で設備廃止するとしたようだ。
3. 結び
今回の2025年7月1日JR九州長崎支社ダイヤ改正では、YC1系気動車を7両追加投入し国鉄キハ47系8両を置き換え、長崎本線の普通気動車をすべてYC1系気動車に統一するに至った。
今後JR九州でどのようなダイヤ改正を実施するのか、見守ってゆきたい。
2025年3月15日東海道山陽新幹線ダイヤ改正まとめはこちら!
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