
今回はこれから2026年3月以降西武池袋線ダイヤ改正について見ていく。
1. 西武池袋線で昼間急行毎時6本・普通毎時6本のシンプルダイヤに変更か!
西武池袋線では沿線で再開発を進め沿線価値を高めている。
特に西武鉄道本社のある所沢では大型商業施設をつくったこともあり、快適な生活を送ることができる街へと変貌しつつある。電車に乗らなければね。
一方で所沢から東京に出る最短ルートである西武池袋線の昼間のダイヤが分かりにくく、特急毎時1本、急行毎時3本、準急毎時3本(うち毎時2本は石神井公園で地下鉄副都心線からの快速急行に連絡)、普通毎時8本(うち毎時4本豊島園行き)という非常に分かりにくい構成としている。おかげさまで練馬や所沢に行くのにいたずらに時間がかかりやすいのだ。
地下鉄副都心線直通快速急行は練馬に停車するんだ、練馬に急行が停車してもいいじゃないか。
いやむしろ昼間練馬に急行が停まらないから急行毎時3本、準急毎時3本、各駅停車毎時8本かつ急行と準急が不均等で準急もうち毎時2本だけが地下鉄副都心線からの快速急行に石神井公園で連絡するというバチクソ使いにくいダイヤになっているのではないか。おかげさまで所沢駅周辺の環境は改善したものの、西武池袋線が使いにくいがゆえにぜんぜん人口が増えないのである。
この際もう昼間は練馬に急行を毎時6本停車させ急行毎時6本・各駅停車毎時6本にでもした方が新宿線同様にわかりやすいし使いやすくなるのではないか。
しかも西武鉄道は2026年3月14日運賃改定を行うが全国的に運賃値上げに際し国土交通省より経費削減を求められているほか、外資から廃線を求められるほど鉄道網の合理化を求められている。もっとも廃止までは行きすぎだとしても昼間空席があまりに目立っていることから、昼間急行毎時6本と普通毎時6本くらいにまで減便して合理化を図るべきではないだろうか。
まあ大泉学園や保谷の混雑分散も兼ねて地下鉄直通は昼間は保谷止まりまたは清瀬止まりの各停または準急毎時6本で十分だろう。
2. 池袋線で意外と侮れない準急
ただ西武鉄道としては落とせない需要がある。それが石神井公園~所沢間の急行通過駅である。
そもそも一般的に急行など速達列車停車駅は利用が多く、急行通過駅は利用が少ないことが多い。が、西武池袋線は石神井公園~所沢間の急行通過駅はほとんどで1日あたり各駅乗降人員6万人以上と急行停車駅である石神井公園やひばりが丘と遜色ないどころか、他私鉄であれば急行が停車するか各駅停車のみの停車であっても昼間毎時8本以上の停車があってもおかしくないレベルである。この需要を救済するために石神井公園~所沢間でも各駅に停車する準急を運転しているのである。西武池袋線の準急は石神井公園から先の列車本数を減らすことが主目的ではなく、急行停車駅並みの利用がある石神井公園~所沢間の急行通過駅から練馬・池袋を速達で結ぶための列車なのである。
このため急行通過各駅の不動産屋も池袋まで先着速達をうたっている。
そうなると石神井公園で練馬停車の急行と地下鉄からの清瀬行き各駅停車を連絡させたところで急行通過駅からの支持が得られないのではないだろうか。
3. 結び
今回の2026年3月以降西武池袋線ダイヤ改正予測では、急行を昼間に限り練馬に増停車し昼間に急行毎時6本、各駅停車毎時6本に再編し大きく減便する可能性がある。
今後西武池袋線でどのようなダイヤ改正を行うのか、見守ってゆきたい。


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