
JR東海は2026年1月6日、プレスリリースにて東海道新幹線向け個室を2026年10月1日に導入すると公表した。今回はこれから2026年10月1日東海道新幹線ダイヤ改正について予測していく。
1. のぞみ個室導入で東海道新幹線の個室復活へ!
今回の2028年10月1日東海道新幹線ダイヤ改正では、最速達列車「のぞみ」の一部に個室を導入する。
東海道新幹線の個室は1986年3月3日から2003年9月16日まで運用していた100系新幹線に設置していたが、主に「ひかり」と晩年「こだま」運用のみだったため「のぞみ」に個室がついたことはない。このため東海道新幹線の個室としては約23年ぶり、最速達列車「のぞみ」として史上初の個室設定となる。
この個室はファーストクラス級の座席を用意しており、グリーン車より上位の最上級座席になるとしている。
導入するのは2人用個室1室を7号車、1人用個室1室を10号車の計2室設置する。
もっとも個室の新製時からの導入は2026年以降に登場したN700S16両編成のみだが、改造による設置も含めると2024年以降に投入したN700S16両編成が対象で、2026年5月現在JR東海所有17本およびJR西日本所有3本が対象となる。東海道山陽新幹線用16両編成全175本中20本となると設定本数が少ないが、順次N700Sを投入することで個室設置編成を拡大するもようだ。
なおこの個室はデッキ部などの空間を改造したものであるため、グリーン車・普通車の座席数変更はない。
ただこの個室導入「のぞみ」を設定するのに際し運用を固定しなくてはならない。このため2026年10月1日に東海道新幹線でダイヤ改正を行うのではないだろうか。
2. 最速達列車「のぞみ」終日毎時13本化はできるのか?
まず一番真っ先に思いつくのが、東海道新幹線主力で最速達列車の「のぞみ」の増発である。
東海道新幹線では2026年3月14日ダイヤ改正より「のぞみ」の最大毎時13本運転を開始した。もっとも朝夕に限られているが、今後終日に拡大してもおかしくはない。
そもそも東海道新幹線最速達列車「のぞみ」が毎時13本運転するなんてゴールデンウィーク・お盆・年末年始などの多客期3日以上の連休くらいしかないが、このような日は普通車指定席はおろか朝夕はグリーン車指定席も満席になる。このため予約を取りやすくするために「のぞみ」最大毎時13本運転を朝夕のみから終日に拡大するのではないだろうか。
しかも「のぞみ」毎時13本運転時間帯を拡大すれば毎時1.5本の「のぞみ」が東京~新大阪間2時間30分運転から2時間27分運転に短縮するほか、小田原停車「ひかり」の東京~新大阪間の所要時間も2時間54分から2時間51分に3分短縮することができる。かくして「のぞみ」を毎時13本運転しないような日であっても毎時1本~2本程度の東海道新幹線で所要時間を短縮することができることから、運用合理化につなげることができる。
また列車が増えることで線路密度が高くなり遅延する可能性も考えられたが、2026年4月~5月のゴールデンウィークに朝夕に「のぞみ」を毎時13本に増発したところ混雑が分散しむしろ既定の駅停車時間で済む列車が増え定時運転できる列車が増加、最大遅延も7分程度と「のぞみ」毎時12本運転時と変わらない結果となった。このため終日「のぞみ」毎時13本運転を行っても運転上大きな問題はないことが実証されている。
ただJR東海はダイヤ改正とほかのものを極力同時に行わないようにしている節がある。というのは同じ日に一斉に変えてしまうとトラブル多発リスクが増えるためである。このため2026年10月1日の東海道新幹線個室導入に合わせ時刻変更を伴うダイヤ改正を行うのは避ける可能性もある。
ただ2026年4月からの世界情勢の変化により原油が大幅に値上がり、原油不足で今後航空機の運航制限をきたす可能性がある。そのとき日本国政府からの要請で影響を最小限にすべく東海道山陽新幹線「のぞみ」を増発することで航空機から新幹線への旅客移動を促す可能性がある。このため終日「のぞみ」毎時13本化を達成すべく例年にはない10月1日ダイヤ改正を東海道山陽新幹線で行う可能性はありそうだ。
3. 結び
今回の2026年10月1日東海道新幹線個室導入では、同時にダイヤ改正を行うことで「のぞみ」毎時13本運転が終日に拡大することで多客期の輸送力を拡大することができるほか、平常時でも「のぞみ」や「ひかり」で毎時1本~毎時2本程度所要時間を3分短縮し運用効率を上げる可能性がある。
今後東海道新幹線でどのようなダイヤ改正を実施するのか、見守ってゆきたい。
関連情報:新幹線車両(N700S)および在来線特急車両(HC85系)の追加投入について – JR東海


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