さくら指定席予約集中かつ航空機半減でみずほ格上げ値上げか! 山陽新幹線ダイヤ改正予測(2027年以降予定)

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さくら指定席予約集中でみずほ格上げ値上げか! 山陽新幹線ダイヤ改正予測(2025年以降予定)

JR西日本では2023年4月1日に山陽新幹線「のぞみ」「みずほ」で値上げした一方で、「さくら」の値段を据え置いたため慢性的に「さくら」が混雑している。今回はこれから2027年3月以降山陽新幹線ダイヤ改正について見ていく。

※この記事は当初2025年3月以降ダイヤ改正で予測を出していましたが、さらに確度が高まったため2027年3月以降ダイヤ改正にて実施に修正し加筆しています。

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1. 山陽新幹線で最も予約の取りにくい列車「さくら」

山陽新幹線では東海道新幹線に直通する「のぞみ」や九州新幹線に直通する「みずほ」「さくら」を運転し、そのほとんどの列車が山陽新幹線内新大阪~博多間先着で運転している。

が、「のぞみ」は16両編成中10両が普通車指定席で2人掛け&3人掛けで1列車あたり783席の普通車指定席の設定があるなど座席数が多く、朝夕は毎時3本、多客期は最大毎時7本で運転するほど列車本数が多く座席が取りやすいが、「みずほ」「さくら」は8両編成と短いかつ普通車指定席が4両半の2人掛け&2人掛けで座席数が282席と「のぞみ」の3分の1程度しかなく、毎時2本程度しか運転がない。しかも「みずほ」「さくら」は2人掛け&2人掛けゆえ窓側と通路側座席幅が46cmと「のぞみ」より2cm幅が広く快適なのだ。

もっとも「のぞみ」と「みずほ」は同一料金だが、同じく新大阪~博多間を先着することが多い「さくら」はやや安いのだ。

しかも2023年4月1日山陽新幹線「のぞみ」「みずほ」新幹線特急料金改定で「さくら」との差は320円しかなかった料金差は740円差にまで広がっているほか、2027年7月1日より1,020円とさらに差額が広がる。




そもそも同一車両なのに「みずほ」より「さくら」で料金差が生じているのは「さくら」の方が停車駅が多く新大阪~博多間で4分~10分程度所要時間が長くなっているためである。これは「みずほ」「さくら」は2011年3月12日の九州新幹線全通まで新大阪~博多間で運転していた「ひかりレールスター」の延長列車としての位置づけであったため、「のぞみ」の停車しない各駅間を結ぶ列車としての位置づけがあるため「さくら」の新幹線特急料金を「ひかりレールスター」と同額にした。また「ひかりレールスター」と同等とするため訪日外国人用JR全線乗車券ジャパン・レール・パスでも追加料金不要で乗車することができる。

が新大阪~博多間先着で停車駅が多いということは純粋に利用者が増え1列車あたりの利用者が増えるということであり、さらに安くて訪日外国人も利用するため「のぞみ」の利用でも構わない旅客が「さくら」の指定席を予約してしまい多客期のみならず普通の土日でさえも満席になってしまう事態に発展している。

しかも「さくら」は「のぞみ」「みずほ」と比べ安いため山陽新幹線を運営するJR西日本としては「さくら」の予約が埋まってもあまりうれしくない。なんなら先述した通り2023年4月1日に「のぞみ」「みずほ」の新幹線特急料金を値上げしたくらいだ。

このためJR西日本は山陽新幹線「さくら」も値上げを図ろうとしているのではないか。




2. 「さくら」値上げに立ちはだかる壁

ただ山陽新幹線「さくら」を「のぞみ」「みずほ」並みの新幹線特急料金に値上げするには壁がある。

新幹線特急料金の上限変更には国土交通省への認可が必要である。そしてこの新幹線特急料金の申請は「のぞみ」号等とそれ以外、および「のぞみ」号等とそれ以外の列車との差額の3種類で行っている。このため在来線特急のような紙一枚の届出では済まない。

もっとも「のぞみ」停車駅相互間ではすでに「のぞみ」号等の新幹線特急料金上限認可済みである。「のぞみ」停車駅相互間であればすでに国土交通省の料金認可を受けているので実際の「のぞみ」停車駅パターンにはない徳山~新山口間の利用でも「のぞみ」号等とみなされれば割高なのぞみ新幹線特急料金を徴収しても良いのだ。

ただし、「のぞみ」号等新幹線特急料金は「のぞみ」通過駅には設定していない。このため「のぞみ」1本も停車しない駅に停車する新幹線にはのぞみ新幹線特急料金を徴収させることはできない。

「さくら」が停車するにもかかわらず「のぞみ」が全通過する駅を調べると2つある。1つは三原、もう1つが新下関である。このうち三原は三原20時34分発臨時「さくら582号」新大阪行きしか停車しないしこの臨時「さくら」は主に多客期しか運転していないほか、三原停車は後続の「みずほ610号」新大阪行きの通過待ち目的で行っているため運転停車に変えてしまえば何の問題もない。

一方新下関は毎日9本の「さくら」が停車するため無視ができない。このため「さくら」を「のぞみ」「みずほ」と同額にするには新下関発着の「のぞみ」等新幹線特急料金の認可申請を国土交通省におっこなわなければならない。

ただしすでに運転している区間内での途中駅発着の認可申請のため比較的早く通りやすい。現に「のぞみ」が西明石に新規停車する際に西明石発着の「のぞみ」等新幹線特急料金を認可申請した際にはほどなくして認可が下りている。

このため運賃値上げほどには難易度は高くはないと言えるだろう。




3. ラクなのは「さくら」の「みずほ」格上げ!

そこでラクなのが新下関を通過する「さくら」の「みずほ」への順次格上げである。

列車愛称の変更だけであれば国土交通省の認可も必要なく行うことができる。

このため2025年3月山陽新幹線ダイヤ改正以降停車駅を変えないまま「さくら」の「みずほ」格上げによる値上げを行っていくのではないか。

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4. 航空機相次いで減便で値上げしやすい環境に!

(2026.10.29 追記)また山陽新幹線と競合する航空機では2026年10月25日冬ダイヤより大幅な減便を行っている。

伊丹空港~福岡空港間ではIBEXエアラインズ(ANAとコードシェア)1日2往復が撤退し消滅、日本航空JALが1日4往復化2往復に、全日本空輸ANAが1日5往復から4往復にそれぞれ減便し合計1日11往復から6往復にほぼ半減してしまったのである!しかも博多駅から地下鉄空港線で2駅5分で到達できる世界一市街地に近い便利な空港である福岡空港発着でこれである。もはや伊丹空港~熊本空港や鹿児島空港よりも便数が少なく、完全に航空機が白旗を振って撤退しつつあるのである!

そもそも山陽九州新幹線「みずほ」「さくら」の前身700系「ひかりレールスター」は、航空機との競合を目的に新大阪~博多間を約2時間35分で結ぶ指定席2人掛け&2人掛けシートかつ自由席設定列車として登場、全車指定席で割高料金を取る「のぞみ」毎時1本とは別に970円安くかつ快適な普通車指定席環境をつくる列車として航空機と競合してきた。

が、2020年3月14日東海道山陽新幹線ダイヤ改正で16両編成がすべて16両編成化し臨時列車含め「のぞみ」全列車300km/h運転に速達化し新大阪~博多間2時間28分以内運転となっているほか、博多発着16両「のぞみ」もゴールデンウィーク・お盆・年末年始は最大毎時6本も運転できるようになった。しかもこれらの多客期であっても広島~博多間では直近の列車でも「のぞみ」指定席が予約できるし、新大阪~博多間でもその日の「のぞみ」は予約が取れるほどである。新幹線で快適な移動時間3時間以内で移動できることもあり運転本数が多く座席が多くて直前でも予約が取れる山陽新幹線にどんどん客が流れ、航空機の利用者がどんどん減り、ついには伊丹空港~福岡空港間の航空機を半減するに至らしめたのである。

つまり大阪府~福岡県間の航空機を大きく削減し新幹線が決定的に勝利した理由は、「ひかりレールスター」の後継列車の維持ではなく16両「のぞみ」最大毎時6本化による輸送力増強である。安さと快適性がウリの「ひかりレールスター」とその後継の「さくら」の役割は終えていると言っていいだろう。

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また2026年10月25日航空機冬ダイヤでは、伊丹空港~熊本空港間でも減便、日本航空JAL直営便が1日4往復から2往復に減便し全日本空輸ANA1日6往復と天草エアライン(JALとコードシェア)1日1プ福と合わせて1日11往復から1日9往復に減便している。九州新幹線全通時に新大阪~博多~熊本~鹿児島中央間で運転を開始した山陽九州新幹線「みずほ」「さくら」もきちんと航空機に対して優位に攻勢を進めているのである。

そしてまだまだ航空機の残る新大阪~熊本・鹿児島中央間直通列車「みずほ」「さくら」の多客期の指定席を取りやすくする方法は、「さくら」を順次最大1,020円高い「みずほ」に格上げし値上げ、新幹線特急料金が安いという安直な理由なだけで新大阪~博多間で「さくら」を使わせないことである。また中期的には山陽九州新幹線「みずほ」「さくら」用N700系8両編成から新型車両S0系への車両更新時に普通車指定席を2人掛け&2人掛けをとりやめ「のぞみ」同様2人掛け&3人掛けに変更、普通車指定席の輸送力を1.25倍に増やして予約可能座席を増やすべきだろう。快適性言うなら新型車両S0系に更新しても2人掛け&2人掛けで残るグリーン車に乗ればいいだけのことだし。

なにせ新幹線が航空機との競合に勝つためには所要時間短縮と予約可能座席数の増加が重要であって、安さと快適性は必要ないということがわかってしまったのだから。


5. 結び

今回の2027年3月以降山陽新幹線ダイヤ改正予測では、航空機が大きく減便したことでJR西日本の増収目的で山陽新幹線「さくら」の一部が「みずほ」に格上げする可能性がある。

今後山陽新幹線でどのようなダイヤ改正を行うのか、見守ってゆきたい。

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