JRグループおよび私鉄各社では、2019年3月に一斉ダイヤ改正を行う。
3月ダイヤ改正のプレスリリース公表は一斉に行われ、公表日はJRグループでは2008年以降12月の第3金曜日に固定されており、今年も例年通りであるとすれば12月21日金曜日に行われる可能性があると思われ、大半の私鉄も同日に公表するものであると思われる。
その直前である今日はこれまで当サイトで行ったダイヤ予測と、これまでにでている外部情報をまとめることとする。★(星)の数は以下の凡例に示すように多いほど確定的である。横のリンクは当サイトに記事があるものは詳細記事、ないものは外部の出典にリンクしています。
またダイヤ改正一斉公表日はダイヤ改正速報を行う予定ですので、当日の報道体制および注意点についてはこちらをご覧ください。
前年に引き続き目次を設けましたので、ご覧になりたい章に飛ぶことができます。
2019年3月16日全国一斉ダイヤ改正まとめについてはこちら!
▼目次▼
[今改の傾向][凡例][ダイヤ改正公表日予測][ダイヤ改正実施日予測]
各社ダイヤ改正内容予測
[JRグループ][東海道新幹線][山陽・九州新幹線][東北・上越・北陸・北海道新幹線][JR東日本][JR東海][JR西日本][JR四国][JR九州][JR北海道]
[大手私鉄][東急電鉄][小田急電鉄][京王電鉄][東京メトロ]
[地下鉄・地方民鉄・第三セクター][横浜シーサイドライン][三陸鉄道][伊豆箱根鉄道][富山地方鉄道][錦川鉄道]
▲目次ここまで▲
1.今”改”の傾向
今”改”、つまり今回のダイヤ改正の傾向は、2年ぶりに路線延伸を実施するほか、車両更新や編成増強を実施するため、昨年のダイヤ改正一斉公表と同等かそれ以上の規模となりそうです。今回のダイヤ改正では大阪都市圏で大きなダイヤ改正が見込まれるJR西日本のほかJR東日本や小田急電鉄、新幹線ではJR東海も主役となりそうです。
2.今”改”の予測
凡例
★★★(3):新聞記事や事前報道、車両出場状況などにより確定事項およびほぼ確定的なもの(当たる可能性99%以上)
★★☆(2):明確な根拠はないがおそらく起こると思われるもの(当たる可能性は60%くらい)
★☆☆(1):可能性はあるが、どちらかといえば起きそうにないもの(当たる可能性は20%くらい)
ただし新幹線については、本年よりより精密に評価を行うため、★の右のカッコ内に確率(主観評価)を記載します。
ダイヤ改正公表日予測
- ★★☆(2)2018年12月21日金曜日(12月第3金曜日、2012年は12月21日にダイヤ改正一斉プレスリリースを実施した)
- ★☆☆(1)2018年12月14日(前回の公表日12月15日に最も近い金曜日)
ダイヤ改正実施日予測
- ★★★(3)2019年3月16日土曜日(3月中旬の土曜日は3月16日しかないため)
- ★☆☆(1)2019年3月9日土曜日(3月16日を外した場合に、一番可能性の高そうなもの)
- ★☆☆(1)2019年3月23日土曜日(三陸鉄道のダイヤ改正日。ただし三陸鉄道と別日にダイヤ改正したことあり)
以下、ダイヤ改正内容について予測
★評価の右側のリンクがある場合、クリックすると詳細記事に移動できます
JRグループ
東海道新幹線
- ★★★(99%)東海道新幹線でN700系運用の定期列車増加
- ★★☆(85%)東京毎時40分発/03分着山陽直通多頻度「のぞみ」が東海道新幹線内でN700系専用ダイヤ化、東京~新大阪間で3分短縮し2時間30分運転実施
- ★★☆(85%)東京毎時10分発定期「のぞみ」の東京→新大阪間2時間27分運転実施時間帯の増加
- ★★☆(85%)東京毎時20分発多頻度「のぞみ」の東京→新大阪間2時間30分運転実施時間帯の増加
- ★★☆(75%)早朝・深夜の「こだま」で所要時間短縮
- ★★☆(70%)東京20時30分以降発の下り列車で所要時間短縮
- ★★☆(70%)東京22時30分以降着の上り列車で所要時間短縮
- ★★☆(60%)東京毎時47分発/56分着車僅少「のぞみ」がN700系専用ダイヤ化、東京~新大阪間で3分短縮し2時間30分運転実施
- ★★☆(55%)東京毎時50分発/53分着車山陽直通定期「のぞみ」が東京~新大阪間で3分短縮し2時間30分運転実施
- ★★☆(50%)東京毎時33分発/10分着岐阜羽島・米原停車の定期「ひかり」が岐阜羽島~新大阪間で3分短縮
- ★★☆(45%)東京毎時53分発/50分着車僅少「のぞみ」が東京~新大阪間で3分短縮し2時間33分運転実施
- ★★☆(35%)東京毎時00分発/43分着車定期/多頻度「のぞみ」がN700系専用ダイヤ化、東京~新大阪間で3分短縮し2時間30分運転実施
- ★★☆(30%)東海道新幹線でN700A3次車及び改造車に限り最高速度を285km/hから290km/hに引き上げ、東京~新大阪間最速2時間21分、昼間最速2時間26分に短縮
- ★★☆(25%)東京毎時10分発/33分着車山陽直通定期「のぞみ」がほぼすべての時間帯で東京~新大阪間で3分短縮し2時間27分運転実施
- ★★☆(25%)東京毎時20分発/23分着車多頻度/定期「のぞみ」がほぼすべての時間帯で東京~新大阪間で3分短縮し2時間30分運転実施
- ★★☆(25%)東京毎時56分発/47分着車新大阪発着定期「こだま」がN700系運転に統一
- ★☆☆(10%)東海道新幹線内の700系運用が全て臨時列車のみとなる
山陽・九州新幹線
- ★★☆(80%)東京毎時40分発/03分着山陽直通多頻度「のぞみ」が山陽新幹線内でN700系専用ダイヤ化、新大阪~博多間で所要時間短縮
- ★★☆(80%)「みずほ」「さくら」で最大7分程度の時刻変更
- ★★☆(55%)東京~岡山間運転の東京毎時03分発/東京毎時40分着定期「ひかり」が、山陽新幹線内で3分以上の所要時間短縮
- ★★☆(45%)新大阪から広島への最終列車繰り上げ
東北・上越・北陸・北海道新幹線
- ★★★(99%)北海道新幹線青函トンネル内で最高速度を140km/hから160km/hに引き上げ、新青森~新函館北斗間で所要時間短縮
- ★★★(99%)上越新幹線にE7系導入
- ★★★(99%)東北新幹線でE5系運用の定期列車増加
- ★★☆(85%)臨時列車も含めた新青森へのE2系乗り入れが廃止、新青森発着の臨時「はやて」消滅とE5系に統一
- ★★☆(80%)東京~仙台間を中心に臨時「はやぶさ」を定期列車に格上げ
- ★★☆(70%)盛岡発着定期「やまびこ」からE2系が引退
- ★★☆(70%)東京~盛岡間定期「はやて」がE5系化により「はやぶさ」化、盛岡以南での定期「はやて」消滅
- ★★☆(60%)盛岡発着定期「やまびこ」に1運用残るE3系併結運用が消滅、すべてE5系10両編成による運転に
- ★★☆(60%)上越新幹線にW7系乗り入れ
- ★☆☆(30%)仙台以北で定期「やまびこ」がE5系統一&320km/h化し、指定席・グリーン車利用時に「はやぶさ」加算料金を徴収するようになる
- ★☆☆(20%)上越新幹線で最高速度を240km/hから275km/hに引き上げ
- ★☆☆(15%)上越新幹線で増発
- ★☆☆(15%)北陸新幹線で増発
- ★☆☆(10%)盛岡発着臨時「はやて」廃止、すべて「はやぶさ」化
- ★☆☆(10%)上野~大宮間で最高速度を110km/hから130km/hに引き上げ、所要時間1分短縮
JR東日本
- ★★★(3)中央本線特急「あずさ」「かいじ」が座席未指定券制による全席指定化
- ★★★(3)中央本線特急「スーパーあずさ」を「あずさ」に統合
- ★★★(3)中央本線特急「かいじ」(9両編成)と併結する富士急行線直通の特急(3両編成)を毎日運転
- ★★★(3)中央本線特急の定期列車はすべてE353系化
- ★★★(3)中央本線特急のうち臨時列車ではE353系以外の形式が残る
- ★★★(3)東海道本線特急「踊り子」や「湘南ライナー」にE257系が導入
- ★★☆(2)一部の中央本線特急「あずさ」「かいじ」で所要時間短縮
- ★★☆(2)一部の東海道本線特急「踊り子」や「湘南ライナー」で所要時間短縮
- ★★☆(2)特急「成田エクスプレス」の土休日の富士急行線河口湖乗り入れ存続
- ★★☆(2)新潟駅で上越新幹線と羽越本線特急「いなほ」が対面乗り換えできる機会が増加
- ★★☆(2)「湘南ライナー」など東海道線ホームライナーの格上げ
- ★★☆(2)篠ノ井線「おはようライナー」が189系からE257系に運用変更
- ★★☆(2)横須賀線大船→東京間で平日朝ラッシュ時に増発
- ★★☆(2)朝ラッシュ時の内房線総武快速の削減
- ★★☆(2)えちごトキめき鉄道乗り入れJR列車が削減
- ★☆☆(1)昼間の内房線総武快速乗り入れの廃止
JR東海
- ★★☆(2)東海道本線特急「踊り子」の三島・修善寺乗り入れ廃止
JR西日本
- ★★★(3)おおさか東線新大阪~放出間開業
- ★★★(3)おおさか東線普通列車に201系が運用
- ★★★(3)おおさか東線直通快速をJR東西線尼崎発着から新大阪発着に変更
- ★★★(3)おおさか東線直通快速に321系や207系などを使用
- ★★★(3)嵯峨野線(山陰本線)京都~丹波口間に梅小路京都西駅が開業
- ★★★(3)新快速にAシート導入
- ★★★(3)学研都市線東寝屋川駅が寝屋川公園駅に改称
- ★★★(3)湖西線和邇駅に折り返し設備設置
- ★★★(3)和歌山線で227系1000番台が運転開始
- ★★★(3)JR神戸線で特急「らくラクはりま」設定
- ★★☆(2)大阪環状線・ゆめ咲線から201系が撤退、323系に置き換え
- ★★☆(2)大和路線(関西本線)久宝寺以西で平日朝ラッシュ時の快速・区間快速を減便
- ★★☆(2)琵琶湖線新快速が昼間毎時4本化
- ★★☆(2)JR京都線新快速が昼間毎時5本化
- ★★☆(2)湖西線直通新快速の大阪発着列車の増加
- ★★☆(2)湖西線和邇発着の列車が近江今津発着列車を短縮する形で設定
- ★★☆(2)湖西線料金不要優等列車(新快速など)が堅田以北で各駅停車に変更
- ★★☆(2)特急「はまかぜ5号」や特急「スーパーはくと13号」などで山陽本線内停車駅増加
- ★★☆(2)阪和線特急「くろしお」が1往復減便
- ★☆☆(1)JR京都線・JR神戸線で昼間の新快速毎時6本化、快速毎時2本化
- ★☆☆(1)JR京都線・JR神戸線で昼間の普通電車毎時6本化
- ★☆☆(1)湖西線直通新快速の廃止
JR四国
- ★★☆(2)2700系新型特急気動車投入
- ★★☆(2)管内普通列車の削減
JR九州
- ★★★(3)筑肥線波多江~筑前前原間に糸島高校前駅開業
- ★★★(3)在来線では時刻修正と増結程度のダイヤの見直しのみ実施
- ★★☆(2)筑肥線糸島高校前に平日は快速停車
- ★★☆(2)香椎線にBEC819系を導入
- ★☆☆(1)筑肥線糸島高校前に土休日も快速停車
JR北海道
- ★★★(3)根室本線直別、尺別、初田牛の3駅が廃止
- ★★★(3)石勝線夕張支線新夕張~夕張間が廃止(2019年4月1日)
- ★★★(3)函館本線函はこだてライナーの運転時刻変更
- ★★☆(2)特急「スーパー北斗」の運転時刻変更
- ★★☆(2)臨時特急「北斗」の「スーパー北斗」格上げ
- ★★☆(2)石北本線特急「オホーツク」にキハ261系を投入し、所要時間短縮
- ★★☆(2)根室本線古瀬駅の廃止
- ★☆☆(1)千歳線快速エアポートの昼間毎時5本化
- ★☆☆(1)4月までの札沼線北海道医療大学~新十津川間の廃止
大手私鉄
東急電鉄
- ★★★(3)田園都市線で早朝に増発
小田急電鉄
- ★★★(3)代々木八幡駅ホーム改良工事により新宿発着10両編成各駅停車を設定
- ★★★(3)開成に急行を停車
- ★★☆(2)開成に快速急行を停車
- ★★☆(2)平日朝に通勤急行を増発
- ★★☆(2)8両編成の通勤急行の増加
- ★★☆(2)急行の終日経堂停車化
- ★★☆(2)地下鉄千代田線直通特急ロマンスカーの増発
- ★☆☆(1)平日朝に快速急行を増発
- ★☆☆(1)通勤急行の経堂停車化
京王電鉄
- ★★☆(2)新宿発下り「京王ライナー」の増発
- ★★☆(2)新宿行き上り「京王ライナー」の設定
東京メトロ
- ★★★(3)千代田線北綾瀬駅10両対応化、北千住・代々木上原方面と直通運転開始
- ★★☆(2)千代田線北綾瀬発着の3両編成を存続
- ★☆☆(1)千代田線北綾瀬発着の3両編成を昼間も存続
地下鉄・地方民鉄・第三セクター
横浜シーサイドライン
- ★★★(3)金沢八景駅本駅舎移転により所要時間延長
三陸鉄道
- ★★★(3)JR東日本より山田線宮古~山田間を移管、北リアス線と南リアス線と合わせてリアス線に一本化(2019年3月23日)
- ★★★(3)払川、八木沢・宮古短大の両駅開業
伊豆箱根鉄道
- ★★☆(2)駿豆線特急「踊り子」の三島・修善寺乗り入れ廃止
- ★★☆(2)駿豆線で終日パターンダイヤ化
富山地方鉄道
- ★★★(3)不二越線稲荷町~不二越間に栄町駅を開業
錦川鉄道
- ★★★(3)南桑~根笠間に清流みはらし駅開業
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