京都超混雑で嵯峨野線増車増発と嵯峨嵐山特急臨時停車へ! JR西日本嵯峨野線臨時列車運転(2023年10月~12月)

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京都超混雑で嵯峨野線増車増発と嵯峨嵐山特急臨時停車へ! JR西日本嵯峨野線臨時列車運転(2023年10月~12月)

嵯峨嵐山に特急が臨時停車します。

JR西日本は2023年9月21日、プレスリリースにてにて10月~12月に嵯峨野線で臨時増発を行うと公表した。今回はこれについて見ていく。

1. 嵯峨野線で秋紅葉シーズン恒例の増車増発実施へ!

今回の2023年10月~12月JR西日本嵯峨野線臨時列車運転では、混雑緩和のため臨時列車を増発する。

この臨時列車増発は秋の紅葉シーズン恒例で行っているもので、同時期には京阪電車や叡山電車でも臨時列車の増発や臨時ダイヤ運転を行っている。

今回のリッジ列車運転では、2023年10月21日~12月10日に、平日は9往復、土休日は10往復の増発を行っているほか、11月11日からの土休日はさらに1往復増発し11往復の増発となっている。

ただ、本年はJRおでかけネットの時刻表で臨時列車の詳細時刻が表示されておらず、現地の掲示のみとなる。

今回の臨時列車運転で平日は9往復、土休日は10往復増発で、そのうちのほとんどが京都~嵯峨嵐山間のみの増発、昼間毎時4本から毎時5本への増発となっている。増発列車は原則各駅に停車する普通列車だが、土休日は2往復だけ快速運転を行っている。このため快速嵯峨嵐山行きも見られる。

このほか今回の臨時列車運転では、嵯峨野線で4両から6両、6両から8両への増車も行う。

ただ、JR西日本京滋支社ではこれ以上の増車・増発は不可能としている。いやいや、JR京都線普通電車用207系7両編成や321系7両編成が平日昼間や土休日終日余っているではないか。7両編成なので8両運転可能な嵯峨野線での運転は可能だし、嵯峨野線を3ドア車に揃えたいなら平日昼間や土休日終日の湖西線普通電車を一時的に207系や321系運用に置き換え、それで余剰となった221系や223系を嵯峨野線運用に振り替えればいいのではないか。2023年4月1日から湖西線では113系や117系などの国鉄型電車の運転はなくなったから、車両制約も大きく減っているわけだし。




2. 嵯峨嵐山に特急臨時停車へ!

また今回の2023年10月~12月JR西日本嵯峨野線臨時列車運転では、特急列車を嵯峨嵐山に臨時停車する。

嵯峨嵐山に特急列車が停車するのは10月21日~12月10日のうちの土休日となっている。嵯峨野線の特急列車は全車指定席なので着席保証もついている。

対象となるのは京都発嵯峨嵐山方面がが京都9時25分発、10時25分発、11時25分発の3本、京都行きが嵯峨嵐山14時56分発、15時56分発、16時56分発、17時57分発となっている。京都~嵯峨嵐山間の特急列車の所要時間は10分となっている。

特急列車は4両または7両編成での運転となっている。ただこれらの特急列車は元来京都府北部や兵庫県北部の福知山・豊岡・舞鶴方面と京都、東海道新幹線連絡名古屋・東京方面を結ぶ中距離列車であり、短距離の混雑緩和は主目的ではない。とはいえ特急「きのさき」単独4両運転ならまだ着席率が高いのだが、特に増解結が必要な特急「はしだて」「まいづる」の場合、どんなに乗客が少なくても7両で運転しなければならず空席がかなりできていた。その特急列車の空席を埋め増収を図るという点では効果的だろう。

利用にはICカードICOCAを含む乗車券のほか座席指定の特急券が必要となる。現地で嵯峨野線特急列車のみ単独購入すると1,290円だが、東海道新幹線特急券と連続して同時購入すると乗り継ぎ割引適用で640円の加算で利用できるし、ネット予約e5489のチケットレス特急券なら特急列車単独利用でも600円で利用できる。多少割高に感じる人もいるだろうが、着席保証がついているものだし新快速Aシートもe5489で600円であることを考えるとそれに合わせたのだろう。


3. 結び

今回の2023年10月~12月JR西日本嵯峨野線臨時列車運転では、秋恒例の臨時列車の増発や増結を行うこととなったほか、今シーズンより特急列車が嵯峨嵐山に臨時停車することとなった。

今後京都観光客が集まる中、JR西日本でどのようなダイヤ改正を実施していくのか、見守ってゆきたい。

関連情報:嵯峨野線 混雑緩和に向けた対応について

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